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読んでいて面白い。
なんでも拡大し、過剰生産するのではなく、まかなえる範囲で初めて見るという考え方は、当たり前なんだけど現代ビジネスから考えると異端。
身の丈に合ったというか、普通に生きるに近いビジネスの考え方だなぁ……。
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フルサトつくろう
以下のURLで一部読めます
『フルサトをつくる』目次と「はじめに」を公開します - phaの日記
http://pha.hateblo.jp/entry/2014/04/27/224041
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前作ナリワイをつくるとかぶるところもいくつかあるが、田舎暮らしを考えてて、仕事をどうするのかの心配がつきない自分のような人へ。
『仕事がないなら作ればいい』強く共感します。
自分のやってきたことすべて使ってやりたいことやればいいってことですね。
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仕事がなければ作ればいい。
これは田舎だけではなく都会にいる私たちにも当てはまることである。
著者のように、田舎に第二のふるさとをつくることでより人生が豊かになる
のは間違いないだろう。
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カラダとココロのメンテナンスをするための場所を田舎に作ってはどうか?という本
”地域再生”という観点で読むと面白いかも
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伊藤さんの前作「ナリワイをつくる」が面白かったので、この本も読んでみました。
タイトルの「フルサトをつくる」をパッと見たときは正直あまりひかれなかったのですが、そのタイトルを見た瞬間にちらっとよぎった無関心をいったん横に置いて中身の文章に突入してみると、タイトルだけ見て素通りするにはもったいない世界が広がっていました。
著者が経験したことや考えたことを文章の形で伝えることで、どこかの誰かの何かしらの思考や行動に波を起こすのが、本という媒体の一つの役割ですが、そんな本が持つメリットが存分に生かされる一冊ではないでしょうか。
この本の根底に流れている雰囲気みたいなものは、これからの時代を生きていくうえで無視できないような気がします。
バトルタイプの即効性はなくても、この本を読んでいったん頭の中にねかせておくと、じわじわとこれからの生活に効いてくるのではないかと思います。
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軽い気持ちで読み始めたがかなりの実用書だった。
具体的なノウハウがふんだんに散りばめられている。しかもバトルタイプでは無い方法で誰にでも始められそうだ。
必要なものがあれば作ればいい。利益中心で作ると大変だからたまにやる程度で。場所なら物理的に腐るほどある。むしろ使うだけで価値が出る。
全体的にすんなりと受け入れることが出来た。ゆるくやるための良い知見だ。これを知れたことは大きい。
暇だとジャンキーになる。チャレンジリストはたくさんストックしておくと人生に飽きないで済む。
良い考え。
全体を通して読むとフルサトを作らないという理由は無いなと感じる。デメリットがあってもやらない理由にはならない。
しかしすぐに行動するには躊躇してしまうのが現状だ。主に自分の場合だと仕事が弊害になっている、しかし弊害になっていると解れば少しづつでも解消していける気がする。
防御を固めよう。まずはそれからだ。
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東京の ひとものことのスピードに感じる違和感。
人生に余裕は必要だ やはりと思う
空の青さを感じ、雲の動くのを見れる余裕
生産性とか業務効率化とかスキルを身につけるとか
それはそれでとっても大切なことなんだけど
まぁでも孔子とかイエスキリストの時代から人間はさほど変わっていないのであって
悩んだり喜んだり戦争したり隠遁したりしながら生きているのだ
そこのベースは変わってないから
同じくあと数千年も人間は変わらないだろう
たまたま今の時代に生まれたから
仕事というゲームがとりあえず用意されたけど
どうしてもそのフィールドで戦わなきゃいけないわけでもない
昔とはゲームのバージョンも違うのだし
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ただただ、いいなーと思う。今住んでるところも田舎だから、こういう若者たちが来たらいいのに。そうしたら、その人たちと一緒に遊べるのに。空き家もたくさんあるらしいし。東京で住むなんて私には考えられないけど。床貼りみたいに作業をしながらだと確かに仲良くなれるよね。すごく気楽に読める本。字も大きいし。
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「経済競争が激しく行なわれている世界から脱出できる場所を持つこと。これがフルサトをつくることの主眼である」。和歌山県の熊野に家を建て、前書「ナリワイをつくる」でも田舎への多拠点居住をすすめてきた伊藤氏が、シェアハウスの共同運営を機に「ニートの歩き方」の著者として知られるpha(ファ)氏と新たに共同執筆した一冊。
リアル故郷より自由度の高いフルサトの家、仕事、つながり、文化…楽しいつくり方を提示する。
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最近読んだ中で一番刺激と学びのあった本。地域おこし協力隊の対極にある軽くて堅苦しくない二地域居住に、多くの人に関心を持ってもらいたいです。
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都会に住んでいる人がたまに遊びにいくだけとはちょっと違う、もうちょっと田舎に関わりたいという思い。田舎に骨を埋める覚悟はない、と言うか多分そんなものは持ちたくもない。東京はにぎやかで面白いが、何をするにも金がかかり家賃だけでもガンガン金が減っていく、無職のニートにとってはRPGの毒の沼地にいるようなものだ。でも閉鎖的で息苦しい田舎の人間関係に取り込まれるのはいやだ。
ここだけ読むと何を自分勝手なとか、そんな考えで上手くいくわけがないとかいろいろ思う人もいるだろう。本を読んでいてもちょっと頭でっかちと感じてしまうところは確かにある。しかしこんな生活が出来たらいいなと共感する人は多いだろうし、受け入れ側がOKならおそらく需要はある。例えば徳島の神山町がクリエイターや起業家を集めようとしているのも似たような話だ。
やろうとしているのは田舎でのシェアハウスを核とした「フルサト」づくり。別荘を持った時の失敗パターンはだんだん行くのがめんどくさくなって放置されること。家はすみ人がいなくなると湿気がこもったりして傷みが早くなる。なぜシェアハウスかと言うと一人だと使い切れないからだ。しかもいざとなれば逃げ込める場所を作っておくことが出来る。前提となっているのは過疎地だと人手不足なのでちょっとした仕事はたくさんあって、生活コストが安いので生活は何とかなると言うところだ。ただこのまま人口減が続き税収減でインフラが維持できないところが出てくるとしたらどこでも出来ると言うことではないだろう。
シェアハウスもおんぼろのまま安く借りたり譲り受けたりして、出来るだけ自分たちで修理していく。これも一人だと大変だが合宿みたいにしてイベント化している。この件は楽しそう。三食と温泉とおやつが床張りワークショップの醍醐味とあまり突き詰めず軽いノリでやってる様だ。50mの長さの床を1種間9人で張り替えると、まあ確かに一人で2ヶ月だとやってられないかも。
移住者側が田舎で居心地よく暮らすには地元民、移住してきた人、時々遊びにくる人のバランスが取れてることが必要だと著者の一人が言う。まず地元民が移住者にオープンな所でないと成り立たない。それでも移住者が他にいないと疎外感はどうしても出るし「骨を埋める」覚悟の話になっていく。移住者コミュニティがあれば息苦しさが薄れるし、時々遊びにくる人がいるほうが刺激になる。まあわがままな話なんです。だから需要があるのだろうけど。
田舎だと制度的に家を貸すしくみが整っていないらしい。持ち主に貸し出す意欲がなく維持コストもかからないからほったらかしでも困らない。盆と正月に帰省者が増えた時だけ使うからそのままでいいと言う感じだ。場所によってはよそ者アレルギーもあるし、仏壇があるから貸せないと言う例もある。また壊れているから貸せる分けないと思ってる例もある。逆に移住者が多すぎて家賃が高騰している離島もあるらしいのだがそれはそれで土地に魅力があるのでしょ、なんとかなりそうだけどねえ。
35年の住宅ローンを払い続けるのとお金がかからない田舎への移住、そこだけ見れば後者に憧れる人も���いのでしょう。田舎のシェアハウスは軽く体験するにはいいんじゃないでしょうか。とは言え私は都会が好きだけど。
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「フルサトをつくる」は単なる田舎への移住のススメや自然主義的な地方礼賛本でもない。
都会のほうが面白いことが多いし、イベントごともいっぱいあるし、人も多くて賑やかだ。
でも、地方は静かで、自然豊かで、家も土地もたくさんあって、畑をやったり、空き家再生したりと、することも意外と多いし、生活コストも低い。
ここで、都会と地方、どっちがいいか、みたいな話になるけれど、どちらか一方しか選べない、なんてわけでもない。
たまに遊びに行くことができて、いざとなったら、安心して帰ることのできるコミュニティがある場所、それが「フルサト」だ。
完全に田舎に移住しなくても、田舎の良さを味わいながら、生活の拠点をいくつか持つ。インターネットや交通網の発達によって、そうした生き方も十分可能になった。
田舎に実家がある人もいるかもしれないが、それとは少し異なる。
そうした血縁・地縁ほどつながりは強くないけれど、適度に気の合う仲間が集まる田舎のコミュニティ、といったイメージだ。
そんなもの本当にできるの?と思うかもしれない。
本書では、どうやってフルサトをつくるか、ということについて、実際にフルサトをつくって、一つの拠点としている伊藤氏と、それに乗っかったPha氏の二人で、自身のその実践事例を紹介している。
住む場所の見つけ方、コミュニティ・イベントの作り方、仕事の作り方(見つけ方ではない)、など。
本書の全体を通して感じる雰囲気は「無理しない」「頑張りすぎない」という力の抜き加減だ。
ずっとその場所で暮らすとも限らない、失敗してもほかの土地はいっぱいある、一人でやらない、楽しいことを見つけながらやる、
リスクはとらない、など「移住」という言葉の重さやハードルをできる限り下げてくれている。
Pha氏の「だるい」「めんどうくさい」という感覚は、一見否定的で怠惰な印象だけど、とても大切なことで、そういった気持ちを大事にしないと、どこかでストレスを感じてしまっていて、楽しいはずのことが楽しめなくなる。
彼の生き方すべてを肯定するわけでもないし、頑張っている人や、向上心の高い人を否定するわけでもないけれど、生きていることに疲れている人が大勢いるなかで、だるいなぁと思いながら、「面白い」と思うようなことを実践している彼の生活感覚はとても優れた面がある。
「フルサト」というカタカナの故郷は、新しい故郷の考え方だ。
「ちょっとやってみませんか」という軽い誘いで本書は締めくくられる。
軽い気持ちでも、意外とやれる、ということを示してくれる多拠点居住・プチ移住の本というのも面白い。
そして、そんなフルサトでの暮らしやそこに集う人たちも、またきっと面白いだろう。
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関東に住みたくない。
熊野は特殊事例なのか、よそでも起きてるのか、これから起きうるのか、はわからないけども、とりあえず関東に人が多すぎてつらいのでなんとかなってほしいものです。ただ、反経済学的な部分はちらほら見えて違和感。
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若いくて、自分には何もないと勘違いしている人はぜひ田舎に住むといい。
若いだけで、強みになる。
ただ、田舎には、骨を埋める覚悟を求める思考はまだ残っている。
自分自身がその目線を克服するのに一年を要した。
その覚悟をこえる何か。
僕自身は今出来ることを精一杯やる。という割り切りと開き直りで軽やかに越えていけた。過疎化する地域には、理由があるのである。
フルサトをつくりたい人より
故郷を残したい人が読むべきだと思った。
昔の人からしたら甘ったるい現代なのかもしれないが、故郷をフルサトとしてアップデートするために読んでおいてもいいのかと思った。