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紙の本
もっと「家元」や「ぼっち部」の設定を活かしてほしかった
2018/11/16 14:26
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投稿者：しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれのキャラクターが濃い。いわゆるYA本で、ラノベレーベルではないけれど、電撃やスニーカーのようなキャラの濃さがある。
それにも関わらず、物語自体は派手な展開はなく、大きな事件は起こらずに進んでいきます（推理物ですし、ちゃんと事件は起こってます。それも刑事事件。だけど、重くない）
タイトルが「家元探偵」だけど、生け花の描写も多くなく…
ひとりぼっち（浮いた）生徒が集まった「ぼっち部」を立ち上げるというユニークな設定にも関わらず、ぼっち部の活動もそんなに目立たない…
もうちょっと「ぼっち部」や「家元」という設定にスポットと当てた話や、個性豊かなメンバーの生活に迫った話を読みたかったな。
ただ、こういうメンバーの集まりがあっても面白いなと思いました。
私自身、学生時代に集まってる人たちが、キャラクターが濃く、それぞれ趣味も考え方もバラバラの人たちだったけど、すっごく居心地がよくて、学校が好きになったという経験があったので…。
個人的にはSkypeさんが好き。
Skypeさんの謎が明かされるも、深追いしない展開もよかったです。
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