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皿と紙ひこうき(講談社文庫)

皿と紙ひこうき みんなのレビュー

文庫 第51回日本児童文学者協会賞 受賞作品

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電子書籍

都人パラシュート作戦

2016/09/09 06:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る

やさしい文の裏に、深い文化的背景がこっそり書かれています。テクノクラート集落の女の子のお話ですが、その母親が、東京出身で、都人文化を地元文化の中に持ち込んでいる。

もともと、テクノクラートは、生産物の出来に合わせて文化を組み立てるので、子供の面倒を見なくていい男たちが、一日24時間/週7日仕事場に張り付いて技術を伝承している。一子相伝ですね。そこに、都人が母娘伝承と上昇志向を持ち込むと、一人娘とか賞状とかいった新しい価値観が入り込むので、出来上がりの質が落ちるし、対応を間違うと技術そのものが失われてしまう。特に陶芸とか、紙に書けない技術の伝承では取り返しがつかないことになる。

一方で、それぞれの集落には定員があって、例えば、皿山では12家族、親子3代として、70人強のスペースしか無い。で、東京からヒトが入ると、そのヒトのスペースを作るために、元いた地元民が出ていくんだけど、出てく先は、近くの都市か東京、つまり都人文化圏になってしまう。結果、内と外から、地元民集落の存続がおびやかされるって感じです。

あと、母親が都人文化の人だと、母親の影響で娘も地元民から微妙に浮いてしまう。で、親の地元文化に影響されて東京で浮いてしまうような子がいると、お互い気になる。ここから新しい中間文化が生まれるかもしれないし、都人文化に取り込まれるかもしれない。次のお話ですね。

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2014/10/22 11:27

投稿元:ブクログ

大分県日田市の山間部、陶芸一家の愛娘の健全な生活を営む日記。瑞々しい筆致。甘やかすぎない作風。
高校まで、バスで片道50分。その間も、親類の人生について考えを巡らせたり、詩集を読んだり。
高校一年生の少女の生き方に背筋を正されるものがある。少しぜひ再読したい。

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