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読了。
終戦から講和まで。
「戦争の遂行において、国民が為したあらゆる政治的、軍事的決定、行動に関して、全責任を負う者として、貴下が代表する国々の判断に我が身を任せる為に、ここにやってきました」
彼の人が命乞いに来るのではないか、と思ったマッカサーの危惧は完全に裏切られた。
戦後の復興はこの一言から始まったと言って過言ではあるまい。
しかしこれだけの大作なのに、終わりはアッサリ。
ちょっと寂しい。
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【大河評伝、ついに堂々の完結篇!】著者渾身のライフワーク、最終第七部は戦後篇。人間宣言、全国巡幸、東京裁判、新憲法公布、講和条約……激動の時代はさらに続く。
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第六部までは出版と同時に買って読んでいたのだが、第七部が出たことに気付かず、1年遅れで読んだ。
遂に完結。これに尽きる。サンフランシスコ講和条約締結による独立回復の後も、オリンピックや万博のような国家行事、天皇の訪欧などの皇室行事などに事欠くことはないが、象徴天皇ではなく、立憲制の下であっても統治権を総攬する君主としての天皇を描くには、ここで終わるべきと著者は考えたのだろうか。そうであっても、靖国問題に関する昭和天皇の言葉・考え方など、戦後を引きずるような話については、もう少し書いてほしかったし、もう少し言えば、まだ先を読み続けていたかった。