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女ばかりだと、いいこともあるけど悪いこともある。
そんな中での男の役割。
うちは男系で良かった・・・
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ひと昔、いやふた昔前の、威厳と力でもって家族の中心に君臨していた父親とは違う形だけど、それでもソートクがこの女ばかりの家族の中で中心にすっくと立っているのには違いない。次から次へと問題が押し寄せてきてホントに息つく暇もない。
女同士ってなにかと面倒くさくはあるのだろうけど、歳を取った姉妹が仲良く旅行なんかしてるのを見ると心からうらやましいと思うのです。
そして、父親。雷おやじや亭主関白はイマドキ流行らないけど、やはり家族の中心には父親が必要なんだなぁ。娘にからっきし弱くて妻には適当に転がされつつも精一杯の愛情で家族を守る、そんな父親に心からエールを送りたい。
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姉と妹に挟まれて育ち、男の子が欲しい…と神頼みしても
自分の子供3人はすべて女。
同居する母と娘2人、孫と姪とネコ2匹のオンナに囲まれた
女系家族の王道を行く崇徳さんが
家族のために奮闘する物語。
近所に住んでいる姉もちょくちょく遊びに来て
森川家はいつも賑やかです。
その分問題や気がかりなことも多くなり、
自分の家を『熱帯雨林』とたとえる始末。
こんなに長年女性に囲まれて暮らしていても
女性に詳しくなるどころか、未だに理解できず
驚くより感心しているくらいなので、
よくわかってらっしゃる~と
地雷踏んでますけど~を繰り返してます。
なのですが。
記憶が曖昧になった母に対する接し方が素敵で、
家族からの相談をバシバシ受けてしまうのは
こういう家長だからなんだなぁと。
結構頼りにされている父なのです。
女性が元気で強いのは、
その家族が円満だからなのですね。
グッと抑える男心、有難さが伝わる一冊です。
森川家の一員の元迷い猫姉妹のメグとグレ。
崇徳さんだけに懐かないという設定で
崇徳さんが出てくると逃げてしまうので
後姿の描写ばかり。
…もうちょっと登場してほしかった…残念。
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母、姉、妹、娘、孫、姪、猫に至るまで全員女。女に囲まれて暮らす大家族の中心にいるのが59歳の崇徳(そうとく)さんです。単純に大家族って賑やかで寂しくなくていいなと憧れていましたが、家族の中でも決して明かしてはいけない秘密を背負っていかなければいけない場合もあるんだなと後半では涙が出ました。いろいろ厄介な事件が次々と起こるので長編ですが飽きません。家長の主人公が娘や姉妹の彼氏や夫とうまくコミュニケーションをとっているところもステキです。大人の恋愛小説としてもほどよく、楽しめました。
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森川崇徳、59歳。
曾祖父の時代から続く女系家族の中の男ただ一人。
少し認知症の始まった母。
過去の浮気のせいで反発して家を出て競艇選手になった長女との確執。
姉、妹、娘、孫、姪の持ち込む様々な問題に、
孤軍奮闘する崇徳さんの悲哀がなんともいえず面白い♪
おまけに飼い猫ちゃんのメグとグレ。
食事やトイレの世話まで、かわいがっているにもかかわらず崇徳さんに全く懐かない。(笑)
男の人が嫌いなのかと思いきや、娘婿の通称カメムシくんには懐いてる。
果ては、我が運命を薄命の三毛猫の雄にたとえる始末。
カバーが猫ちゃんをだっこしている崇徳さんなので、
もっと猫ちゃん出てくるかなあ?と期待してたんですが…。
長女、美千恵の大好きだからこそ許せなかったり、素直になれず反発してしまう気持ち…。
父、崇徳さんの不器用で深い愛情…。
娘である私にはとても感慨深かったです。