紙の本
栴檀は双葉より芳し
2015/12/13 12:44
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投稿者:はにまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
同類と思って口説きかけたら「死ねホモのオカマ野郎」と罵倒され、仕事もやめて郷里へ逃げ帰った受。8年後異動した先の上司がその罵倒した男。8年前のことを理由も含めて真摯に謝罪してくるが、攻の左手には指輪が。今でも好きだけど気づかれたくない。「京都に帰ったおかげでパートナーができて今は幸せだ」と嘘をつく。カミングアウトに伴い家族とは絶縁。無礼な部下の、上司との仲良しアピールにイライラMAX。
これでもかとばかりの切ない展開に、蓮川センセの美麗なイラスト。攻受ともに本当に美しい。
… な の に 漂 う 変 態 臭 (笑)
デビューのはるか前に書かれた投稿作が元とのことですが…。
さすが鳥谷センセ
事の初めから変態路線を突き進んでらしたのですね。
あっぱれです。
でもこれ舞台が警察である必要ないですよね。普通のリーマンでも一向にかまわないような。
紙の本
コノヤロウと言いたくなりました
2015/09/17 21:30
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投稿者:本と付録好き犬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に上司に腹が立って腹が立って…! 後から分かれば、ああそうだったのか
とは思けどねえ。でも主人公もちょっとはやり返しているのでまあいいか。
返り討ちにあってるけどね。 絵がまたピッタリで、余計に上司が腹立たしく
映りました。
電子書籍
えっちシーンの達人
2019/11/18 21:35
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投稿者:みっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さんの獣人作品は残酷なことが多いですが、この作品では後半から甘くて楽しめました。受けも攻めも強烈な過去は気にしてません的な大人の対応を演じてますが、実はドロッドロでその分気持ちを確かめ合ってからが甘くて変態的エッチが待っていました。受けが卑屈なツンツンで、過去の恋心も無くなるよね?って思うほどでしたが、攻め様が執着してくれてよかったです。京都特有の嫌味さも出てました(京都の方、すみません!)。それにしても、登場人物が何人も心無い台詞を言い過ぎです。でもあっさり許されてるのが薄ら寒いと感じました。そして8年もお互い思ってるなんてあるかなと疑問に思いつつ読みました。えっちシーンの描写は濃厚でめちゃよかったです。イラストは合ってるとは思えず残念でした。
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表紙買い!で鳥谷さんは2冊目なんだけれど、面白いですねぇ♪とっても気に入りました! 前半はなんとも片思いと嫉妬でちょっとシットリ系かと思いきや! 後半の攻の変態っぷりがもうエンジン全開?と思えるぐらいに笑えてよかったです♪
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京都府警が舞台の警察物ですが、驚くことに警察物なのに本筋に関わる大事件が一切起こらないというBL傑作です。
主人公の雪人は左遷的扱いでエリート公安からダメダメ少年課にとばされた身の上なので、出てくる事件は必然的にコモノになっているんですね…
とは言うものの、最後まで心は鷲づかみ。私的ヒットでした。
こちらは「サマータイム・ラプソディ」という新人賞参考作品として雑誌掲載されたものの加筆修正版だそうです。
私的には、チェロじゃなくて元のピアノの方が設定として自然だったと思うんですが。
鳥谷センセの原点ここにあり、というかんじ。ブレなく現在に至っているな~と思ってしまいました。センセの萌えツボが全てつまっている!
恋愛面ではくるおしく切なくて胸をしめつけられ、エロ面では局部の緻密な描写がシリアスの針を大きく振り切っていて…
うるっときた後、爆笑。でも、エロは濃厚ですごい!萌えがしっかりあるんですよね。
誤解が誤解を招く再会愛がたまらなかったです。8年前、自分の性癖を初恋の男の宝坂に罵倒されて以来、それが心の傷となってネガティブに生きてきた雪人。そんな彼が、思いがけず宝坂に再会してからは、叶わぬ恋にずっと身を焦がしてきたことに気付かれないようにと激しく悩む姿が切なくて切なくて。
人が変わったように紳士的な物腰の宝坂でしたが、過去の仕打ちとか指輪とか小鳩とか、雪人の気持ちを考えると怒りが湧き起こりました。
なので、宝坂の貴文への誤解には爽快な気持ちになることができました!貴文、いい仕事しています。そして最後のところでもっといい仕事をしていたことが判明。大爆笑でした。
宝坂の二面性にも噴きました。怒りが萎えます。けっこう努力していたんですね。
切ない恋心とHENTAIが、絶妙のバランスでミックスされた面白さが素晴らしいです。異常に萌えました!
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初読み作家さん。
絵師さん買い。
移動になった少年課で8年前に告白したがこっぴどい言葉でゲイを詰られた男に部下と上司として再会してしまった受け。 それがトラウマとなって傷心で地元京都に帰ったのに、しかも振られたにも関わらず8年忘れるどころか募る思いを抱えてきたのに。 しかも攻めは婚約者がいるらしい。悶々とする受けに攻めは当時のことを謝罪するので居もしないパートナーの話をしてごまかすしかなく。 鬱々とした切ない系と思いながら読んでいたら、後半あっさり二人の気持ちが通じ合い、しかも怒涛の変態チックなエチに突入にびっくり。
他の人に訊いたら変態作家さんの異名をお持ちなようで、ある意味納得?(笑)
変態エチに重きを置くあまり、そこまでの切ない気持ちはすっかり忘れあっさり出来上がったことに唖然としたけど、こういう作家さんなのね、と思えばまあ仕方ない。
着物の描写と京都のお祭りや街並みの描写が秀逸で詳しくて良かったです。
そして、やっぱり蓮川先生の絵は良い!
実は最初の15ページほどが視線が定まらなくて描写が分かりにくかったのと勢いがなかったので、頑張って読むしかないか?と思っていたころに蓮川先生の挿絵ページが出てきて気力をもらって読み進められました。ですが、その後はちゃんと読めました。ところどころ”ん?”と分かりにくい部分もありましたが読み終えてみると大丈夫だった感じです。
変態そのものは嫌いじゃないので、これを機に別な作品にも手を出す予定。
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★3・8
前半のせつなさは何だったんだってぐらい、後半激甘エロでした(笑)長年宝坂を想ってた雪人のいじらしさがたまらなかった;実は宝坂も最初から雪人を想ってたってわかってからも、本当かな?と半信半疑だった^^;裏があるんじゃ?と。雪人があっさり絆されててそれでいいの!?みたいな(笑)後半の変態プレイで本気で大事ってのがよくわかったけど!w最後の雪人父への挨拶のところすごい好き~。和解できて良かった!あと従兄の貴文との関係や京都弁もいい。
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格調高く流石な文章力なのに、どこかヘン、いや明らかにヘン、ヘンだこれは!と毎回思う鳥谷センセ大好き。この作品は何冊目かな。ベスト3に入りそう。先生らしい…というか先生にしてはヘン度ヘンタイ度低め(これでも?)じゃないでしょうか。先生の作品に感じてしまうことがある説明文的なパートがほとんど感じられず素直に読めました。びっくりする展開も少なめだったかな(あったけど)。でも私は完全にファンなので、鳥谷センセらしさということであんまり気にしないので、これから読む方の参考にはならないかもしれません…。びっくり展開とヘン度をお求めの方には「恋色ミュージアム」をお勧めいたします。
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両片想い大好き❤
警察CP
私はつい受け側に立ってしまうので、しばらく部下の小鳩がうざかったです(笑)そして、懐いてからは可愛いという、まんまと!(笑)
最後の最後までハッピーエンドで幸せなお話。
蓮川愛先生のイラストも大変美しいです。