紙の本
『バッテリー』などのベストセラーを発表されている作家あさのあつこ氏の青春小説です!
2020/06/21 09:27
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ベストセラーの『バッテリー』やその続編『ラスト・イニング』などを次々に発表されている小説家で、児童文学作家あさのあつこ氏の興味深い作品です。内容は、中学校に入ってまもなく、突然いじめられる日々がはじまった雄哉と章司の二人が主人公のストーリーです。怒りと悔しさに立ちすくむ二人の前に、「復讐計画を考えるんだ」と誘う不思議な先輩が現れます。一体、どんな復讐計画なのでしょうか?そして雄哉と章司の二人はどうするのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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追い込まれる、狭い方へ逃げ込む。けれどもそれでは解決はしない。
逃げてもいい、泣いたっていい。まず は、死なずに生きること。あなたの心に余裕を。
読み応えあり。文庫本書き下ろしも好き。
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複雑な中学生の心情が伝わってきます(;o;)読んでいて応援したくなりました。今、いじめが社会問題になっているので、対策を考えるとき読むと頑張れる一冊だと思います(*^^*)
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こだわりなく、かつ、安心して相談できる大人は希少動物なみに出会うのが難しいという山田先輩の台詞にうんうんと頷きました。教師の方や教師を目指す方にぜひ読んでいただきたい小説。
文庫版書き下ろしも良かったです。
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いじめについてのお話。難しいテーマだけど、こういった切り口もあったのかと。
文庫本書き下ろしは、爽快な結末に胸がすく思いだった。
復讐プランナー、職業としてなりたつかもなぁ。ありだと思う。
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いじめられてどうしようもない時は、ギリギリまで我慢しないで復讐プランナーに依頼すればいい。そうしたら、自分の辛い気持ちが、少しでも相手にわかってもらえるかもしれない。
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逃げ場のないいじめ。
復讐というと恐ろしいが、要は思い詰め過ぎないための逃げ道。
相手について探る、というのも大事だね。
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二つのいじめに遭っている中学生の話
イジメって、一人にならないことが大切なのね。
イジメられて辛いかもしれないけど
一人でも、理解してくれる人がいるってことは
救いなんだろうね。
女の子のイジメって、いつの時代も陰湿だよね。
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いじめが主題なのに、重くなり過ぎない。
こんなプランナーがいてくれると安心かもしれない。
親に言えないことを自分たちだけで解決して大人の階段を上っていく様子が頼もしい。
まさかの展開、そして続編。
更なる続編も読んでみたい。
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中学校に入ってまもなく、突然いじめられる日々がはじまった雄哉と章司。怒りと悔しさに立ちすくむ二人の前に、「復讐計画を考えるんだ」と誘う不思議な先輩が現れたーー。あさのあつこが贈る、生き抜くための青春小説。その後のプランナーたちの活躍を描いた、描き下ろし続編「星空の下に」を特別収録。
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「今、おまえらに一番大切なのは、落ち込んで泣くことでも、怒りまくって何かに八つ当たりすることでもない。冷静になることだ。冷静沈着。頭を冷やして考える。そうしないと、相手のペースにはまって、ますます追い詰められていくだけさ」(山田先輩)
中学生のいじめが題材。
前半はこれからってとこで終わって拍子抜けするけど、簡単に解決はしないのだろう。と納得。
後半はスッキリ面白かった。
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両親亡き後、長女と次女に育てられた長男坊も中学生。だがある悩みから美味しいはずのご飯も咽喉を通らない。ため息から長女に追及され……。ちょっと変わったいじめ対策のお話ですが、構成も変わってますね。
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実際いじめにあったら冷静になるってきっとすごく難しいと思うけどなあ。
でもたしかに、自分の味方になってくれる章司や、先輩のように復讐計画を導いてくれる仲間がいたら違うのかも。
希望が持てる。
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自分がいじめられた時にどう対処するか。本作はそれがテーマとなっている。
もちろん小説なので「復讐計画」などという大それた展開となっているが、実際はそんな風にはいかない。ただ、本書を読むと、どのように対処すればいいのかが少しは見えてくるのかもというような気もしてくる。語り口も軽快で読みやすいので、一読してみることをお勧めする。
復讐プラン作りについて触れられている本編「復讐プランナー」と、実際にプランを実行したらどうなるのかを描いた書下ろし短編「星空の下に」が収録されている。
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本にも書いてあったけど、いじめは限界が来る前に逃げてください。余力があるうちに。
自ら命を絶とうとしないでください。生きてさえいれば学校や職場に行かなくてもいい。と声を大にして言わせてください。
いじめに直面した雄哉、その親友で最初にいじめられていた庄司、図書委員会の先輩で復讐プランナーの山田さん。
この3人を中心に、「いじめられたらどう対処する?」という、復讐プランを作っていく物語。この後どうなったのかとか、もっと長く読んでいた感はあったけど、山田さんの言葉に沢山救われた。
いじめの当事者だったら「そんなことできない」「とにかく現実を変えられる方法を教えてくれ」って思うかもしれないけど、山田さんの言葉は的を得てるから、復讐ノートと白ノート、結構いいと思います。
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いじめなんて決してなくならない。
きれい事だけでどうなるものでもない。だからこそ、うまく付き合っていくための術を教えてくれる名著。
是非子どもにも読ませたいと思う。