イヤムシずかん みんなのレビュー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：銀の皿　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「虫をキライな人が、どんなふうにキライかを生き生きと語ってくれるのはなぜでしょう。みんながイヤだという虫は、実は人気者じゃないかな」。これは「あとがき」にある一文。確かに「嫌い」の理由が沢山あげられるというのも「良く知っている」ことの証拠かもしれません。「イヤムシ」という虫がいるわけではないですが、だいたい想像はつく生きものたち。そんなイヤムシたちのずかんです。

「臭い」「刺す」などに分けられて拡大された虫たちの図鑑。ここではそんな虫たちも「かっこいい！」と思う子供のキャラクターもでてきて、「とにかくキライ」な子供のキャラクターと一緒にいろいろ考えさせるようになっています。いろんな生きものを小さな疑問から少しずつ考え、しっかりした絵で紹介してくれる本を多数書いている著者ですが、本書はちょっと変化球の作品になった気がします。

「イヤなもの」ほど良く見たい？良く見たら面白くなるかも？