紙の本
アルコールの問題を強調
2023/09/24 18:55
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
自死にいたる前には精神疾患(うつなど)に罹患している場合が多いことは聞き知っていたが、そこに飲酒の問題が大きく関わっていることなどを、データなどを基に紹介してある。主旨はよく分かるのだが、ブックレットにしては説明が難しく、やや読みにくかった。
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アルコールとうつと自殺の関係を説得力のある文章で述べられている。かつ、文章もわかりやすく、読みやすい。ただブックレットの関係か字が小さいのが老眼には辛いところである。エッセンスのように述べられる一言一言が今後の臨床でも使えそうである。この本はアルコール依存症という否認の病を否認する臨床家にまず読んでいただきたいものである。
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アルコールとうつと自殺の関係について、しっかり学べます。
中高年の男性の自殺予防対策には必須となる事柄がデータを元に丁寧に紹介されています。
これを読むと、世の中にはアルコール問題を抱えていて、自殺リスクの高い人たちが多くいることに気づかされます。
しんどそうな人、つらそうな人がいたら、ランチに誘いましょう。
お酒は二合までにしましょう。
そんな具体的な言葉かけも紹介されていて、すぐに役立つ上に、密度も濃い、ブックレットです。
アルコールを末長く愉しむために。
アルコールに命を奪われないために。
アルコールを愛する人にこそ読んでもらいたい一冊です。
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すごく、まっとうで丁寧な本。
断定調でなく、自説の怪しい部分にも触れる
酒、1日2合までOKで、聴衆笑顔にw
別紙ノートあり
フィンランドのアルコール=自殺問題対処。
図書館の本
もう少し、安くするといいのに
奈良と和歌山の自殺率の差
和歌山は南部の漁師の性格があるからなぁ
ちょっと土佐に似ているかも
ちなみに奈良県の分析では
・奈良は貯金が全国トップクラス
・奈良は飲酒量が少ない
男性、他人に道を聞けない人が自殺する。
プライドが高く、他人に助けを求めない
アルコール、鬱、返済困難な借金→自殺
男性は自殺未遂少ない。
女性は多い。
大酒のみに薬が効きにくい理由。
治療薬も肝臓のテトクローム系酵素が
どんどん分解するので、血中濃度が上がらない
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うつの背景にはアルコールの存在が大きいこと。それにもかかわらず、うつ病や自殺について論じられるときにアルコールの問題は取り上げられていないこと。確かにほかのうつ病の図書でアルコールを論じたのは見たことがない。唯一、何かの本で見かけたのは、薬を飲むときにアルコールを水代わりにして飲んで効くわけがないというわずか一文だけ。アルコールそのものにうつ病を引き起こす素因があること、アルコールによって衝動的に自殺企図が高まることなどは知らなかった。
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うすうす感じていた人間の身体と依存の関係。この3つが「死のトライアングル」という科学的な分析と説明に身近な方々の顔浮かび愕然とする。知人と話していて寄贈された本。原因も結果も対策も「孤独」を抜きに考えられないとは。コロナ禍で挫折と孤独に陥らざるを得ない状況が悲しくて恐ろしい。