投稿元:
レビューを見る
力作。秀作。
誤解を学問的なものにした、ユニークな本。着目が良い。
世代間、聞き間違い。
相手の立場になる。
ある意味、誤解は防げないのを前提に行動する
と言うことかも。
自分の理想、プライドを一瞬捨てる。あきらめる。誤解されてもいいじゃないか。自分の心が決めてるだけのこと。気の持ちようだ。
投稿元:
レビューを見る
著者の誤解に基づく記述があって,楽しめる?
式らしきものも出てくるのだが,式にするなら記号の使い方をもっとちゃんとしてほしい。素人を式で驚かせているだけではないのか?
書評で知って図書館で借りようかと思ったのだが,待ち行列が長すぎるので,紀伊国屋書店で購入;
06/24新幹線で浦佐に向かう時から読み始め;
投稿元:
レビューを見る
著者の真意を理解することができたと思うのは誤解かもしれない。モデル化して数式を作り出すというのは、勇気のあるアプローチだと思う。
投稿元:
レビューを見る
西成先生の本は面白いですね。
ただ、『渋滞学』の方が面白かったですけど。
誤解を数式で表すのは、とても新鮮でしたし、モデルとしても納得できるものでした。
基本的な考えは、かなり使えそうなので、今後は、今回この本で目にしたモデル・数式を意識して、コミュニケーションをしてみたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
読了に2か月くらいかかってしまった。なぜか。次から次から別の本が間に入ってくるから。私の個人的渋滞は読書。読むより買うまたはもらう(年に1回、図書館のリサイクル市で30冊もらう。そのうちの半数近くは勤務先の貸し出し図書にしているが。)方が多いからあたりまえ、読んでいない本がたまっていく。どうすれば解決するのか。買うのをやめるか。読む時間を増やすか。買うのを一時おさえて、図書館で借りるようにしていたこともあるが、2週間で読み切れないことも多く、図書館に行く時間もなかなかつくれない。映画を見る時間を減らせば読む時間は増やせるが、録画がしやすくなったのとBSで映画の放映が多くなったのとで、ついつい観てしまっている。たまに大型書店に行くと、発作的に買い込んでしまう。西成先生、この渋滞、何とかなりませんか? さて最近の誤解。私はされた方。教え子が大学生になったので採点などのアルバイトに誘った。クレームの電話をとった彼女は、たぶんクレームとは気付かずに、メモだけおいて帰ってしまった。あとで、これはきちんと注意しておこうと電話をした。留守電だったので一瞬迷ったが、放っておくとすぐ忘れるので、留守電に今後注意してもらう点を録音しておいた。こういうことは留守電はだめだ。ノンバーバルなコミュニケーションの部分で言い方を和らげる必要がある。社会人としても育ててあげないと、という思いもあったのだけれど、「教えてもらってもいないのに、そんなこと私にはできません」と、これまた電話で言ってきた。きちんと会って話せば分かってもらえるような気もするし、もともとそういう人だから仕方ないとあきらめることもできるし、西成先生、どうすればいいですか? ひょっとして、このレビュー読んでもらっていますか? 西成先生。ちょっと理論の部分は記号が多くなってくるとついていけなくなりましたが、前2作同様、楽しませていただきました。
投稿元:
レビューを見る
伝える、理解する等の過程において様々な誤解を生じることは避けがたいが、「誤解」に対して多角的な視点で捉え、分析していこうという試み。理論についていくと、興味は尽きない。
投稿元:
レビューを見る
第2章の「誤解の理論」は当初取っ付きにくい感じだったが、読んでいくうちになんとか理解できるようになった.面白い理論だ.示唆に富む事柄が満載だが、142頁の次のフレーズが良かった.「我々は真意での合意を望むのではなく、お互いが誤解していると感じないように努力することこそ重要なのだ.」
投稿元:
レビューを見る
誤解というコミュニケーションの問題を数理モデルで定義する試み。渋滞学、無駄学に続く応用数理の啓蒙書?
投稿元:
レビューを見る
交渉では先に提案したほうがいいらしい。情報操作がなければ噂は半々になる。偏ってるときは情報操作を疑う。相手の意図だと思うものと自分の真意が大きく違ってしまうと話がおかしくなりがち。
ディベート型のロールプレイング、共通の目的の確認が有効。
プライドや理想を3日ほど捨ててみる。人の深読みは2段階。
無駄学の代わりばんこ社会。岸良裕司相自時妙。
おめは敵だから潰すわけにいかない。
投稿元:
レビューを見る
■「誤解学」読了 ★4つ(5点満点)
「渋滞学」で一部で有名な東大教授西成さんの本。
彼は、完全な理系。工学系の学者なわけですが、「誤解」というどう考えても文系っぽい話題を理系の切り口で扱っているのが面白いところ。
具体的には、科学者っぽく、誤解のメカニズムを(渋滞学で鍛えた)モデリング手法で分析を試みている。
主論点ではないのだが、一番印象に残ったのは「誤解が生じる原因で最大なのは『省略』にある」ということ。
最近ロジカルシンキング講座で、文章添削しまくっている身としては、かなり刺さったので、テキストに1スライド追加しました。
●誤解を防ぐ:省略と無駄の違い
・文章では、省略は減らす、無駄は削る。
・削っても情報量が変わらないのは無駄。情報量が減るのは省略。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4106037467/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4106037467&linkCode=as2&tag=hitoshiebih0a-22&linkId=e1687b60615d0f0bffe2894daecf2186
投稿元:
レビューを見る
選書なのに読みやすく面白い。
誤解ってどんなんがある?誤解って何?どうすればいいの?など一連の誤解についての記述がある。
筆者は渋滞学の専門家。筆者いわく、誤解もコミュニケーションの渋滞だそうだ。「相自時妙」
社会と誤解の章は、社会科学研究者なら当然の事柄だけど、読者にはぜひとも一読してもらいたい。
私的にはあとがきに惹かれた久しぶりの書。
投稿元:
レビューを見る
誤解をモデルを立てて説明している。そのモデルから導かれる結論は割と当たり前であったり、心理学で説明できることで新たな気づきはなかった。改めて誤解というものが生じるメカニズムを論理的に整理するためには役立つ本だと感じた。
投稿元:
レビューを見る
コミュニケーションは二者間で情報交換が図
られている状態で、情報交換が上手くいけば
誤解は生じない。二者の間で真意を探り合い
結果、一致、合意すれば良い。これには、
伝える力と理解する力が必要である。伝える
力は正しく伝える事であり、暗黙知に頼らず
曖昧さを無くす。相手を知らないと正しく伝
えられない。また、理解する力は、先入観を
持つと偏見、盲信に繋がり、誤った理解に繋
がる。互いの信頼関係が大切で共有機会を持
ち、合意形成を得る事も大切である。
投稿元:
レビューを見る
「誤解」とは何か、なぜ誤解は生じるのか、を「数学的」に考察する本。
著者は東大の先生で、渋滞学、無駄学などの著書もあり、分類癖、分析癖?があるらしい。
確かに純化して法則を発見し、次の経験に役立てるという「数学的」視点はわかるけど、内容は自明な感じで、それをやらなくても・・・という感じがしないでもない。
例えば後半、誤解を避けるため、ひいては衝突を避けるためには中庸の精神、仏教の心に答えがあったみたいな話にはちょっと鼻白むし、政治・経済・生活の「誤謬」を誤解と言い換えて関連を述べるあたりも、ちと強引ではないか。
あまり充実した読書ではなかった。
投稿元:
レビューを見る
渋滞学の先生。
誤解「学」って何よと思ったんだが、いわゆる誤解、というものの定義を明確にして、要素、原因に分解してモデル化して、考察する。
もちろん現実には個々人の個性とかいろいろ絡んできて簡単ではないはずだが、そうか、こういうアプローチがあるのかと唸る。
例えば、異なる認識の二人がいる場あり、5割相手に寄せる温厚な人々を想定すると、議論を持ちかけた方が有利に終わったり、信じる信じないの話を人に話せば、元の信憑性に関わらず5割ずつくらいの情報になるので、どっちかが優勢な議論が伝わってくれば眉唾だと思った方が良かったり、面白い結論が出てくる。
面白い先生だ。