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一言で……
嫌いな貴方に恋してしまって牽制しながらも惹かれあってラブラブハッピーエンドに至る話!!でした。
とある理由からお互いのことをあまり好ましく評価していない二人が、
これまたひょんなことから一緒にいなければならなくなって、
段々好きになっていく様がとても可愛いらしかったです。
ヒロイン:サラは勝気な女性というイメージ。少女小説の主人公を少し強きに、けれど女らしさは忘れずにという丁度良い加減をとってました。
ヒーロー:ヒューは堅物、真面目、見目は麗しい。けれどしっかり男らしいところもあって……と、魅力満載てんこ盛りでした。
私少女小説しか読んだことがないのでこういった展開。型破り。な小説があっても良いんだなと少し驚かされました。
ええ。こういうキャラであるのならこうしなければならない。というお約束。よく、ありますよね?
乙女ゲーや少女小説であると、序盤の描写からこのキャラクターはこの記号にあてはまる。ということはこういうキャラかと予測できその範囲内で動いていくんですが。海外の小説……そういうのは、無かった!!!
深い感情表現はなくどこなく気品溢れる感じでした。
訳した様な文体が好きなので普段の小説にはない独特の感じがたまりませんでした。
展開は、序盤のサラとヒューの仲の言い合いや、サラ、ヒューの周りの人との関係など細かく描かれていました。
また、何でもないような場面での行動が後半にも出てきて、そこでまた違う意味でとれたり、冗談になっていたりした所が良かったです。これは、さっきのあれか!と読んでいてニヤリとできます。
ただ、好きになる過程というか、相手に対する感情と言うかいささかのりきれない。何かもっと上手い感情の表現の仕方があればもっと読み応えもあったしいり込むこともできたなぁと。
若干の物足りなさは感じつつも(何が物足りなかったのか自分でもよく分かりません)けれど、ときめきは大いにありましたし、設定も良かったので満足でした!!
≪こんな人におすすめ!≫
・嫌いから始まる恋が好きな人
・真面目、一言多い、黒髪で眼鏡かけてそうなキャラが好きな人