ダイバージェント異端者 上 みんなのレビュー

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投稿者：夜メガネ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

近未来で、"最終戦争"なるものが終わって、今の文化･価値観を払拭して、
他人と違った能力を持った女の子が4人構成の家庭から自立して…。

他でもよく書かれていますが、基礎設定は「ハンガーゲーム」と多く被ってます。
ただ、サバイバル色が強すぎてヴァイオレンスものになりつつある「ハンガーゲーム」よりは、
家庭を顧みる描写であったり、人間らしさを匂わせる描写がうまいと思います。
結局、主人公が一番暴力的な派閥を選ぶため暴力的な描写は免れませんが…。
（自ら名前を変えたりする点では、ＹＡらしいアイデンティティに訴えるものがありますね。）
映画版では、近年のＹＡを中心とした映画化作品のサントラ・ムービーメーカー、
Ellie Gouldingの主題歌でだいぶロマンティックな仕上がり。
（「トワイライト」から始まり、本作と「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」サントラ参加）