投稿元:
レビューを見る
画像史料分析の留意点ー
・史料の類型の特徴(写実系、メモリア系、イデオロギー系、崇敬系など)、
・配置環境(書籍の中、パンフ、など)、
・テクストとの関係(せりふ、典拠に関する説明、メタテクスト、技法解説など)13ー4p
画像の生成と機能、所蔵ー
・発注と制作過程、展示と空間および鑑賞と受容の有様、儀式における画像など14ー6p
画像史料の分析の実践ー
・出典(書誌情報確認)、
・解釈(主題の確定ー作成者の視点および鑑賞者にたいする視点誘導などの空間構成、主題の扱う時相ー複数の主題の場合はそれぞれの時相間の関係などの時間構成、表現伝統や象徴形式ー定型表現や定型持ち物、各種記号の確定)、
・画像の果たした社会的機能ー上記画像の生成と機能、所蔵を参照18p
画家自身、何を描いているのか十分に知覚していない時があるー古来からのモチーフが忘れ去られている場合など32p
イコノクラスムー無秩序な破壊ではなく、慎重にターゲットを選定。破壊は高い価値や象徴性を帯びた画像に集中する。122ー3p破壊の方法や程度、箇所は破壊行動の意図と密接に関わっている。破壊行動は当時の社会のルールに沿って理解されなければならない138p
印刷術の発展と木版画の普及ー揶揄や誹謗、戯画的描写により、両陣営の聖性を奪い合う場となる148p
地図の描き方の違いが示すものー
・描かれた土地や人々に対する支配者への視線の違い、
・統治の手法の違い。
これらの違いが生まれる背景は?238p