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帯表
常識を覆す身体術が桑田投手を再生させた
この10年でさらに進展したその技と術理を開陳
解説:森田真生
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まぁ・・・、岩波文庫でなければ、手にすることもなかったでしょうか。あの桑田選手の話から始まります。
世間で見かけるのなら、ちょっと「変」な人なのでしょう。
「変」と思うほどに、自分が明治以降の政策にはめられ、西洋近代的な頭脳にまんまと変容させられているんでしょうが・・・・。
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ベテランとなると自由な発想を持ちにくくなる。自分がやってきたこと、自分のやり方に非常にこだわり別のやり方に対しては端から見向きもしない人が多いものです。
これからの多様な時代を生き抜く智慧として、自国の中で育ててきた文化の原種を持っていること、つまり、その民族が長年育てててきた生活の知恵を持っていることは今後地球規模で人間の在り方がどうなるかが問われた時に、また人類全体がこれからどう生き延びていくかを考えるうえで、重要なヒントになる。
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疑問や問いが発露され,古今東西の書物によるヒントで土壌を創り,最後に身体で納得をする,この一連の流れこそ他に変えることの出来ない王道そのものである.この方法論は,決して運動のみならず,我々の日々行う研究にも適用できる.結局のところ,このような姿勢は本人の哲学なのだ.
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概要的な内容が多かったのは残念です。もう少し具体的で実践的なものを期待してました。まあ、こういうものを本に求めることが間違いかもしれません。知りたければ道場へ行け、ということでしょうね。
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【2014/12/11】
紹介者:森山さん
レビュー:米山
きつねの手をして抱きかかえると不思議な力に目覚める、、、、というオカルトではなく、事実、人間の体の特性をうまく引き出しながら、力点とすべきところが力点となるような動作が記載されているよう。
介護や人助の際にも役に立ちそう!
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武士だってなる。
足を踏み込まず体を崩すから切り返しができる。
3秒で2回切りこめる。
スランプは過去の良かった自分に比べて今が出来ないという気持ち。常に自分が出来ていないと思えばスランプはない。
なんというか。全編名言です。そして読んだところでやはり分からないw
あとがきの「過去の自分に教えてあげたい。あれから素晴らしい発見があるんですよ」というキラキラした感じがたまらない。
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桑田投手の復活を手助けした武術研究家が、既存の常識に囚われない身体の動かし方を紹介しつつ、探求の中で気付いた学びへの自論を展開する。身体の動きについては再刊行された2014年時点での探求成果も反映されていてよかった。格闘技はもちろん、スポーツ全般に通じる話なのでランニングの参考にしたい。
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具体的なからだの動きについて説明はあるのですが、やはり文字だけではなかなか想像が難しいところはありました。そういうことよりも考え方やものの見方がおもしろく読める本です。この著者に触れる1冊目としておすすめです。