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教養としてのクラスルームイングリッシュ
クラスルームイングリッシュが授業の活動形態、流れ等でまとめてあります。
目玉は付属のダウンロード式の音声。ベテランのナレーターというよりは若いナレーターで聞いていて新鮮な気持ちになりました。語末のs等の音が耳がキーンとするほど高いです。また、大半の読者である英語教師の英語力にふさわしい速度です。
しかし、この本で扱われている教室英語が生徒が理解できるほど易しいかといえば疑問です。have a blastという表現は私はこの本を通して初めて知りました。難しい教室英語を使った直後に言い換えるという技術を使うのもありですが、個人的には教室英語はすべての生徒が理解できる英語で行う必要があると考えるため特に学びの遅い生徒が多く在籍している環境で実際に使えるかは疑問です。
この本は教師の(実際に使うかどうかは別にして) クラスルームイングリッシュの表現のレパートリーを増やすという目的ならこの本ほど有益なものはないと思います。have a blast等の英語の勉強にもなりますし。
使い方は表現の近くに丸印を10個書いて、音読した数だけ消すというものです。日にちをあけて30回ほどしたころには口で覚えています。後は実際に授業で使用すれば自然に使えるようになると考えています。