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既存のメディア、インターネット、それぞれの世界でビジネスをしている人達にインタビューして、メディアのあり方を探る。電通で新聞を長く担当し、インターネット専業のcciの社長をしていたからこそ、できる企画なのかも。
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東浩紀氏へのインタビューで下記の部分に納得した。
『ネットは、みんなの「欲望の問題」を可視化する装置なんです。「みんなが何を望んでいるのか」「みんなが何を好きなのか」はわかる。ただし、「何が正しいのか」「何が真実なのか」はわからない。これはすごく大事なところです。』
第7章以外は論点がぼやけていて何を言いたいのか伝わってこない。まさしくメディがが苦悩していることだけはわかる。
ハズレの本の部類かな。
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電通でネット創成期から携わってきた、ある意味インターネット広告の目撃者でもある著者による、ネットを軸にしたメディアの今をめぐるインタビュー集。
各テーマごとの掘り下げ具合こそ、ページも限られていて、もうちょっと深掘りを!と思うところもないではないが、そのテーマごとの問題意識であったり、フィーチャーすべきポイントがまとまってる感じ。
公共性とマネタイズあたりがこれから主要な問題設定になってくるのかな。
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メディアとしての苦悩、新たなる希望を理解するのを助ける1冊だと思う。
・インターネットの登場が「企業」の社会性そのものを可視化させる
・メディアリテラシーを向上させなければ、情報の偏食が起こり、情報格差が進んでしまう
・ページビュー等価主義のネットビジネスでは、ユーザーやコンテンツ制作者へのリスペクトが足りない
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元電通勤務の著者が、名だたるテレビ局、新聞、SNS、ニュースサイト、ブロガー、ジャーナリストや評論家など28人に、メディアの現状と今後の課題などについて問いかけたインタビュー集。
せっかく多くの主要なメディア業界の方にインタビューしているものの、1つ1つの記事が文量が少なく、その一方でテーマはデジタルメディアを中心としながらも、メディアの公共性、マネタイズと広告倫理、社会学的な評論、さらにメディアの責任と利用者のリテラシーなど幅広すぎて、全体的に薄味な内容。
また、WEB業界・広告業界の用語を特に解説なく記述されていることもあるので、ITメディア事情に詳しくない人にはわかりにくい場合もあると思う。
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メディア全般に話を広げ過ぎて若干掘り下げが足りないきはするも、時々面白い発言が得られて良いです。
特にドワンゴ川上さんの発言は興味深い
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ひとりひとりの話の内容が物足りないのはまぁそういう本だから仕方ない(笑)として、各メディア業界のトップ(またはそれに近い人物)をここまで集めたのは素直にすごいと思う。新聞社によってデジタル化に対する態度がはっきり違うのがよくわかるわ。
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証言する人数が28人と多過ぎて、もっと見たい人が、えっこれで終わりみたいなのが多くて少し残念。
メモポイント
•今のインターネットメディアは構造が歪になっており、コンテンツと作る会社とアグリゲーションする会社が違っており、後者の方が儲かっている。これでは長期的な存続は難しい(ドワンゴ川上会長)
•日本のネットは反応などを可視化しているだけ
(東浩紀)
•ダイワハウスの大島さんの章での広告の考え方は賛成。CPAしか追わないし、それしか勉強(ようは商品売ってるだけだから)してないから、リテラシーが上がらない。
•日本人は公にストレスを吐き出す場所が欧米のようにない、だからSNS依存症などが出てきているのではないか。私見ですが、さらに言うと、だから最初であった中川さんが話すように「バカと暇人のもの」になっているんではないか。
•やまもといちろうさんのプライバシーポリシーに対するリテラシーも業界全体で上げていかないといけない。
一つ一つの項目では面白いですが、書籍という形態にする必要があったかは、疑問符な構成だったな。
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興味深い内容ではあったが、問題提起に終始した感じ。
・新聞はネットを取り込んで行く
・テレビはまだまだ大きな力を持つ
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まさに28人のメディアピープルの苦悩。たぶん聞き手の著者も悩んでいるんだな、と感じました。ただそれぞれの苦悩が細切れ過ぎでサワリの部分で終わっているところが苦悩を「困ったな…」に止め「苦しい…」にしていないのが残念。そこらへんもWEB的?プラットフォームとコンテンツの同床異夢の行く末は?その中でドワンゴの川上氏のきっぱりとした発言がとても印象に残りました。
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既存メディアに視点をおきつつ、インターネットをはじめとするプラットフォームにコンテンツをシフトできない既存メディアおよび、プラットフォームを脱することができないネットメディアのジレンマを描いた興味深い内容でした。
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あまり目新しい話題はなかったが、それぞれの当事者が今考えていることがここまでコンパクトにまとまっているのは貴重。
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新旧メディア関係者の苦悩を語ってもらい、これからのメディアについて考える、という内容。なんだけど、第一章に関しては印象操作としか思えない酷いインタビュー記事。編集後の記事で会話のキャッチボールすらできてないってのは意図をもって編集したとしか思えない。
二章以降は僕みたいに社会の仕組みを知る前にインターネットにどっぷりはまった人には考える事の多い内容。視野が広がった。
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●:引用、→:感想
●日本におけるハフィントン・ポストは、極めて実験的な試みです。事業としてテイクオフできるかどうかは未知数ですが、情報の整理役を務めるメディア的側面と、ユーザーに発信させる舞台的側面を提供する姿勢は注目すべき試みです。これまで既存のマスメディアは自らの情報収集と価値観に基づき、情報発信してきました。ハフィントン・ポストに代表されるソーシャルニュースは、情報整理の「行司役」というメディアの新しい機能を示唆しています。
●マスメディアもネットメディアも個人メディアも、それぞれ社会の信頼を得て、ネット情報社会の「羅針盤」となる覚悟を持つことが必要です。さらに「権威」としての役割から情報空間の「行司役」や「飛脚」としての役割を持つことも必要です。
●ページビューを貨幣価値とする「集金装置」であるまえに、メディアや個人が「信頼を貨幣価値とする「集合知性体」として機能することが必要であると僕は考えています
→グーグル、アマゾンなど利益追求至上主義的(ページビュー、アフェリエイト)な海外系IT企業に批判的姿勢。公共性、信頼性、安全性を担保するヤフーなどの日本企業(従来のマスメディア)に賛同。
●ヤフー発信の情報は、ヤフーが責任を持つ。背景には、メディアの公共性への強い意志があるようです。
●ヤフーは信頼があったから、あれだけのページビューと、ネット広告において圧倒的なシェアを取れた。ヤフーを見ていれば、ある程度安心して社会、生活を送ることができるところがヤフーのブランドですね。
→ヤフーニュースがネット業界でそんなに権威(ニュースの信頼性)があるとは知らなかった。ほとんど利用しないから。
プラットホーム(ハードウェアやOSなどの基盤のこと)、アグリゲーションメディア(他からコンテンツを集めるメディア。ヤフー、MSNか)、コンテンツメディア(新聞、雑誌、テレビのように自社でコンテンツを作っているメディア)、情報流通プラットホーム(放送・広告・音楽 ・ゲームなどのマスメディアコンテンツをネットワークに流通させる基盤のことか)→内容を理解するための言葉がまず理解できない。
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様々なメディア関係者の話が載ってあると知って面白そうなので読んでみた。
意外とフジテレビの社長の話が面白かった。コンテンツベースで考えると最初にドラマを放送するのはCSがいいとか(現状は放送収入がベースなので地上波が一番最初ということが多いんだとか)。先日、フジテレビのドラマやバラエティ番組を7日間無料でネット配信する『+7』というサービスを発表したけど、こういう社長だからこそなのかも。
後、Yahoo!ニュースの記事をピックアップするのは一人が全ジャンルを担当しているということを初めて知った。時事ネタは得意なんだろうな。後、Yahoo!ニュースの歴代ダントツのページビューを叩きだしたのは『のりピー騒動』の時だったらしい。あれを超えるものはないというのが現状とのことだけど、いったいどれほどのページビューだったんだろう・・・。
後、読んでみて、なんだかんだいってテレビってやっぱりすごいんだなと思った。広告もウェブと違って広告効果の測定は難しいけど、影響力はやっぱりすごいんだろうな。まあ、そもそもこの本にも書いてあるけど、テレビCMで印象に残るのはよくあるけど、ネット広告で印象に残るのはそうそうないしなぁ。Yahooのトップ広告は奇抜な演出も多いから印象に残るものもあるけど、一時的なもので数ヶ月もするとどんなものがあったか忘れることがほとんどだし。