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佐々木マキさんは、村君春樹さんとの共著
『ふしぎな図書館』しか知らなかったのですが
新聞の書評でこの本のことを知って興味を持って
でも、本屋さんで見つけられなかったしと
図書館で借りてみました
懐かしく少し偏屈で不思議なエッセイなのですが
世代感覚がわたしより一回りくらい上の方なのかなぁ
という感じを受けながら読みました
絵本を何作か出されているようなので
それを読んでみたいな
少しシュールな絵本なのかな
そんな風に思いながら、本を閉じました
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いやいや知らなかったよ、佐々木マキさんって男性だったのね! 私は「ガロ」に思い入れのある世代よりすこし下なので、佐々木マキさんと言えば「村上春樹作品の表紙絵の人」なのだ。ちょっと他にない作風で、どっちかというとオシャレなイメージ。貧乏くささがつきまとう「ガロ」とは結びつかないなあ。いや、あまり知らないので、あくまで横目で見た雰囲気ですが。
最近書かれた「ノーシューズ」が面白かった。ユニークなのは、普通はここからのことを書くよねっていうその手前で、お話が終わっちゃう所。絵を描き出した頃のこと、編集者や漫画家たちとの交遊、村上春樹との出会い、みんなそうだ。それでどうなったの?と知りたくもあるが、なんだか格好いい書き方なのである。
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村上春樹の1973年のピンボールで、この方の装丁画に出会って以来、ずっと女性だと思っていました。
安西水丸さんは男で、佐々木マキさんは女と、インプットされていました。
何か懐かしさを感じるエッセイです。
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読み終わったのにまだ読み終わっていない気がする。それで最後まで読もうとすると、もうすでに読んでいることに気づく。
なぜか。
文中でさりげなくふれているカルチャーが、知らないものばかりで、消化できず、全部読んだのに何も読んでいないような気にさせるのだ。
それにスカラマンガもそう。
表面的にしか読めていない自分への自己嫌悪。
いつかこれらのひとつひとつのカルチャーを知り、楽しめる日がくるのだろうか。
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キムチ
うまごや
くうふく
ラジオ
ものうり
マチス
が特に良かった。
当時の貧困や朝鮮人の暮らしなどがリアルに書かれている。
引用の映画なども気になる。
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またいい本に出合った。「ぼくのスクラップ・スクリーン」では佐々木マキさんが育って来た時代が克明に描かれていて、たかだか60年ばかり前の日本の姿が、現在とは、あまりにもかけ離れていたことに、言い様のない不思議な気持ちと、幾多の信じられない程の営みの結果として、今、私達は生きていることに、あらためて感謝する次第。佐々木マキさんが関わられて来られた大勢の方々との経緯と、素直な生き方が、色々な作品を生み出されているのだと思いました。ありがとうございます。