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漁港の肉子ちゃん みんなのレビュー

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みんなのレビュー685件

みんなの評価4.2

評価内訳

685 件中 16 件~ 30 件を表示

紙の本

優しくて愛おしい作品っ!

2021/01/13 20:52

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

西加奈子さんの作品では度々自意識について描かれている。
本作の語り部であるキクりんこと喜久子も、他者の目を気にしている。
水族館の受付で過剰に子供っぽく演じたり、話す人によって言葉を使い分けたり、時と場合に応じて自分を演じているのだ。

そんなキクりんとは対照的な存在が母親である肉子ちゃん。
誰と話そうと関西弁を貫き、思ったことをそのまま口に出し、ありのままの自分を全身全霊で生きている。
他者の目など全く意に介さないのだ。

本作の魅力の一つは、そんな肉子ちゃんのキャラクターであろう。
どんな状況であっても笑顔を絶やさず、人を信じて疑わない肉子ちゃん。
底抜けに明るい彼女を見ていると、本当に元気を分け与えてもらえる。
また明るいというキャラクターだけでなく、話すたび語尾に「っ!」がついたり、独特ないびきをかいたり、無駄に漢字を分解したりなど
独特で細かな人物描写が本当に素晴らしい。

肉子ちゃんのように、全身全霊でありのままの自分を生きることは難しいかもしれない。
しかし、そういう風に考えている自分もまた、ありのままの自分なのだと本作は優しく教えてくれる。
無理に背伸びしようとせず、恥をかくことを恐れずに生きていくことは駄目じゃないと思えた。
また、いつまでも肉子ちゃんとキクりんの会話を読んでいたいと思えるほど愛おしい作品だった。

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紙の本

親子の愛

2017/11/05 11:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

お人好しで男にだまされる母としっかりもののキクリンとの日常生活のお話しです。
キクリンの子供目線で物語は展開しています。
読み易くほんのりと優しさのある世界です。

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紙の本

肉子ってすごいネーミング

2016/04/05 15:35

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

母肉子ちゃんと娘キクりんは、本名母菊子娘喜久子で親子が同じ呼び名。肉子ちゃんは、まるく、太っていて、いちいち話の語尾が「!」や「っ!」がつく。周りの空気を読むこともなく、いつも元気に明るくうるさい。16歳の時大阪で働き始め、名古屋、横浜、東京、そして現在北陸の漁港の焼肉屋で働いている。男に騙されてはボロボロになり、借金を返してはまた騙される暮らしの繰り返し。賢く大人びたキクりんは、そんな肉子ちゃんを恥ずかしく思うも嫌いではなく、サッサンや学校の仲間たちに囲まれ成長する。
始めは、キクりんの大人目線と肉子ちゃんの天真爛漫さに違和感があり、しっくりしないままだった。ラストに向かいなるほど、と感じる鈍感な自分にイラッとする。西さんの作品はこれで4作目になるが、すべて違った顔を持ち、次の作品はどんなのかなぁと楽しみになる。

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紙の本

西加奈子の代表作!人生について再考させられる本!

2016/02/26 08:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、西加奈子氏の代表作です。この作品の面白さは、まず登場人物です。通称「肉子」と呼ばれる丸々太って鈍感で、でも憎み切れない主人公の一人。その娘である小学校5年生の通称「キクりん」。主人公の下宿の大家さんであり、焼肉屋の主人でもある「サッサン」などなど。それから会話文が東北弁と大阪弁で語られる点も大きな特徴です。加えて、ストーリー展開です。こうした様々な工夫がこの作品をとても面白いものにしています。作品の後半は、肉子とその娘キクりんの生い立ちが語られます。ここはこの作品に最大の山場です。

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紙の本

肉子ちゃんの愛情

2021/11/07 21:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くらひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

漁町に住む肉子ちゃんとその娘キクりんの日常を描く。
登場人物の少しおかしな言動を淡々と描きシュールな面白さを出すのは西加奈子の特徴かと思うが、小学生のキクりん視点なので軽く読みやすい印象。
キクりんの冷めた感じがラストに繋がる構成は見事。肉子ちゃんの愛情を、読者が感じていた以上にキクりんが受け取っていたと知り、こちらも嬉しくなった。

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紙の本

肉親の熱い愛

2021/04/09 14:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

騙されても懲りない菊子と、大人びた喜久子の組み合わせが絶妙です。新鮮なお魚が水揚げされる漁港でも、焼き肉が食べたい気持ちに共感できました。

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紙の本

かけがえのない日々

2021/03/12 16:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る

明石家さんまさんがプロデュースする漫画の原作として興味をもち購入。サクサクと読み進められるが、家族とか人として生きることとか、色々と考えさせられる物語だった。味わいある物語で、後書きを読んでまた、その味わいが深くなった。恥をかくことも含めてあるがままに生きることを躊躇うなというメッセージ。そして、あるがままを剥き出しにしても人間同士が付き合っていくのが、本当の人間の付き合いなんだよというメッセージを受け取る。そうした人々が織りなす日常が、極めてかけがえのないものだと感じて、ほっこりと心温まる読後感だった。

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紙の本

愛すべき「オカン」

2016/01/19 00:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まちゃあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

キクりんの子供っぽさと同居している「大人っぽい」感じと、肉子ちゃんの一生懸命さと同居している「子供」のような純粋さが混じり合って楽しかった。誰もが子供の頃に感じる大人になる前の違和感を追体験できたような気がする。(女性特有のことは分からないけど。)肉子ちゃんのような大らかなオカンが良いなぁ。「むかつく」ことも「恥ずかしい」と思うこともたくさんやってくれるだろうけど、愛すべき「オカン」だよなぁ。

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紙の本

まあまあ

2015/10/14 10:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はなたん - この投稿者のレビュー一覧を見る

他のこの作家さんの作品もいろいろ読んでいるので、不思議ワールドも新鮮ではないし、展開も予想通りなんだけど、肉子ちゃんの憎めないキャラはよかった。

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電子書籍

☆肉子ちゃん!☆

2024/04/06 17:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

男に騙された肉子ちゃんと一緒に流れ着いた北の町。肉子ちゃんは、漁港の焼肉屋「うをがし」で働いている。
太っていて、不細工で、底抜けに明るい。キクりんは、そんな肉子ちゃんが、最近少し恥ずかしい・・・

母娘の何気ない日常を、あっけらかんと楽しく描く作品。しかし、肉子ちゃんとキクりんの関係性が垣間見えると、ちょっと考えさせられる部分もある。

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紙の本

☆肉子ちゃん!☆

2024/04/06 17:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

男に騙された肉子ちゃんと一緒に流れ着いた北の町。肉子ちゃんは、漁港の焼肉屋「うをがし」で働いている。
太っていて、不細工で、底抜けに明るい。キクりんは、そんな肉子ちゃんが、最近少し恥ずかしい・・・

母娘の何気ない日常を、あっけらかんと楽しく描く作品。しかし、肉子ちゃんとキクりんの関係性が垣間見えると、ちょっと考えさせられる部分もある。

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電子書籍

アニメ化

2022/10/25 08:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、アニメ映画で見て、こちらを読んだ人が多いのだと思いますが……微妙に、アニメと異なるところがあります。小説は、小説で、アニメとは別物と楽しめたらいいか、と。肉子ちゃんとキクリンの掛け合いを。

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紙の本

親子の血の繋がり

2018/07/25 03:16

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投稿者:まりな - この投稿者のレビュー一覧を見る

親子に血の繋がりは必要かという問題がこの本の根底にはあったと思う。
肉子ちゃん(育ての母親)が産みの母親が捨てた子供を精一杯育てていっていることに感動して少し涙が出た。素晴らしい作品だた思う。

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紙の本

生きていくっていうこと

2016/02/08 12:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る

「生きてる限りはな、迷惑かけるんがん、びびってちゃだめら」
初西作品。
日常をただひたすら綴ってある物語かと思いきや、後半、なんともみにつまされるような物語。
生きていくっていうことは、どんな人にとっても大変で、人とのつながりってのは不思議ででも大切なものなんだなぁ・・・なんて思った。

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紙の本

それほどでも

2015/10/05 05:51

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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

書評家の採点は高いようだが、それほどの内容には感じられなかった。主人公のキャラは、よくあるパターンで、つまり、醜女でありながらお人よし、よくあるパターン。ラストシーンにも、さほどの灌漑なし。

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