紙の本
東野圭吾作、SF本
2020/09/11 21:19
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京の都市部で数人以外が消える状況って、怖すぎる…。人が一杯すぎていつも嫌な気分の満員電車で読んだもんだから、現実の違い過ぎて、逆に没頭して読んでしまった。天災は怖いと心の底から思える。兄弟愛が感じられるのも良かったです。こういう物語にありきたりな正義感の強い人、弱弱しくって何かと手のかかる人、やたらと落ち込む人、ガテン系、何だかイヤな奴と色々なキャラクターが出てくる事はお決まりのパターンではありますが、そこは東野さん、しっかりと締めてくれてます。
紙の本
おもしろかったけど、
2016/09/07 20:02
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投稿者:くまぜみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガリレオシリーズの方がいい。
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2018/9/8 Amazon より届く。
2022/10/1〜10/7
1年ぶりの東野作品は、シリーズものではなく、単発のパニックもの。
ブラックホールの影響で13秒間のタイムシフトが起こ利、13人の男女が廃墟と化した東京に残される。これまでの常識・価値観が通用しなくなった世界で、何を拠り所として生きていくのか。極限環境の中で炙り出される人間の本性を描くエンターテインメント。面白いのは面白いが、きっかけとなる現象の説明が曖昧すぎて、作品世界に入り込めなかったところが残念。
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ぐいぐい引き込まれる内容ではあったけど、最終的になんだったの?って感じ。結局、元の世界に戻ってもパラレルワールドにいた記憶もないし、運命は変わらなかったってこと?
なぜ地震や大雨が起こり続けたのかも不明(SFだからって言われちゃうとそれまでだけど)。
東日本大震災以前に書かれたということで、ここまで極限状態を想像で描けた作者はやっぱりすごい。文庫本の発売は震災を意識して遅れたのかな。
窮地に立たされたとき、自分だったらどう動けるだろう。それを考えさせられる本ではあった。
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文庫本かで再読。本作はそのアイデアにまかせて突っ走った話であり、そのストーリーのために必要な人物を登場させたという感があり、登場人物たちのキャラが立っていないので、感情移入はしにくいが、ストーリーだけでぐいぐいと読ませる筆力は流石である。
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面白い!おもしろい!おもしろーい!
このスピード感、設定に対する論理的説得力、
グイグイ引き込まれる世界観、
どれをとっても最高峰。
単行本でも読んだけど、何度読んでも面白い。
常に東野圭吾は読者の1歩2歩先にいて、
それでいて進化の一途をたどる。
東野圭吾は日本の宝だ。
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異次元空間に放り込まれた13人のサバイバル。極限状態での、人間の生き方が問われる。
さすが、ベストセラー作家。冒頭から、東野圭吾の世界に取り込まれ、文庫562ページは、たちまち読み終わった。
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難しいテーマに取り組んだものだ。このジャンルは自分にとって小松左京がルーツなのだがどういうエンディングだったかなぁ。
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ラストは予測出来るものだった。
が、そこへの過程や人間心理、行動は面白く、あっという間に読める。
SFまで手がける東野圭吾さんはすごいと改めて感じた。
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3/13(金)13:13:13から13秒間に起こったP-13現象によって、世界から隔絶された13人が生と死の狭間で奮闘する姿を描いたSF小説。
冒頭部分の原発云々はおそらく、当時世間を賑わせた柏崎刈羽原発やJCO事故を受けてのことだと思う。もしかしたら作者は原発のリスクについて知っていたのかもしれない。ただ単行本が出された3年後に福島第一原発事故のようなことが起きるということはさすがに予想していなかっただろう。
また自然はときに人に猛威を振るうものだ。東日本大震災を経て、自然の恐ろしさや自然に対する人々の脆さを実感した人は多いと思う。本作ではP-13現象を例に、自然災害のリスクと人々がどう向き合っていくかということを読者に問いかけているように思える。ここで考えられていることはP-13のような超常現象だけでなく、あらゆる災害に共通する考え方だと感じた。
本作の一番の魅力は、人びとの常識や倫理観に対する考え方だ。作品の登場人物たちは様々な場面で苦渋の決断を迫られる。それは決して善悪二元論で判断できないものばかりだ。作品の登場人物たちがどう考え、決断をしていくかに注目して読んでいただきたい。
SF小説の王道的な作品。SF好きの人にぜひおすすめしたい。
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ちょっと残念...
TVドラマで見たことがあるような...映画で見たことがあるような...漫画で読んだことがあるような...そんな内容がミックスされた話。
期待して読み始めただけに...
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多重人格の人間を、よくここまで描写したなぁ!と衝撃を受けた。
多重人格という複雑な人物描写と、切ない恋の描写がマッチして描かれていて、非常に面白かった。
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3月13日13時13分13秒から13秒間、とんでもないことが起こるという情報が官邸に入る。P−13現象という。各国の政府首脳は知っている。知っているが国民のパニックが予想されるので、公に出来ない。
警察、防衛省などは、厳戒態勢はとりつつ、間接的にその13秒間は何もしないでじっとしているように命じる。
しかし、刑事の久我冬樹は犯人逮捕のために動く。
その瞬間になる。何かが起こった。
久我冬樹が起き上がると、あたりには人間は誰もいない。犬も猫もいない。植物はなぜかある。一体全体、何が起こったか分からない。
人影らしいものが見える。何人かは生きていそうである。
そこから何が起こるか。東京のまちはどんどん崩壊していく。どこに行けば一番安全なのか。人間たちはどう行動するか。細部が非常にリアルである。世界が変わると倫理が変わる。消えてしまった人間たちは、どこに行ったのだろう。最後はどうなるのだろう。
目が離せない。寝不足になるのである。
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自分の中では映画化決定!日本で作るとショボくなるから是非ハリウッドでお願いします。ドキドキが止まらない、読み応え十分の作品でした。
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読者レビューでは「漂流教室のパクリだ」とか否定的な意見も多い感じ。
この設定は定番だし『東野圭吾流の漂流教室』と思えば「ビジュアル表現上手いなぁ」って思うんだけどなぁ。