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アキラさんは1人暮らしでしあわせになりました。本人の自由の範囲が広すぎず狭すぎないのがアスペルガーの幸せで、適度な枠がアキラさんには1人暮らしだったみたい。
小さな1DKで1人暮らし、週払いの給料。→二部屋以上の住まいで月給生活というふうに、枠の広さを広げてから、他人との共同生活にチャレンジしていたら、借金による家族離散はさけられたかもしれません。でも、本人と親にアスペルガーがわかっていなかったから、なにか訓練が必要という発想がなかった・・・・。
困り感がないと訓練の必要を感じない。
困り感が強いと二次障害を受けやすい。
本人が困らないとパートナーがカサンドラ症候群になる。カサンドラになったら離れることが最良の治療。
・・・というのがシリーズ4冊の流れ。
「アスペルガーの人とパートナーを組むときは保護者マインドが必須。保護者じゃいやで、家族の問題に協同で当たりたいと思う人はアスペルガーの人と結婚しない方がいい」というのが自分の結論です。
ツナさんとアキラさんは、アスペルガーに気付いたのが結婚・2人の子ども出生後だったから、別れて暮らすしかなくなりました。でも、この一家が不幸なわけではないので、私の結論は「幸せになるためには」ではなく「カサンドラ症候群にならないためには」という前提で成り立つ限定理論です。
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アキラさんが自立している!とびっくり。色々言われて辛いかもしれないけど、お互いにとって別居はよかったよなあ。困り感のない発達障害って手ごわいなあと思いました。あと、常に自分より相手や周囲のことを思ってしまうツナさん、そりゃあ病気にもなるよな。いい人すぎて気の毒になってしまった。
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2016/11/14読了
一巻目を読んで、所謂「アスペ」についての興味を持っていた。
障害というよりかは、人の気質に近く
なかなか触れにくい部類の項目ではあるけれど
本書は、アスペルガー症候群と発覚(自覚)した旦那さんが、子供と奥さんと別居したその後の記録になる。
奥さんも鬱になってボロボロになってしまったけれど、ちゃんと立て直すことができるまでの心の努力があったことや
家族が家族たる努力(絆とかいう生易しい言葉は私は好きではないのでこの言葉で)があってこその生活続行だと思う。
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アスペルガーな旦那と離れて暮らしてみて。
自分のペースを守る事、が大事。
自分で考えさせる事が大事。
うまく誘導する事が大事。
とはいえ、なるほどと思うのと、そう行動するのとは
また別問題。
結局感情的になりやすいので、言う前に考えられれば
一番いいかと思うのですが…どうでしょう?
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別居して4年。アキラさんの生活や、成長した子供達のこと、そしてツナさんのカサンドラ症候群について。
パートナーがアスペルガーでも、問題なくうまくいく夫婦もあるだろうし、努力を重ねて穏やかに暮らす夫婦もいるのだろうけど、我が家はアスペルガー疑惑の夫と消耗戦です。
別居という選択肢に希望が持てる内容、と受け取りました。
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「悪いところは直していこう」という意識がなければ、家族はうまく成り立っていかないんだな、と感じました。
たとえアスペルガー症候群の配偶者でなくとも「自分の考えは絶対曲げない」みたいな人だったら、同じような辛さを感じると思いました。
ツナさん夫婦がいつか一緒に過ごせたらいいな…
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アキラさんとツナさん、また子供たちとの関わり方が赤裸々に描かれている本シリーズ。本作では、アキラさん宅で過ごす息子さんが息抜きになっていること、アキラさんのお母さんの死、カサンドラ症候群のことなどが触れられている。
また宮尾先生監修のもと、アスペルガーやカサンドラ症候群の詳細な症状等に関してもちゃんとわかりやすく書かれているので、すごくわかりやすく、とてもおすすめ。
わたしもアスペルガー特性を持った人と接するときはとても苦労するので、参考になる。