紙の本
伝統・薬膳の
2015/11/07 15:55
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
余命三か月のガンに侵された著者が、最後にフランスに旅をした際に食したトマトの美味しさから、
食と体と心の結びつきに目覚める。その後、オーガニック薬膳を学びながら、奇跡的に回復したストーリーを描く。
本の後半は、具体的なオーガニック薬膳のレシピや、食材の効能等を解説。
「ウツになるのは食べ物が原因だった」で示された食事と代謝の関係や、「まじめをやめれば病気にならない」で提示された免疫のしくみの論理とも合致する。
また、咀嚼をしっかりすることが、消化を助ける、脳への刺激となって認知症予防に効くことも他書と同様記載。その進め方として、一口ごとに箸を置き、しっかり噛んで食べることが提唱されている。これは、禅の世界での食事の作法と合致するものであり、禅の所作の中には、精神修養だけでなく、免疫や身体の代謝メカニズムなどにも合致した教えが含まれているのかもしれない。だから、禅の老子は長命なのかもしれない。このあたり、深堀したら面白いかもしれぬ。
<参照ポイント>
p153:免疫力を高める⇒ブロッコリーを食べること、その他、没頭する時間を持つ、笑顔を作る(作り笑いもOK→DAIGOの「少しグレーな心理術」で記載されていた、笑顔を作るとそれに記憶されたホルモン分泌が促されるということと合致)
p156:よく噛むこと、腹7分目が良いことの提唱
<Take Action>
p125:油→取り方注意。通常の油は、すりつぶして抽出した油を200度以上の高温で熱し、ノルマルヘキサンとシュウ酸を継ぎ足して作る。このため、風味、ビタミンが壊れ、原料の脂肪酸が壊れてトランス脂肪酸になり、動脈硬化等の原因となる。
⇒玉締め圧搾製法や低温圧搾製法(コールドプレス法)で作られた油を買うこと。
P130:睡眠のメカニズムと取り方
睡眠は、6時間以上取るのがベター。睡眠後3時間で成長ホルモンが分泌されて、前半3時間で疲労回復、後半3時間のノンレム睡眠で脳が休まる。
⇒適切な睡眠には、就寝前2時間はモノを食べない、夕食は糖質オフ(または雑穀;白ごま、黒ゴマ、黒豆、大豆、あずき等)。糖質オフで寝られない時は、牛乳、チーズを取ることで補う。
p141:インフルエンザ
予防接種⇒接種後1週間は水分を多めにとり、利尿作用を高めて、排せつ促進
ビタミンを摂取⇒季節の変わり目から重点的にビタミンD,C、Bを補充。ビタミンDは一日5000IUほどとると、効果あり?
p153:NK細胞を活性化するブロッコリーの食べ方
⇒よく水洗いをして、塩水に浸して、虫だし15分。厚手の鍋にコップ1杯ほどの水を入れて、虫だし済みのブロッコリーを入れてふたをして中火で沸騰させる。一度ふたを開けて、全体をかき混ぜてからまたふたをして、2分おきに火を止める。
<更に検討したテーマ>
p149 バナジウムを豊富に含んだ富士山の湧水が流れてたどり着く関東地方のアサリは、北海道産よりも味が濃い。
⇒食材の栄養素や味と、その土地の風土(母岩、土壌、植生)との関係を見てみたい。
薬膳⇒様々な栄養素を多様な食材から取ることで代謝を助けることがこの本からわかった。他方、アフリカでは食材のバラエティが限られているが、健康でもある。もしかすると、モンゴロイドよりも黒人の方が、栄養素を分解・吸収したりする消化、代謝が優れているという様なことはあるのか?
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人の心と身体がいかに「食」ときりはなせないかが良く判る。
筆者はガン宣告を受けた後、最後の思い出にフランスへ出かけた。最悪のコンディションの中、子どもの頃から嫌いだったトマトを食べる事になったのだが、そのトマトとの出会いが今の道を進むきっかけとなった。
たべもの
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知人がこの方の料理教室にかつて通っていて、いろんなエピソードを教えてくれてたので、興味を持ちました。ガンが消えた、というのは本当に奇跡のような素敵な話ですね。分からなかったのは入浴の手順で、いつ髪を洗うのか分かりませんでした。洗わないの・・・???
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強烈な印象を与えるタイトルに惹かれて買いました。
フランスでトマトを食べてカラダが蘇ってくる下りが、
とても心に残っています。
最近体調を崩しがちだったので、
食生活の改善を図っている真っ最中なので、
この本の内容が役立ちそうです。
いくつか載っている薬膳レシピは僕の好みでは
ないのだけど、一つくらいは作ってみようと思います。
食べ物が体を作る。
当たり前のことなのだけど、
しっかりとそのことを頭においておいて、
体にいい食事を心がけようと思います。
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パラパラめくってみて、amazonレビューをみて、やはり...ここまで誇張すると詐欺か。参考になる部分はあるが。
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読んでいて、ん?と思うところが多々あり、作者の名前でググってみたら、
ネガティブな情報がわんさと出てきた。やっぱりね。
商業主義的なうさん臭さぷんぷんである。
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私はガンにはかかっていませんが身内がガンで亡くなったので読んでみましたが、書いてあることすべてを実践するのは難しいと思いましたが、できることだけでも心がけてみようかなと思わせてもらえました。
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それなりに感化されそうな部分もありました。ただ、特別目新しい情報ではないような気もしました。それよりなにより、最初の自伝的な部分が、冷静に読めば読むほど本当にそんなことってあるの?と胡散臭く思えてしまって……。
レシピも簡単そうだから自分でも試してみようと思えるものがあまりありませんでした。食事前にフルーツを食べるなどは試してみたいです。
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かなり話題になった本なので読んでみましたが、病名が存在しないものだったり、食に目覚めた経緯が前述されていた体調的に不可能だったりと導入部分に違和感の多い内容でした。
改めてネットで検索すると更に悪い情報も得られました…
食を大事にする事、医食同源を唱える事は良いと思いますが、嘘の経歴を書いてがん患者を惑わせる手法に不快感を抱きます。
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食べ物だけでがんは治らないけどなぁ。
日々の食生活で取り入れられるところは
取り入れて、健康のためのに真似できる
ところはやってみたいけど。
アンチエイジングのためにも。
ぜひ闘病生活の状況がどんな感じだったのか
学業との両立を含めて記してもらえればなと
思った。
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感動した。
ぜひとも取り入れたいけど、読めば読むほど色んな食材が出てきてパニック!色んな食材をとれってことか!そりゃそうか。
ちゃんと学びたい。とりあえず薬膳と東洋医学だということはわかった!
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タイトル通りの内容だが、人間の生命力の強さを感じずにはいられない内容です。
食の大切さ、そして心の豊かさの大切さが身にしみる内容です。
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面白かったです。
私個人としては、病気を受け入れる、意識を変える、主体的に選択して生きることによって、病気というのは消えてしまうのではないかと思っている。
だから、ガンなどの病気になっ時には逆にチャンスで、こらまでの考え方や生き方を変えるべきなんだ。神からのお告げではないが、そういったメッセージとなっていると考えてもいいだろうと思う。
2016.7.22.
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古本屋で見つけて購入
父や義母がガンで亡くなったので、これを読んで何か今後に参考になるなら…と思った。
始めのうちはこんな人生もあるのかと、衝撃的だったけれど、実際の治療や食生活については内容が薄い。
それでもいくつか参考になるかと思った。
なのに!!
他の人のレビューを読んで愕然とした。
どうやら嘘っぱちで、一時巷でも学歴詐称やら、病気も嘘をついていたとか騒ぎになっていたらしい。
私は世の中の流れから取り残されていたのかと、今日1日何だったのか?と
もう
笑うしかなくなってしまった。
本当にガンで苦しんでいる人やそのご家族からしたら、腹立たしいにも程があるよね。
こんなことしてお金儲けして、ろくな死に方しないよ。
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もともとメディカルハーブに興味があり
食材の持つ力を知りたいと思っていたので
手に取ってみました
個々の身体に合わせた食材を選んで摂り
身体本来のスムーズな状態にする、と言うのは共感でしたが
薬膳の陰陽や五行など理解するのが難しいのと
作りたいと思えるレシピがなかったのが残念