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【収録作品】あるいは妻の不貞を疑いたい夫の謎/もしくは尾行してきた転落者の謎/それでもワインを飲ませた母親の謎/はたまた魚籠から尻尾が覗く鯛の謎
軽妙な語り口でえぐい真相を語り、主人公に都合の良い結末になるという、著者得意のパターン。
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条件により過去へタイムスリップするのコトが出来る特殊能力を持つ主人公。しかも、一人では出来ず、誰かを道連れにし、なおかつお酒は欠かせない。この設定が面白く、最後はえー!そー来るか(笑)と思ってしまつた。とても楽しく読めました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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ちょっと説明がくどいのと、中年おっさんの願望で書かれたような感じはするけれど、その分を差し引いても、まぁ面白い話でした!
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SFとは知らずに読んだらやっぱり、SFって苦手と再認識をさせられた。やはり、SF特有の非現実っぽい世界観や特色が無理なようだ。SFミステリーとはいえ、SF要素があると結構キツイ。
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斬新な視点から書かれて、ふむふむと読み進めていきました。でも最後帳尻あわすように完結したので消化不良気味でした。
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61冊目!多作だわー。
タイムスリップは大好物。
タイトルの元ネタになった本、読んでない。読まねば!
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西澤保彦らしい連作短編集。
過去に一緒にお酒を飲んでいれば、その相手と同じお酒を飲むと過去へタイムスリップしてしまう体質を持つ主人公。
学生の頃の友人と再会し飲んで過去へタイムスリップし、友人と当時の自分の恋人が密会する場面を目にしてしまう。だが友人も何かに気がつき動転していた。
タックシリーズでもあるが、飲みながら推理するこの形態はアクロバティックで面白い。色々と強引さはあるもののオチも良く出来ていて読了感は二日酔いどころか爽やか。
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久しぶりに西澤先生のSF設定ミステリ。殺人は起こりません。
主人公は同じカレンダー巡り、同じお酒を飲んだ人とであれば、時代を逆行してしまう能力をもつ。そこからあの時、何が起こっていたかを推理していく。
主人公が若干ハーレム状態なのはご愛敬。
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冒頭───
2010年、十二月二十六日。
鵜久森市には暴風注意報が出ていた。お誂え向きの夜だ。
かたちばかり自宅に持ちかえった論文の下書きや資料などろくに見もしないで、昼間からだらだらと飲んだくれていたおれは、そろそろいい塩梅になったところで、手ぶらでマンションを後にした。徒歩で繁華街のほうへ向かう。
戸外は予想以上に寒く、たちまち身体の芯から冷える。歩いているうちに、酔いが半分がた醒めてしまった。首筋とのあいだに隙間ができないよう、マフラーをきっちり巻きなおす。やれやれ、せっかく準備万端で出てきたっていうのに。どこかで飲みなおさないと駄目だなこりゃ。
時空間を過去や未来へ行ったり来たりのいわゆるタイムスリップもの。
この行ったり来たりがややこしい。
読んでいても、いったい今どちらの時間の物語を書いているのか分からなくなるほどだ。
主人公の“おれ”こと古徳が泥酔してさまよい歩いているうちに、学生時代の親友早稲本に出会う。
そこから、彼の妻で古徳の元カノでもあった美智絵やその母親や娘の優香、さらには友人たちをも巻き込んで学生時代にスリップし、そのとき分からなかった様々な事実が判明してくるという内容なのだが、なんか話が現実離れしている。
優香の出生の秘密など、その最たるものだ。
ええっ、そんなことがあっていいの?
それで優香が産まれたのだったら、美智恵に罪悪感や贖罪の思いはないのか、と思ってしまう。
さらには、どれだけ美智恵が美形だと言っても、五十才間近で娘と見間違うばかりの美貌なんてわけがなかろうにと突っ込みたくなる。
SFだから、何でも許されると思ったら大間違いだ。
SFだって、最低限のリアリティは必要だ。
この作品には、どうもその辺りの概念が欠けているように思えてならない。
著者略歴には、───SF的設定と本格推理の融合をはたした独自の作品群で読者を魅了し続けている───とあるが、わたしは全く魅了されなかった、とだけ言っておこう。
もともとが、中央公論のHPに連載された作品だからね。
そんな作品がそれほど面白いわけはないな、とあらためて納得。
この作品もそうだが、最近読む小説は、本の雑誌やダ・ヴィンチなどで”お薦め本”とされたものが多い。
しかしながら、ほとんど面白い作品に出会った例がない。
何故だろう。不思議である。
ブクログ仲間さんのお薦め本などは、大抵が面白いのに当たるのだが。
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勘定に入ってない下戸な私が読みましたが(笑)
飲兵衛でさえない親父がなぜモテる。。。。。
エッセイ的ものかと思っていたが違ったようです(笑)
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最初、取っ付きづらいと思っていたが、キャラクターが掴めてきたら一気読み。最後あたりは記憶…おっと。少し怖くもなりました。謎解きタイムトラベルものとして面白かったです。
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表紙と題名から勝手に明るく楽しい話だろう♪と思いこんで図書館で借りてきたら、主人公の古徳は自殺願望の強い50男でいきなり「暗ッ‼」と思った(^^;)そして酒を飲んで条件が揃うと過去にタイムスリップするという特異体質(゜o゜;)過去から帰ってきてする推理も暗い感じ(--;)しかし最終的には若い嫁をもらって長生きするみたいだから、中年の希望の星☆といえるんではなかろうか?(^_^;)
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わりと明るいほうの西澤さんで良かった。
母親と全く同じ外見の娘、って言われてあっ西澤さんだしこれはさては…と思ったけどやっぱり最後にそうなってた。
自殺願望のある主人公、嫌いじゃない。しかし、てっきりこう、徐々に時間軸をさかのぼって主人公の自殺願望の理由を見せてもらえるんだ、と思ってたので、あ、あれ?とは思ったけど、まあ、いいか。
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流石は本格の貴公子。本来ならオカルトめいた本作品は途中で気がついた時点で読むのを止めるのだが、面白さと謎解きの妙に惹かれて読破してしまった。
日本では稀な風刺の効いた洒落た読み物が、本格推理で楽しめるのはこの作家の魅力だろう。オカルトも論理的に割り切らせるところは流石と謂わざるを得ない!アットホーム的なラストのシーンが印象的です!
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一緒にお酒を飲んでいる相手と、過去のあるタイミングへタイムスリップ?
わりと適当感のあるタイムトラベルもの、といった印象です。
お酒が入ってなくても、なんだかふわふわっと読めました。