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前半の「半自叙伝」は「自撰作品」の月報、後半の「創作ノート」は「古井由吉作品」の巻末に書かれたもの。
「自撰作品」を読まずに帰ってきてしまった。地元の図書館にはナイ…ちなみに安部公房全集もナイ。嗚呼。
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古井由吉さんについては競馬のエッセーと「円陣を組む女たち」という短編集、「楽天記」という長編を買って読んだぐらいです。
ドイツ語の先生から作家へ転身したとありずいぶん高尚な人なのだろうと思って作品を読むときは余計に身構えていました。この本を読んで古井由吉さんの作品をもっと気軽に読めるようになったと思います。それだけでも収穫になりましたね。(にゃ)
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古井由吉氏「半自叙伝」、2014.3発行です。半自叙伝と創作ノートから成ってます。半自叙伝は先日読んだ「人生の色気」(2009.11)とほぼ重なっています。著者のこの本の重点は後者に置かれたものと思います。著者の創作に関する日記、思い出が縷々記されてますが、私の心にはあまり響かなかったです。相性がよくない作家さんだと感じます。これでお別れにしたいと思います。
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古井氏のそのものずばりの自叙伝.半は要らないのでは?その時々の世相と共に作品の成り立ちや病気のことや家族との何やかやが,スッキリした簡潔な文章で述べられていて,その時々の感じたことどもも含めてしみじみとさせられました.