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第九弾
四話構成、最初の三話は例よって、都合よく解決
タイトルでもある四話目は、次回以降へ話をつなげる?
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シリーズ9冊目ともなればパターン化はある程度覚悟ですが、2話目の「神楽坂の虎」は珍しく後味の悪いやるせないお話でした。3話目「天下の茶碗」は、名僧を説得する信平の言葉には感動ですが、最後のオチが落語のようで笑えました。4話目「将軍の宴」では、またまた出世すごろく前進するものの、大きな陰謀が次回へつづく…。
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三代将軍家光の正室「本理院」の実弟、鷹司松平信平の活躍を描く時代小説も九巻目。
今回は切った張ったの無い「天下の茶碗」という話が特に面白い。
二代秀忠期まで所持を禁じられていた「新田岸部」作の茶器を巡る騒動で、買えば数万両もする茶器と、信平が偶然一両で買い求めた贋作が絡んできて事態は思わぬ方向へ…他三編。
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「鉄の証文」の、
松平信平の関係ないところから、
同心の五味が事件を運んでくるという流れが、
ありがといえばありがちだが、
自然な流れでいい。
一方、「天下の茶碗」の
信平が見つけて安く買った茶碗が本物だったというオチは、
それまでの紆余曲折があるものの、
ありがち過ぎて好みではない。
複雑ですな、読者心理は。
次作は、話が京へ行くようで楽しみ。
それにしても、
前作であきらめろとばっさり言われていたけれど、
五味とお初さん、なんとかならないのかなぁ。