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日乃出ちゃんが最初は意地はってたんだけどだんだん雰囲気柔らかくなっていって、
それに比例するように助けてくれる人が増えてきて。
でもそうだよなぁって思った。
私もみんなが助けたいって思うような雰囲気をかもしだそう(笑)
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話の内容自体はすごく面白いのですが、キャラクター設定が中途半端なのと、文章が稚拙な印象を受けます。日乃出の言葉遣いもお嬢様とは思えないし、明治維新の感想(?)も幼稚でひどいですね。残念です。
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時は明治2年。世の混乱と父の謎の死により店を閉めざるをえなくなった老舗菓子店―橘屋のひとり娘である日乃出は、店を再建するため「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という無謀な勝負に挑む。勝敗の鍵を握る幻の西洋菓子「薄紅」のレシピを追い求め、日乃出は走る!
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スピーディーに話が進んで行って、面白かったです。
今ではすっかり定番のお菓子たちの黎明期に工夫しながら一生懸命作る職人たちの姿。
まだ、冷蔵庫もなく氷も簡単には手に入らない時代に天候や時刻と闘いながら作るアイスクリン、腕がいたくなるほど混ぜ続けるメレンゲ、器具も満足に揃わず、あずきも高くてなかなか手に入らない状況の明治維新直後に作るお菓子たち。
普段何気なく食べているお菓子たちも見直しました。
登場人物たちの一生懸命さが楽しい一冊でした。
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親が死んで、一人ぼっちの大店の菓子屋の一人娘。秘伝の菓子を作って再興をはかろうと、オンボロ菓子屋に住み込みするが。何にもしたことがない一人娘だけに、四苦八苦。一筋縄では行かない仲間とともに奮闘。
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タイトル通り、ラストの話は走り過ぎ、急ぎ過ぎている。ここが父の死の謎解きならばもう少しゆっくり展開してもいいと思う。それに、お菓子作りに焦点が当たっているのは構わないが、それだけでは次の展開に対する期待が膨らんでこない。
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表紙イラストがかわいくて。一人娘が亡き父の思い出の掛け軸を取り戻したい、父の店作りが正しいと証明したいと百日間での勝負を挑む…のはいいけど素人ばっかりで無理じゃない…?などと色々ひっかかるが最後まで読むと「続く!」みたいな…なんか残念な話…横浜が舞台なのは面白いと思ったけども。
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時は江戸幕府から明治政府へと移行した日本、人で賑わう日本橋には将軍家御用達の老舗菓子店 橘屋が商売をしていた。しかしそこの主であった橘仁兵衛が突然なくなってしまったため経営に行き詰まり橘屋は奪われてしまう。仁兵衛の一人娘 日乃出は親戚に引き取られるが、曾祖父が残した掛け軸のことを思いだし、それだけは渡せないと考える。そして橘屋に忍び込んだ日乃出だったが、見つかってしまう。日乃出は橘屋を買い取った谷善次郎に謝りにいくことになるが、ここで善次郎に掛け軸を返してくれるようお願いする。そこで善次郎は日乃出に百日で百両を稼いでこいと条件を出す。日乃出は父が残した菓子「薄紅」があればそんなのは簡単だと考えてこれを受ける。善次郎の提案で横浜の菓子屋にいくことになった日乃出だったが、この話には実は裏があって…。
この作品はタイトルに引かれて読み始めたが、所々でお菓子作りの描写が細かく書かれていてとても面白かった。また日乃出の性格は個人的に好ましくついつい応援してしまった。
次にも期待したいと思う。
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一人の女の子の成長ものとしてとても楽しい小説。
日乃出の意地を張るところと、「どうせ何もできない」と周りに見られていたと気付くところはちょっと痛々しかった。明治初めという時代が良いですね。西洋の物を受け入れながらのお菓子の工夫がとても面白い。
浜風屋が復活していく過程とかお菓子の工夫が丁寧だった分、最後の方はちょっと急ぎすぎて雑な印象だったのが残念。
最初の課題のその次にもっと大きな問題が出来て、お父さんがらみの謎が解き明かされていく過程で意外な人物が登場したり……。盛りだくさんでけっこう重要な場面だと思うのにさらっと走りすぎてしまった感じ。
日乃出ちゃんの周りの人が良い人で、安心して読めてしまうところが欠点なのかもしれないけど、気楽に読めるのはありがたかったかも。
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江戸時代が終わり、明治の初めの世の中。老舗の菓子店・橘屋の娘、日の出が主人公。
橘屋当主の死により何もかもを無くした日の出だが、橘屋の一切を買い取った商人・谷善次郎と、橘屋に伝わる掛け軸を賭けて、勝負する事になる。
条件は、百日で百両を稼ぐ事、橘屋秘伝の菓子「薄紅」を再現する事。
菓子作り以前に、お嬢様育ちで世間知らずだった日の出が、師匠を亡くしてやさぐれた商売をしていた菓子職人たちと出会い、人として成長してゆく。
うむむむ、菓子作りの過程や幻のレシピを求めて苦闘するところは楽しめるが、残念ながら人物が薄〜っぺらい。読みやすいけれど。
悲運のヒロインが、悪辣な商売敵と勝負…って話なら、いくらもある。
もっと彼女自身の力、例えば並外れた努力やひたむきな誠実さなどの魅力を描いて、答を見出す場面が見たかったなぁ。
「薄紅」も、結局亡き父の手紙が手に入らなければ再現できなかったわけで。
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恋は甘いばかりの物ではなかった。残酷に人を打ちのめし、地面にたたきつける。孤独な思いに震えさせる。
それでも人は恋をする。何か分からない力にからめとられるように引きつけられていく。
(P.185)
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図書館で借りたもの。
なんだろう、面白くないわけじゃないんだけど、ハマらなかったな~。
「菓子」「明治」と、好きなモチーフのはずなんだけどなぁ。
続篇もあるみたいだけど、とりあえずはいいかな。
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あっという間に読了。面白かったです☆フィクションなのはわかるんですが、ところどころ史実に忠実な部分もあり、うまく組み合わされてほぉ〜って思いました。日乃出は初めこそ生意気なお嬢様だと好きになれなかったんですが、最後はちょっと泣いちゃいました。ガンバレって!それにしても善次郎や日乃出のおじさん夫婦、それから元従業員といやな奴ばかりです。バチ当たれ!と思いました。次作こそ、善次郎やおじさん夫婦をギャフンという目に合わせて、そこをもっと詳しく書いてほしいです(笑)
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明治初期が舞台
一旦没落したお嬢さんの再逆転もの、お菓子屋編
語りは軽快、この時期の横浜が舞台というのも面白い
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何もかも失くした大店のお嬢さんがどこまでやれるのかと思えば!
人との出会いと運に助けられたところが多分にあるけれど、日の出の前向きさとがんばりもあるはず
仁兵衛さんは思っていた以上にすごい繋がりを持っていて驚き…日の出にしたら本当は生きていてほしかっただろうけれど、自慢の父親として心の支えになっていくはず