投稿元:
レビューを見る
私は先に各章の最後に掲載されている、「テスト直前要点チェック」を解き、
その解答を知るために、本編を読んでいます。
この方法だと、知識が割とすんなり頭に入ります。
私の場合、「テスト」のためにやっているというより、
著者が序章で述べているように
(以下引用)
「政治・経済を学ぶ目的は、社会の複雑さ、とりわけ私たちの日常生活の関わりの深い政治・経済の現状を、
広い視野から深く理解し、そこから、人生を主体的に生きていく判断基準を各自が独自に構築することにあります」。
この一文に、学ぶ目的が集約されています。
テストのための勉強、つまり点数主義に陥ると、主体的に学ぶのが困難になります。
しかし、社会に出ると(仕事をし始めると)、学生時代以上に、主体的に学ぶ必要性が出てきます。
その時に、判断基準つまり、何かを判断することや、
行動を起こす上での前提となる知識は最低限必要となります。
この本には、自分達が、この社会で満足のいく生活をする上での、
最低限の知識が論理的かつ網羅的に述べられています。
下手なセミナー行くよりも、よほど、経済的だと思います。
この参考書は、学生のみならず、社会人にとっても、とても有益だと思います。
解説は非常にわかりやすく、丁寧です。
試験のために購入するには、もったいないぐらいの内容が、
この本には詰まっていると思います。