紙の本
テレビにも、ラジオにもいない伊集院光
2017/11/10 12:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:poyo - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビにも、ラジオにもいない伊集院光がこのエッセイ集にはいる。
身辺雑記のようで、かならずしもそれでは終わらないのが
彼のトリックスターぶりが発揮されているとでもいいますか。
特にのはなし、しの最後のエッセイは必読。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kimichan - この投稿者のレビュー一覧を見る
のはなしからずっと買っています
唯一最初から最後まで繰り返し読める本です
それだけ面白いし夢中になります
続きが出ないかな〜
投稿元:
レビューを見る
シリーズ第四弾
やはりこの人の発信するもの、人間性が好きだ。
「ぷ」の話「ん」の話が特に良かった。
最後のクレジットもこの人らしいんです。
投稿元:
レビューを見る
【伊集院光のはなし】
まず☆5は贔屓である。実際は☆4。
僕は伊集院光さんが大好きなので、評価が高いのは許して欲しい。馬鹿力を聴いていて、のはなしを読んだ事がある人は間違いなく☆5だとは思うが、伊集院光さんをテレビでしか知らない人には、この人頭おかしくなっちゃってるんじゃないの?と勘違いされるほど、今回もクレイジーだった。
伊集院光さんのどこが魅力かときかれれば、まず声。そして体系、そして一番はメンタルの弱さだと思う。大きななりして本当に小さい。そこが実にたまらない。もう、人格からして、伊集院光の心の狭さに惚れてしまうのだ。
理不尽な怒り、人間臭過ぎる行動、その全てに親近感が沸く。伊集院光さんののはなしを読んで面白いと思った人は、絶対に馬鹿力が聴きたくなるし、テレビでまじめにタレントやってると、応援したくなる。
爆笑の回避は不可能。
早くのヒカルの5じゃなくてのはなしのごが読みたい。
投稿元:
レビューを見る
深夜ラジオのカリスマパーソナリティーは気鋭のカリスマエッセイストでもあるのかもしれない。
落語家時代から積み上げられてきた卓越した話術がそのままのクオリティで文章に転化した本書。そのテンポ、語り口はまるで無声ラジオを聴いているかのような陶酔感を与え、読む人を活字の渦に飲み込んでいく。
内容も著者独特のユーモラスかつ自虐的な目線が光る笑える話や、一抹の哀愁を読後感に忍ばせる話、ふとした日常の為になる話など、人生経験の豊富さがにじみ出る幅の広いものとなっている。
ちなみに私はエビフライおじさんの話が好き。そのほかにも所々感極まってしまった。
重ねた年月というのは、ここまで人を魅了するんだなあ。
投稿元:
レビューを見る
とにかく一貫していろいろなことに戸惑っている様子がとてもいい。時に頓知を利かせ、時に子どものようにおむずがる。四十を超えてもやはりそういうもんなんだな、と思うと肩の荷が下りる感じ。同じように年を重ねたいと強く共感したのである。
投稿元:
レビューを見る
ずっと大好きで楽しみにしてた伊集院のエッセイ、ひさびさの新刊!すごいわくわくして読み始めたのですがなぜか波長が合わず乗り切れなかった。もったいないので少し間を空けてリトライする。
投稿元:
レビューを見る
伊集院光さんのエッセイ、のはなしシリーズ第4作。期待を裏切らない、安定の面白さ。のはなしではこういうのを読みたいんだよね、という期待値にピッタリ寄り添っている感覚。そのテンションを4作ずっとキープしているのもすごい。時々全作ぐるっと読み返したくなるシリーズですが、もちろんこの一冊もその仲間入りです。
投稿元:
レビューを見る
伊集院さんのラジオと同じで、リズム感がものすごく、読んでて心地よい。何処から読んでも面白いけど、ラストはちゃんと伏線を回収してて、鳥肌たった。
投稿元:
レビューを見る
ラジオパーソナリティでお笑いタレント伊集院光によるエッセイ。
彼の持つ、フツーの人とは違う独特の視点、理屈っぽさ、こだわりの強さ、想像(妄想)力の強さ、何にでも興味を持つ好奇心の強さが感じられる小話が約100本。
僕が一番好きだったのは、伊集院氏の奥さんの弟さん(中学生で亡くなった)が生前残したノートに書かれていた意味不明なメモの話。
「んかきそこねもの巻」の話。
笑い、切なさ、「わかるわかる」的な共感など、読んだ人に色々ものが混ぜ合わさった、何とも表現しづらいモヤモヤした感情を抱かせてくれる、絶妙の小話だと感じた。
他にも、
・「好きなアニメ」の話 …TV番組のアンケートで子供の頃に好きだったアニメ5本を回答したら全部同じ演出家だったことが後で分かるという、嘘みたいで感心する話。
・「死ぬ」の話 …子供の頃「自分が死んだら世界は消滅するんじゃないか」と考えて眠れなくなったという、ちょっと考えすぎちゃう子供にとっては「わかるわかる」的な共感話(僕も子供の頃そんなこと考えてました...)
・「夕焼け」の話…小学生の夏休み、友達と蝉を採っては公園の倉庫に入れて倉庫を蝉で満たそうとした、バカバカしくもラストに衝撃のどんでん返しのある話。
・「現実逃避」の話…働かなくても、自分のウンコが高額で買ってもらえるようになったら、、、という妄想を発展させていく、荒唐無稽だけど部分的にリアリティのある妄想話。
・「嫌いな映画」の話…松たか子の映画「告白」が(褒め言葉として)嫌いだという、人間の感性についての話。
などが面白いと感じた。
たぶん、読む人によって面白いと感じる話が違うんだと思う。
投稿元:
レビューを見る
内容紹介
大事な第一話のタイトルが「ああああ」って、そんないいかげんなことでいいのだろうか?(本人談)。絶対におもしろい伝説のエッセイ。待望の『のはなしし』完成!「ああああ」の話から「んかきそこねもの巻」の話まで。笑える話はもちろん、ちょっと泣ける話、あーわかる、わかる!って話など、どこから読んでも全然飽きない、バラエティ豊かなエッセイ集。
本書を読んでいくうちに、どこかで聞いたような、既読感を覚える話が時折出てくる。
おそらく、著者がradioで過去に話し、聞いたことがあったから。
ナインティナインにも言えるように、この二組に対する興味にはブランクがある。
共通するのは深夜ラジオのパーソナリティーであったこと。
しかし、学生生活を終えるとともに僕は深夜ラジオから卒業してしまった。
卒業といえば話は良いかもしれないが、深夜にラジオを聴くような余裕がなかったというのが本当のところである。
あれから干支が一周するほどの時間が経った。
世の中にはスマートフォンなるものが出回り、
僕自身その文明に利器を手にしてから、たくさんのラジオ音源をインターネットの世界で見つけることになる。
農作業という単調な作業の中、
懐かしさも相まって著者の声は仕事のお伴となり、空白の期間を埋めていった。
なにより有難かったのは、もっとも聞いていた二組が未だに同じようにその場にいてくれたことである。
よって本書「のはなしし」においても、内容が10年以上前のエッセイの追筆であろうとも、
リアルタイムで話しているかのように読み進むことができた。
著者には様々な顔がある。
とてもシャイで自分をひけらかさない。
褒められることを怖がり、冗談で誤魔化す。
江戸っ子っていうのはこういう人なのかなと漠然と思う。
熱い風呂に入ってもヤセガマンする人みたいな。素直じゃないあの感じ。
そんな著者の文章は逆に素直な印象を受ける。
とても真っ直ぐで、元落語家の遺伝子がそうさせるのか、
しっかりマクラがあってフリがあって最後にオチをつける。
またオチを期待していると、見切ったようにハズシてくる。
一番印象に残ったのは『「路地」のはなし』だ。
とても短く、オチもない。
オチがあるものと読み進めてきた終盤に視点をそらされる。
心に残る。
何かが心に突き刺さる。
そんな感じの読後感。。。
投稿元:
レビューを見る
おじさんは「いいことがあったらエビフライ、嫌なことがあってもエビフライ食ってりゃあなんとかなる」とも言っていた。
けれど、なんとか乗り越えた。
投稿元:
レビューを見る
いち、に、さんがかなりおもしろかったし、それらに比べても伊集院がかなり一生懸命宣伝してたし、評価も高かった?みたいだし、期待も大きかったが、ハードルを上げ過ぎだったかも。いち、に、さんを読んだのがだいぶ前だが、前の方がもっと笑った気がする。
決して悪いわけじゃない、十分おもしろい。
投稿元:
レビューを見る
のはなしももう4作目。
しんみりする話や,思わず絶句してしまう話など,今回は気が落ちる話が多いですね
相変わらず伊集院さんの着眼点や表現センスは素晴らしく,読んでいてぐいぐいと引き込まれていきます。過去の作品もまた読み返していきたいですね。
投稿元:
レビューを見る
安定の作品。軽い読み物として重宝する。 伊集院のすきなものって、結構自分とダブル。年も同じだし。ただ、ネガティブさは伊集院のほうが上か? あと、こういった本って読み終わった後、何も残らない。それもいい。