投稿元:
レビューを見る
【仕事】勝つ人はなぜ「この言葉」を使うのか? /フランク・I・ランツ/20141122(88/262)
◆きっかけ
・日経広告。タイトルに惹かれた。
◆感想
・著者は、在アメリカで最も尊敬されるコミュニケーションのプロの一人として評価されている。が、その内容は特段真新しいものがなく、中途半端な例をだらだらと書いている、如何にも米国のこの手の本という感じがする。400pもかける内容ではない。
・勝つ人とあるが、何にどう勝つのか?タイトルからして意訳しすぎではないか。勝利というより、普通から非凡になるためのこと、ということか。
◆引用
・勝利の定義
-あらゆる状況で人間的側面を捉える能力
-何を質問すべきか、それをいつ質問すべきかわかる能力
-今何が欠けているかを知り、それを生み出す能力
ー難問とその解決策をあらゆるアングルから検証できる能力
-重要なものが沢山ある中から、絶対に譲れないものを見極める能力
ー現状に満足せす、さらによりよい者を目指す能力
ービジョンを情熱的に、しかも説得力をもって語る能力
-他の人たちが後退したり、撤退したりしているときにも、前進する能力
-人と自然に交わることができる能力
-知らないことを知りたいと思う好奇心
-人生の冒険を楽しむ情熱
-一緒に働いている人たち、影響を与えたい人たちとのいい関係
-失敗をいとわず、失敗しても立ち上がって再トライする不屈の精神
-自分の運やツキを信じてること
-人生そのものを愛していること。
・成功(勝利)のための9つの法則
1.人間中心に考える
2.パラダイムを壊す
3.優先順位をつける
4.完璧を目指す
5.パートナーシップを大切にする
6.情熱を表現する
7.説得力がある
8.粘り強さがある
9.理念に基づいた行動をする
・最初の言葉は最後の言葉以上に重要。よい第一印象を与えるのは一度しかない。
・優先順位付けに役立つ8つの言葉
-第一原理
-大事なことから先に
-防ぐ、守る
-襟を正す。
-一つだけ覚えておいてもらいたいことは
-単刀直入なアプローチ let me be clear
-最適化
-拡張可能性
・何を言うか、ではなく、相手がどう聞くか、が問題。
・粘り強さを伝える6つの言葉
-飽くなき
-断固たる
-わきめもふらない
-現場主義
-これをやり遂げよう
-さあ取りかかろう
・勝者と単なる成功者を分けるのは理念
投稿元:
レビューを見る
〔本から〕
勝者は自分の仕事を楽しんでいる。(略)全員が
今の仕事ができることに感謝しており、自分は恵まれて
いるとか運がいいと言った。他の仕事をしたいと思って
いる勝者はいない。
「耳と目を全開にして聞くことです。相手の言う
ことを隅々まで理解すれば、相手のことが考えの
中心になります。よく聞かずに自分なりに解釈して
しまうと、自分が中心になってしまう。
多くの人が失敗するのはそこなんです」
私は本書で、「コミュニケーションの力なくして
勝者となることは不可能だ」ということを読者の
みなさんに伝えたいと思っている。勝者はみな
言葉を大事にして、言葉の使い方に磨きをかける
努力をしている。
成功する人というのは、「一番重要なことに
フォーカスし」、それに「何度でも挑戦し」、
「そのたびに向上していく」人である。
「人々が何を求めているのかに真摯に耳を
傾けて理解しようとしないかぎり、目的を
果たすことはまずできない」
人は繰り返し行う行動によって形作られる。
したがってすぐれているということは、一つの
行動ではなく習慣なのだ。ーアリストテレス
完璧自体は手に入らない。しかし完璧を追い求める
うちにすぐれた能力が手に入る。
「もし大きな仕事ですばらしい業績を達成しようと
するなら、小さなことでそういう習慣をつけるように
するといい。すぐれているということは特殊なこと
ではなくて、すべてにかかわる姿勢なんだ」
ー元国務長官コリン・パウエル
成功というのは「心」なんだ。成し遂げようとする
強い思いがどのくらいあるかなんだ。それとプライド
だ。プライドが高くて、それに見合う強い「心」を
持っている選手がいたら、技術はイマイチでも、
俺はそいつを採用する。 ーラリー・バート
『完璧への飽くなき追求』
夢見ることができれば、実現することもできる。
不可能に挑むのは楽しいことだ。
ーウォルト・ディズニー
勝者はすべてに情熱をもって生きている。勝者に
とって仕事は生きることの一部であり、その人
そのものでもある。勝者が完璧をめざすのは、
単なる利益や好奇心以上の、もっと深く力強い
ものに突き動かされるからだ。さらによい方法を
求め、さらなる前進、さらなる高みをめざすことを
けっしてやめない。そして予想を追随する人々も
振り切っていく。
「情熱なくしてエネルギーは生じない。
エネルギーなくしては何も生まれない」
ードナルド・トランプ
情熱の方が理屈よりも強いことがある。
「難しくなくちゃダメだ。難しくなかったら誰でも
やる。難しいことをやるから偉大なんだ」
ートム・ハンクス
モノが詰め込まれているより、オープンスペースの
中に人は多くを見る。
何かの問題に対して得た知識を脳がどのように
処理するかは、その瞬間の感情的反応が決定して
しまうことが往々にしてある。
説得においては「情熱を二の次にしなければならない」
説得において大事なことは、まず相手の現実を
把握することにつきる。相手にこちらの考え方を
受け入れてほしいのであれば、まず相手の考え方を
理解して認めることだ。
人々が望んでいるものを与えなさい。
言葉が無意味になる理由の第一は、言葉が多すぎる
ことだ。
グーグルの非公式スローガン
「Don't Be Evil(悪をなさない)」
「何度失敗してもいい。だが失敗を他者のせいに
しはじめたとたんに、その人は敗者になる」
ージョン・バロウズ
「練習には、誰より早く来て、誰よりも遅くまで
残った。週に一度じゃなく、毎日だ」
ーNBA選手、ラリー・バード
「できるだけのことはやったんだから、
しょうがない」(実は、この最後の反応が一番有害だ)
挫折を「最終的な勝利に欠かせないもの」と再定義
すれば、あらためて自分を見直し、挫折という現実を
見直すことにつながる。問題を解決するためにはまず
自分の限界、制約、欠点について知らなければ
ならない。一番重要なポイントは、「問題は競争
相手ではなく自分だ」ということである。
「人間中心に考える」
『よき話し手になりたければ、よき人間に
なるべし』 ーデモクリトス
彼らは「小さいことを正しいやり方で」コツコツと
やってきたのだということである。彼らの行動が
他の人と違うのは、「人間を気にかける」という
シンプルな点になる。
彼らは普通の人が仕事だと思っていることを、
「生きること」そのものだと考えている。
それをおもしろがってやっている。彼らは
身の回りのものすべてから、学ぼうとする。
人に質問し、学び、創造し、変革する機会を
常に探している。彼らにとっては、毎日が
自分をよりよくする機会なのである。
勝者は「人間中心」に考える。人から愛されることを
望むからだ。彼らは人間のニーズを突き止め、
自分にできる精いっぱいのことをしてそのニーズに
こたえる。
投稿元:
レビューを見る
著書はコミュニケーション分析の第一人者。偉大な実績を残した経営者や政治家、スポーツ選手へのインタビューを介して、彼ら(=勝者)に共通する特徴と言語面での強みを探る。
導き出されたのは9つのP。1.People-Centerdness 2.Paradigim Breaking 3.Prioritization 4.Perfection 5.Partnership 6.Passion 7.Persuasion 8.Persistence 9.Principiled Action。特に印象的だったものは2.Paradigm Breaking。それを呼び起こすには自分の夢やビジョンを相手の望みに仕立てること。具体的なフレーズで「あなたには~する権利がある」。これはアメリカの民主党の全国委員長を務めた政治家が使った言葉。
たかが言葉、されど言葉とうなずかされる書籍。
投稿元:
レビューを見る
勝つ人になるための9つのP
1.people-contenders was:人間中心に考える
2.paradigm breaking:パラダイムを壊す
3.prioritization:優先順位をつける
4.perfection:完璧を目指す
5.partnership:パートナーシップを大事にする
6.passion:情熱を表現する
7.persuasion:説得力がある
8.persistence:粘り強さがある
9.principled action:理念に基づいた行動をする
9項目に対して、実際に勝利を得た人へのインタビュー内容を掲載して説明をしている。
ボリュームの割にって感じ…。
投稿元:
レビューを見る
Vol.263 勝利と成功は違う。「普通」から「非凡」になる9つの法則とは?
http://www.shirayu.com/letter/2014/