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三部作の二作目。
苦悩と苦難の連続。
ほっとするのは彼女のいい意味でのマイペースさか。
波乱はどう収束するのか。最終巻に向けての布石。とても楽しみ。
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【2】17歳になったばかりの女王エリサには荷が重過ぎるほどの内憂外患。でもその賢さと行動力で切り開いていく姿にはハラハラもしますが、絶対乗り越えてくれると思える力強さも感じます。なんだか「十二国記」の陽子を髣髴。義理に息子ロサリオと仲の良いのも微笑ましく、敵であるはずのストームとの間に信頼関係が生まれるのも喜ばしく(掛け合いが面白かった)、何と言ってもこの巻は近衛のヘクトールとの恋愛模様にソワソワ。早く3巻出ないかな~~!
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好評のファンタジー「炎と茨の王女」の続き。
3部作の2作目です。
エリサは、第二王女で、その身にゴッド・ストーンを帯びて生まれました。
美しい姉にコンプレックスを持ち、過食症ぎみだったが、一人古書を読みふけることで歴史を学んではいました。
16歳で、広大な隣国ホヤ・デ・アレナの王と結婚。
いろいろあって成長したエリサは、包囲戦から王都を救った功労者となります。
王が後継者に指名したため、いきなり女王となりますが。
わずか17歳で異国生まれの女王に、五人会の権力者達が素直に従うはずもない。
跡継ぎの王子ロサリオには懐かれていて、微笑ましい仲なのですが。
エリサは政略結婚を勧められ、頭が痛いことに。
勝手な動きや反発、暴動、さらに暗殺の危険まであって緊張しつつ、しだいに女王としてのやり方を身につけていくエリサ。
近衛師団の長ヘクトールとは、信頼し合う関係。
自ら女王の護衛にも立つ彼とは、ときめいたり、自制したり、気をつかったりと日々さまざまな甘く切ないやり取りが進みます。
やたらと命を狙われる状態の中でも、若い侍女マーラや1作目で信頼関係の出来た人との再会など、周りが育っていく部分も。
ゴッド・ストーンの役割も大分明らかになり、エリサは魔法の力の根源の地を求めて、旅立ちます。
登場人物の名前はスペイン系の響きが多く、トルコの覇権がヨーロッパに及んでいた時代が発想の源でしょうか。
砂漠の国のほうが金髪が多いという設定になってますが。
みっしりと濃い1作目に比べると、わかりやすく、さくさくと進む印象。
生き生きとテンポのいい訳文で、感情移入しやすい。
悩みつつも、いざというときには勇気あふれる若き女王さま。
いずれ映画化もされるかな。美形が何人も出てくる設定は、宝塚での舞台化にも使えそうですよ。
ええっ、こんなことで大丈夫?という所で~~続く!ので~
3作目が楽しみです!
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読んで良かった。楽しかったのだけど、ちょっとだけ物足りなさを感じる。つづきは、とっても気になるのだけど。
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敵国との戦いで夫を失い心ならずも女王となったエリサは、荒れる国を治めるために魔法の源を探して旅立つ。
エリサ(と侍女のマーラ)が今回も頑張っているのはいいんだけど、正直恋愛描写が多すぎやしませんかね?
1作目の方が勢いがあって楽しかったなぁ。
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いくら王国を救った姫とはいえ、若干17歳で女王を務めるのは並大抵のことじゃない。
ゴッドストーンの謎を絡めながら、既存キャラと新たなキャラも書き込みつつ、エリサの着実な歩みをじっくり書いてくれているのが嬉しい。恋愛模様のじりじり感がなんとも。
次が最終巻だそうで、えらいところで終わった続きが待ち遠しい。
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やっとこさ戻ってきたら王は殺され、国は野心家に潰されそうな分解状態。連れ戻してくれた、近衛の司令官ヘクトールの絶対の守りと、残された跡取りの王子を守るためにヒロインは強くあろうと決意してまず内患に着手、するも無理と悟ると、再婚話や祝祭でごたごたのうち、求婚者のうちひとりと最側近のみを連れて南へ高飛び、敵が求めているものをさぐる。その中でやっと彼女の印の意味がわかり、自由に扱えるようになってくる。
が、協力者だった婚約者候補がいつの間にか敵陣営に乗っ取られ、ヘクトールが連れて行かれるのを、女王として他の二国の君主に会合を呼びかけ、ヘクトールを婚約者として発表して追いかける。
冒険をし続けるのは楽しいかもしれないけれど、何というか、ひたすら敵地の中を潜伏しつつ追いかける描写が続く。
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迷走のエリサ、女王になるの巻
権力を振るうことにくよくよしてます
もとからお姫さまなのにびっくりするほどです
ヒメナと訣別して女王然としてくるのでしょうか
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エリサが女王になり、国の情勢は決していい状況ではなく、立て直したいけど事件や問題が山積みすぎて、毎日が波乱万丈。
ヘクトールとうまくいってほしいな。
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ストームが仲間になったことでインビエルノの謎が明かされ、神の石を持って生まれてくる者がいるが石はすぐに死んでしまうこと、元々この世界に住んでいたのはインビエルノの方で、彼らは自分達のものだった土地を取り戻そうとしていることなどが判明する。尊大で嘘がつけないストームのキャラが痛快で、徐々にエリサに懐いてくるところが良い。
命に通じる門を探す冒険は面白かったが、半分以上を占める女王の夫探しのエピソードが長く、少々退屈だった。エリサへの愛が止まらないヘクトールが、キスしたり、愛してると言ったり、さんざん思わせぶりなことをしておいて、エリサが君主であることを理由に一線を越えることを拒む。身勝手なと思ったが、そうしたいけどできないというのがヘクトールの本音なんだろうなと。ヘクトールが敵に攫われた所で三巻に続く。
「あらすじ覚え書き」
ホヤ・ド・アレナの女王となったエリサだが、バサファンが独立したことで国は乱れ、インビエルノの脅威も去っておらず、己の無力さを思い知る。追放されたインビエルノ、ストームと出会ったエリサは、地殻の下にザフィラと呼ばれる魔法の力があり、生きたゴッド・ストーンを帯びた者だけがザフィラの力の源を見つけることができることを知る。国を守る力を求め、エリサは“命に通じる門”を探す旅に出る。
暗殺者に追われつつ南に旅をし、嵐の航海、神の島での冒険をへてザフィラの源を見つけたエリサ。しかしザフィラの源から力を引き出すには、媒介となる生け贄が必要だった。ストームを生け贄にすることを拒んだエリサは、力の源である谷を崩壊させてしまう。