紙の本
本作初の長編
2020/09/29 12:11
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズの初の長編。ほのぼの感は少なく、やるせないお話です。病気や長寿ではなく、このパターンが早くも来たって感じですが、ここから8まで続く…。その後、覚えてる彼はどのように生きていくのか?好きな人が出来て、結婚して…。っていう幸せな姿が想像つかない。よく悪い事はされた方が覚えていて、した方はそれほど覚えてないって言うけど、これは全くの逆ですね。覚えてる方がしんどいけど、覚えてないって言うのも別のしんどさがあるでしょうね
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理不尽だなぁと思った。そもそも死は、理不尽なことだけど、人に殺されるというのは、なんと理不尽なことか。
今回の「街」の訪問客は、なんと殺害された被害者だった。殺害された人は、とても不安定で、自我がバラバラになってしまっている。自己の死に他者の明確な殺意が絡んでいること。それがどういうことなのか、この「街」で、秀晴は深く考えている。
なんだかんだと優しい秀晴は、自分から客に巻き込まれていってしまうことも、ままあるんだけど、今回は、いつになくハラハラしましたね。なんせ、相対したのは殺害者だもんね。
でも、矢崎さんが書くキャラクターだからか、やっぱり人殺しの方にも、身につまされるというか、同情の余地がありました…被害者も加害者も可哀想で、それを見守るノエや秀晴も、つらかったね。
この「街」がどうして作られたのか。なぜこんな形になったのか。答えはきっと出ないままだけど、最後のショートショートのように、生き返った人が、生き方を変えて、いつか幸せに最期を迎えられたなら、ノエの犠牲もきっと報われるだろうと思いました。
読後感は爽やかで、2巻目よりはこちらの方が好きかもしれない位です。
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いつものように手を合わせてごちそうさまでした。
矢崎さんの作品は読むとほっとする。
それはやっぱりあったかい食べ物の描写にあったかい心がこもっているからなんだよね♪
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シリーズ3作目。
今回は短編ではなく、長編(中編?)。短めなのであっという間に読める。
今回、秀晴は初めて、殺された人と“街”で出会う。誰に殺されたのか?なぜ殺されたのか?謎解きもありながら、美味しそうな食べ物がいっぱい出てくる。
ふーふーしながらもんじゃ食べたい。
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食堂つばめ3作目、長編。知人に殺された男の話。
設定が複雑だったが、自分を殺した人間がいる世に誰の木多くがどの程度残るのかわからない状況で戻れるわけがない。
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シリーズ一作目の謎めいた雰囲気はないけれども(…と、今回も書いてしまう)好きなシリーズものだ。
“世にも奇妙な物語”でドラマ化したらいいんじゃないかな?という雰囲気。
お好み焼きの好みは…
私はもんじゃは苦手です。(笑)
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三途の川が楽しい食堂に変わった感の、食堂つばめ。生きるか死ぬかの瀬戸際にいる人の選択の場である、というのはシチュエーションとして有かな。と思うものの、殺された人まで生き返れるというのはちょっと・・・。「人を殺めるということは、取り返しのつかないこと。」まさにそうだと思うから。
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もんじゃが無性に食べたくなる第3巻。
もんじゃは美味しそうだけど、お話はずどんと重い。
新たに明らかになった街の設定がとてもリアルな気がした。
『食堂つばめ』のシリーズは、生き返ることも死ぬことも出来る世界が舞台だ。
そんな世界で一人でも多くの人を生き返らせようと奮闘する人達が主人公だけど、生き返ることや生きることの困難も教えてくれる。
生き返るために必要なエネルギーがあることが無視されずに書かれている。
それは日々を生きるために必要なエネルギーと等しいのではないかと思う。
そのエネルギーを補給する過程を描いた物語だから、もやもやと悩みながらも本を閉じる時には力をもらっている。
そんな気がする。
今回街を訪れる人はよく食べてよく寝る。
なんだか気持ちいいなと思った。
私も見習って疲れた時にはエネルギーを補給しなくては。
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3冊目はどんな展開かと思ったら、殺された人の話。しかも友だちに。
殺されて辛い思いをしたうえに、辛い思いをしないといけないなんて不公平な気がする。
何より気になるのが行方不明の1週間、体はどこにあったのかということ。一瞬実は奥さんが…と深読みしちゃったけど、そこは触れていない。もう少し丁寧に書いて欲しかったな。
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前2作と違い1冊で1話でした。色々のつじつま合わせが強引なところは、児童書だと思って読まないと疲れます。結局、ぶたぶたですね。
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相変わらず面白い・・・。面白いばっかりでもあかんけど、面白い・・・。
もんじゃが食べた・・・くはならなかったんやけど(笑)、人と人のつながりを書いた本。
「言わなくていいことを言う」
と、いうことがちらちらと出てきてたな。
りょうさんが過去に「食堂つばめ」の街から現実世界へ行って、何か言ったり干渉したりしたのかな。
そのあたり、1巻で語られてたっけ?
なんせ1巻は想像と全然違う内容にちょっとびっくりして終わったからね・・・(笑)。
それにしても、「殺された人」がやってくることになるとは。
生きてるときの記憶も、死んでしまった理由も、そりゃあ、大事やで。
ほんで、思いだすのが怖くもあるよね・・・。
そのあたり掘り下げたらもっと長くねっとりしそうやのに、相変わらずさらっと仕上げてくれてよかった。
結構重い内容なのに、読んでてしんどくならないのがいい。
それでいて
「よくわからん」
ちゅう具合でもないし、不思議な話。
誰かがとてもうらやましいと思う気持ち。
・・・までは、まだ、いいのね。
嫉妬を前向きな力に変えて、誰かを越えようと躍起になって、でも、どこまでいってもその「誰か」は自分の持っているものをほしがってくれない。
あー、それ、つらいよね。
わかる。わかるよ。
でも、世の中の末っ子は姉や兄に対してみんなそういう気持ちを味わってると思う。
あれはしちゃいけない。これはやめたほうがいい。と、他人にいうのは、その人のことが心配やからなのか。
そうか。
それにしても、「居酒屋駄菓子屋」かあ。面白いな。
いいな。笑
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■ケッパー
フウチョウソウ科の落葉低木。南ヨーロッパ原産。高さ1メートルほど。春から夏に,多数の紫色の雄しべをもつ白い花が咲く。つぼみはピクルスにすると独特の風味があり,香料などに用いる。ケッパー。
(20170130)
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今までは病気や自殺などで亡くなった人の話しだったけど、今回は殺された人の場合。
自我の崩壊…なるほどね。
続編も早く読まなくては!
2017.9.14 読了
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もんじゃ焼きって食べたことがないのだけれど、駄菓子屋さんの店頭で子供のおやつとして食べられていたものとは知らなかった。