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かなりマニアックな一冊。やはり「風の谷のナウシカ」が大作すぎたのでしょうか…
その昔、ルパンも担当していたようですが、「汚れきった中年のおじさん」としてルパンと別れたのには笑えました(^^)
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宮崎駿の作品を分析していくもの。発見もあって面白いのだけど、少し飛躍しすぎかなと思うようなところもあって、全体としては★3つくらいです。
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レポート用に借りた宮崎駿論。著者の主観が強すぎる感じはあったけど、新しい発見がたくさんあって、こういう見方を知れて良かった。
もののけ姫のタタラ場には何故子どもがいないのか?成長していく度、むしろ子どもへと戻っていくような主人公たち…。またジブリをじっくり見たくなった。
難しい言葉も多く、倫理や思想が絡み合い過ぎて、よく分からない部分も多々あったけど、それでも読んで良かったと思った。
ジブリの台詞やシーンが出てくる度、泣きそうになった(笑)
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宮崎駿を映画制作へと駆り立てていった問題意識について考察している本です。
宮崎駿の作品にかんしては、これまでにも多くの論考が書かれてきました。しかし著者は、「宮崎駿は左翼なのか右翼なのか。ヒューマニストなのか軍事マニアなのか。フェミニストなのかロリコンなのか。オタクなのか非オタクなのか」といった問いは、いずれも彼の映像作品についての部分的な解釈にしか役立たないと考えているように思えます。
本書の議論を乱暴にまとめるならば、『風の谷のナウシカ』などに代表される、彼の映画人生の前半期の代表作に見られるのは単純なエコロジー思想ではないということ、また、人間と自然の対立そのものを相対化する非目的論的な生命思想として位置づけたうえで、そのような「ユートピア」をえがき出すことの不可能性を『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』などの作品を通じて自己言及的に問いかけていったと解釈しうるということ、さらにはそうした自家中毒を乗り越える可能性を、コミック版『風の谷のナウシカ』のうちに見いだそうとしているということ、などではないかと思います。
わたくし自身が物語のメタフィクショナルな構造に注目するクセがあるということもあって、『もののけ姫』以降の作品の解釈にかんしては、かなり腑に落ちるように思えるところがありました。ただ、本書の議論全体を通じて、さまざまな哲学や思想、あるいは著者自身の個人的な体験などがかなり無頓着に参照されていて、議論がとっ散らかっているような印象があります。「NHKブックス」シリーズとしてはかなりヴォリュームのある本ですが、もうすこしコンパクトにまとめられなかったのかという気がします。
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著者は宮崎氏のトリッキーな部分に引っかかり、本当の部分には行きついておらず、恥ずかしい批評本となっている。
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概して良かったけど後半がだるい。
一人の人間についてこうも長々と論ずことのできる著者の熱意に拍手。
ナウシカ漫画版読みます。
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読み応えがあり、面白かった。特に「第三章 廃墟と複製(ジブリとディズニーと神々の王国)」が。宮崎駿にとって、労働ということは大きなテーマであることがわかった。何かと発見が多かった。