紙の本
中学生の心の書
2016/11/05 05:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おにっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
理不尽な大人社会にささやかな抵抗をする思春期の少年たち。本の主人公たちと同じ中1の夏休みに読んで、ひどく衝撃を受けました。その後、「ぼくらシリーズ」は全読破し、彼らとリアルタイムに成長しながら中学・高校時代を過ごしました。
今、中学生になった息子が、この本を手に取り、熱心に読んでいます。シリーズ本も続けて読んでいるようです。何を感じているわかりませんが、自分と同じ年代に、この本に興味を持つようになった成長を嬉しく思います。
紙の本
本当に中学生?
2021/10/04 17:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:snow - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も中学生ですが、「ぼくら」シリーズの登場人物のように考えることは出来ないと思いました。あそこまで考える能力を分けてほしいくらいです。
私はこの本を読んで、仲間との団結力の素晴らしさを改めて感じることが出来ました。この本は、どの年齢の人が読んでも面白いと感じることが出来ます。ただし、ページ数が多いので、夏休みに読む本としておすすめしたいです。
紙の本
自由を求める戦い
2020/09/05 23:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
理不尽な保護者や学校側の締め付けに、中学生たちが一矢報います。大人になって読み返してみると、双方の主張に耳を傾けてしまいました。
紙の本
色褪せない
2018/10/06 00:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
名作とは読むほどに輝きを増すものを言う。
投稿元:
レビューを見る
おもしろくなかった。子供たちの度の過ぎた悪ふざけにしか思えない。すべてが子供たちの思い通り。予定外のことは起こらない。発言がステレオタイプなのは別として、大人は子供たちの思う通りに行動してあげているように見え、「さすが大人」と思える。子供だったらこれを読んでカタルシスを感じるのだろうか?そもそも「大人 VS 子供」とくくることが外している。
※'17/5/1(?)売りに出す
投稿元:
レビューを見る
1985年に映画化された宗田理の出世作。終業式が終わってすぐに、廃墟に立てこもる中学生のお話。映画は見ていないが、1985年時点で、もう学生運動は過去のものになっていたはずなのだけど、そのあたりはどう描かれていたのか少し気になる。というか、小説中で、やたらと「日大全共闘」が出てくるのだけど、そんなに重要なもんなんでしょうかね。重要なのだったら、親の世代のテンヤワンヤをしっかり描写すべきだったのではないか。
最後は小気味良く終わるものの、やはり気になるのは全共闘の話。明らかに読者そっちのけで作者の思い入れが語られていて、正直なところ邪魔である。アニメっぽい表紙に騙されて、中学生が全共闘部分をすっとばして読んだら、内容が軽くなりすぎると思うのだ。
投稿元:
レビューを見る
中学校のあるクラスの男子たちが大人たちに反抗するため、子どもたちの「解放区」を作り、7日間立てこもる話。女子の数人は外の情報を仕入れたり、補給物資の提供などで協力。
子どもの力で大人を翻弄し、大人の汚い点を暴いていく感じはまあまあ面白いかも。
でも瀬川とか田中とかの大人は普通に犯罪者だし、あんまり子どもたちに共感出来ないな。暴力による制裁とか危険な行為もしてるしな…。
というか、中学生じゃなくて小学生にした方が良かったと思う。中学生にしては子どもっぽすぎる。
終わりも中途半端。
せめてエピローグとして後日談を書いた方が良かったんじゃないかな。
投稿元:
レビューを見る
児童文庫として発売されてるように、子どもでも楽しめる内容!!
ちょっと物足りなさはあるけど、キラキラしてて楽しそうだなーって感じ!!
児童文庫として続き発売されてるから、その後どうなったのかだけ2巻で読むのもありかなーー
投稿元:
レビューを見る
自分が中学生のときにこれはなかった。学生運動とかポリ公とか、さすがに時代錯誤でイタい。集まれば自分たちだって何でもできる、とか、堕落した大人にはなりたくない支配されたくない、とか、そういう気持ちをもっている子どもには面白いのかなあ…
投稿元:
レビューを見る
いつから大人の考え方になったんだろう…と思いながら読みました。
そういえば昔こんなだったなとか、そうかだから息子はこうなのか、忘れてたことを思い出した気分。
投稿元:
レビューを見る
読んだのは中学生の時以来。ストーリーもおもしろさも色褪せない。大人になっても、中学生たちに共感できたことがうれしい。このシリーズをまた、順番に読みたくなります。
投稿元:
レビューを見る
読み損ねていました。今でも人気があるのに納得です。
上手く行き過ぎのところもありますが、この戦争を破綻せずに終了したのはすごい。
投稿元:
レビューを見る
「やんちゃ」という言葉を体現したような作品。これから中学生になる小学生くらいの子供達に読んでもらいたいし、自分がもし学校の先生だったら読書感想文の本に選びたい一冊。ライトノベルの走り……って言っても間違いではない気がしたのでカテゴリーをそっちにしてみた。
自分が親になったことないからわかんないけど、親子って関係性が対等でないからこそ、お互い腹割って話すのはめちゃめちゃ難しいんだろうなぁ、なんてことを思ったりした。話の中でちらほらと「これは無理があるような……」って思う描写があったり、昭和だなぁ……って感じるような、今となっては過激だと非難されて炎上待ったなしな描写に時代の差を感じたりはしたけれども、「子供だって大人と同じ人間だ!お前らに言いたいことがあるんだよ!」という強いメッセージが一貫して感じられたので全体的には好印象です。
投稿元:
レビューを見る
文庫初版1985年のエンタメ小説。
無論2019年では通用しない手も多いし、それを差し引いても話の都合が良すぎるきらいがないではない。
が、なかなか面白かった。"解放区"計画にややためらいがありつつも最後まで乗っかってしまう主人公の英治が読者の分身となり、物語を案内する。ある種古典的な手法(35年近く前の作品にこの言葉も妙かな?)だが故に安定感がある。子供たちの、世界から俯瞰してしまえば些細な、しかし本人たちにとっては大きな成長にも心が暖かくなる。
読み継がれる所以は、わかる。子供たちにとってまこと夢の青春を、読みやすくも想像力を刺激される文章で描いている。次回作『ぼくらの天使ゲーム』も、あらすじが気になるし是非読みたいと思う。とまれこの作品を夏に読めてよかった。
投稿元:
レビューを見る
前から気になっていた作品だったので読んでみた。読みやすく、面白かった。特にトラップを仕掛けて先生たちを酷い目に合わせるのはスカッとした。めいろの地図も書いてあって、作者はよく考えたなと思った。