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常時アドラーの著作からの引用が出てくるので、筆者が言いたいことなのかアドラーが言っていたことなのかわかりづらくて、そこが少し読みづらかった。
他人の視点から見ると、ひとはありのままでいいけど、そのひと自身の視点から見ると「善く生きる」ことが求められるって書かれているところが、鮮やか。自分もすごく思うところなので、そのことが書かれていることがうれしかった。
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副題は「共同体感覚の諸相」である。アドラーの「個人心理学」をアドラーの著作を引用して解説している。▼アドラーの心理学はフロイトの原因論に対して目的論であるという。人間は決して環境から一方的な影響を受けるわけではない。その状況の中でどう生きるかは、本人の決断にゆだねられている。それが自由。▼共同体感覚が大事。他者の存在を認め、他者にどれだけ関心を持っているか。自分のことを忘れ、他の人のことを考える。与え、貢献する機会を探す。それはよきホステスに似ており、ゲストが気持ちよく過ごせたら幸福なのだ。▼避けるべき神経症的論理とは「もし・・・だったら幸福になれるのに!」。可能性にばかり賭けることであり、今の行為がない。▼アリストテレスが生きる意味を問われたときの答えは、「目的は行為に内在する」。目的が未来になければならないということにはならなく、今の行為がすべて。▼内容が多岐にわたり、再読する必要があると感じた。
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すっかり以前に読み終わっていた気でいたが、
意外にも読んでいなかったので図書館で借りた。
「嫌われる勇気」の中身をブロック化したような感じ。
大学の講義のレジュメを読んでいるようで非常にわかりやすい。