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ムーミンのアニメは観たことはないのですが、あの柔らかな独特の雰囲気は気になっていました。そんな関心から手に取ってみた本です。
内容は、ムーミンの小説・コミック・絵本などから拾い上げた「フレーズ集」です。私のように、ほとんどムーミンを知らない人でも、何となくムーミンとその仲間たちの和やかな姿が浮かんでくるような、ほのぼのとした内容ですね。
ただ、タイトルの「名言集」というイメージで手に取ると、ちょっとギャップを感じるかもしれません。決して教訓めいた箴言が詰まった本ではありませんから。
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案外厳しい、名言ありました。素敵。
いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。理由はかんたん。時間がないんだ。
スナフキンがこれ言ってたのかー。
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いろいろなキャラクターが発する言葉。
それぞれに個性があり、とても面白い。
「多様性」を大切にする作者の精神が、その根底にある。
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北欧に選書のフォーカスを求められることが、ちょこちょこあるので、北欧が好きなひとは読書好きが多い説、あります。佐藤的に。
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-本文より-
沈黙を守っている人には、誰もが尊敬の念をおぼえるものです。たくさんのことを知っていそうだし、なにより、とびっきりかっこいい生き方をしていそうだから、です。
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ご先祖さまを持ってるなんて、ムーミンは、急に誇らしい気持ちがしてきました。考えてみれば、ちびのミィは、家系なんてなくて、いってみれば、この世に、偶然、生まれ出てきただけなんです。そう思うと、ちょっと愉快な気分でした。
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秋になると、残る者と旅立つ者がいます。
いつだって、そうでした。でも、とりかえしがつかなくならないうちに、早めに決心することです。
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だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は得られないんだぜ。
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-本文より-
沈黙を守っている人には、誰もが尊敬の念をおぼえるものです。たくさんのことを知っていそうだし、なにより、とびっきりかっこいい生き方をしていそうだから、です。
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ご先祖さまを持ってるなんて、ムーミンは、急に誇らしい気持ちがしてきました。考えてみれば、ちびのミィは、家系なんてなくて、いってみれば、この世に、偶然、生まれ出てきただけなんです。そう思うと、ちょっと愉快な気分でした。
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秋になると、残る者と旅立つ者がいます。
いつだって、そうでした。でも、とりかえしがつかなくならないうちに、早めに決心することです。
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だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は得られないんだぜ。
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事情で。いくつかは「名言」だとはおもうが、選択基準がわからん。他人の読書ノートを見ている感じは悪くないのだが、編者がどういう人かわからんと価値がひくい。
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ムーミンシリーズからの抜き出したセリフが「名言」としてまとめられています。原作から抜き取ったものなので、本を読んでいたほうがすんなりと入ります。(読んでなくても、ムーミンの登場人物の人となりのようなものが、なんとなく分かります。)
ブログにて詳しいレビューしています*
https://happybooks.fun/entry/2021/01/07/073632
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p11
「死んだら、死んだのよ」
トゥーティッキが、やさしくさとしました。
「このリスは、そのうち、土にかえるでしょう。やがて、その土から木がのびて、その木の上で新しいリスたちがはねまわるわ。それが、そんなに、悲しいことだって思う?」
『ムーミン谷の冬』
p34
「ううん、少しだけよ。でも、いろんな泣きたいことを泣いてしまうチャンスでしょ。ちょうどいい理由だったので、使わせてもらってるの!」
『ムーミン谷の夏まつり』
p36
物事って、すべて、とてもあいまいなのよね。でも、だからこそわたし、安心してられるの
トゥーティッキ『ムーミン谷の冬』
p85
だれも心配しすぎないって、よいことでした。ムーミンたちは、ほかの人のために、やたらと心配しないでいようと、決めていました。つまり、そのほうが、心配をかけたと思って良心を痛めなくても、すみます。それに、ありったけの自由をあたえあっていることにもなるのです。
『ムーミン谷の仲間たち』
p130
ランプのあかりが、かすかな音をたてて燃えていました。そのまわりには、あたたかい親密さと安心がありました。強いきずなで結ばれている家族と、家族がよく知っていて信じあっている者たちとのだんらんがありました。外は、未知と不安と夜の闇で、遠く世界の果てまでも、びっしりと詰まっていました。
『ムーミンパパ海へ行く』
p142
(どうしてみんな、ぼくの旅のことを、そっとしておいてくれないんだろう?! わかってないんだなあ。無理に語らせられると、ぺらぺら喋ったが最後、ばらばらになって消えてしまうんだ。それで、おしまいさ。その旅のことを思い出したくても、自分のしゃべった声しか、聞こえなくなっちまう)
スナフキン『ムーミン谷の仲間たち』
p146
「初恋と最後の恋のちがいを、ご存じ? 初恋は、これが最後の恋だと思うし、最後この恋は、これこそ初恋だと思うもの。……なのよ」
サーカスのプリマドンナの馬がムーミントロールに『漫画/ムーミントロールの恋』
p152
ふたりは、たがいにさりげなく敬意をはらいあい、そのくせふたりとも、自分の世界をしっかり保っていました。相手のためになにかをしてあげることはなく、わかりあおうともしなければ、気にいられようともしませんでした。こういうのも、居心地よくいっしょにすごす、一つの方法ではないでしょうか。
『ムーミンパパ海へいく』
原題は『パンケーキにすわりこんでいいの?』を商業的にわかりやすいタイトルに書いた本作。イラストあり、コミックの方からも引用があり充実した内容でした。
危機や不安、自らを危険に晒すような障害との距離の置き方が独特というか、それでいて親しみやすい。『ピーナッツ』にあるような哲学的な諦観よりも、私はこうだから、という感じのある種暴力的な詩を読んでいるような気分。詩の中には、自分の境遇や思想との共通性を見出し偏愛する。それが曲者揃いのキャラクターへの愛にも繋がるのかなと思いました。自我の追求であり、かつそれを誰かにわか���てもらおうとしていないところが良い。というか好き。
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心がすっと軽くなるような
ほっと暖かくなるような
そんな言葉がたくさん。
ムーミン、また見たいな。