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みんなのレビュー58件

みんなの評価4.0

評価内訳

58 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

規格化された箱が起こした物流革命

2008/02/09 21:26

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケルレン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 貨物を規格化された箱に入れて運ぶ―この発想が生まれてから(たった半世紀前)、今のように当たり前になるまでのノンフィクションである。と同時に、ひとりのトラック野郎が船を手に入れ、アイデアと実現力で大量物流を可能にし、次々と流通業界に旋風を巻き起こすが、最後には時代の流れを読み誤って破産するという物語でもある。

 毒入り冷凍餃子事件で、輸送途中に毒物が混入された可能性がほとんど考慮されていないのはなぜか。本書を読むとその根拠がコンテナ輸送にあることがよくわかる。コンテナが初めて登場したとき、そのセールスポイントのひとつに積荷が途中で抜き取られる心配がないことを挙げている。つまりコンテナの中身に手を出すのはひどく難しいということだ。
 そもそもなぜ日本で食べるのに中国で作って輸入するのか。もちろん人件費が安いということがある。しかし、もし製品の輸送費の割合が高く、消費者に届くまでにひどく日数がかかり、おまけに輸送中の盗難が頻繁であるとなれば、メリットはない。当たり前じゃないかと思うかもしれない。ところが、コンテナが登場するまでの海上輸送は、そういう状況だったのだ。ベニスの商人を思い出して欲しい。積荷が無事に着くがどうかは、ほとんど賭け事に近い状態だったのだ。

 コンテナを生み出したのは、コスト削減の理念だ。荷物というのは、大きさも形もバラバラである。コンテナがなかった頃は、それぞれの重さと形を考えて立体パズルを埋めるように、ひとつひとつ運び入れ、積み替える度にまたひとつひとつ取り出していた。運ぶこと自体よりも、積荷の出し入れの方が時間も人件費もかかっていた。しかし、バラバラの形の物も大きな箱に詰めてしまえば、すべて同じ形の荷物として扱うことができる。こうすれば、いくつも積み重ねられるし、箱ごと輸送機関を乗り換えれば中身を積み替える必要もない。
 なぜもっと早くこの方式を導入しなかったのかと思うのだが、合理的であっても新しい方式はなかなか受け入れられないものなのだ。
 コスト削減というと、ひたすら材料費や人件費を削って節約することを考えがちだが、実は、新しい発想、合理的な思考、そして何よりも粘り強い実行力で、根本的にシステムを変化させることなのではないだろうか。

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2007/11/10 00:28

投稿元:ブクログ

モノの行き来は遙か昔から綿々と行われてきた。航海技術の進歩や蒸気機関の活用など様々なイノベーションを通じてモノの流れはより大量に、より速く、より遠くへと拡大していった。本書はそのような物流におけるイノベーションの中でも今日の世界経済自体を形作っているとも言えるコンテナリゼーションに焦点を当てたものである。

 全体の構成はコンテナという特段面白みに欠けた箱が旧態の物流業界に与えた影響といものが如何なるものであったかを事細かに検討していくことが中心となっている。特に海運業界での変化は旧来の業界地図が塗り替えられるような変化へと繋がっていったことがわかる。それと同時にコンテナリゼーションは物流業界という限られた世界での変化のみならず、製造業など他業種をも巻き込んだ変化へと繋がって行った事が本書の後半に近づくほどに明らかになっていく。特に、著者はそれまでの垂直統合を志向した製造業がSC(サプライズ・チェーン)を広げることで水平統合に変化したことをコンテナリゼーションの大きな成果であると指摘している。

 若干物語としては面白みに書ける文章であるが、現在の物流の根底とも言えるコンテナリゼーションに関する見識を高めるうえでも物流に興味のある方には一読をお勧めする。

2009/03/14 17:29

投稿元:ブクログ

なんで海外からのモノがこんなに安く買えるのか、その仕掛けにはコンテナがあるってことのようです。
普段意識することもない物流効率化について、歴史の一部を紹介してくれる読み物です。興味があるときに一読してみると、身近な日用品などがどう運ばれるようになったのか知見を広めてくれるでしょう。

2009/04/29 09:07

投稿元:ブクログ

1913生まれノールカロライナ マルコム パーセル マクリーン パンアトランティック海運(シーランド) 1969 シーランド身売り 1882 マトソン海運 SF  SL7 超高速新鋭船 1977 ユナイテッドステーツ海運をマクリーン買収 86 倒産 2001逝去

2007/09/28 01:20

投稿元:ブクログ

私の会社では20Fと40Fが殆どだが他の会社ではどうなんだろうか?まぁ、とにかく、世界の工場・中国はこの国際物流の流通形態なくしてなしえなかった。大量生産→大量輸送・物流コストの抑制→薄利多売。で儲かる。このモデルをゼロから考え実際に使えるものとして作り出していった先人に賞賛。しかぁし、この構図は資源がなくなっていく地球でこれから先も成り立つビジネスモデルなのか疑問。そこらへんの未来をもうちょっと掘り下げてほしかったなぁ。

2007/06/10 18:44

投稿元:ブクログ

へえ、コンテナが物流革命を起こしたのか!現在の世界を中心としたサプライチェーンはこんなところから始まったのか。

2015/11/25 07:14

投稿元:ブクログ

町中に見かけるコンテナについて書かれた本。コンテナとは、ただの鉄の箱にあらず。この鉄の箱が物流、いや産業界全体に及ぼした影響について理解できます。コンテナリゼーションについて理解でき、かつ読み物としても優れており、お薦めの一冊となります。

2009/01/24 01:05

投稿元:ブクログ

ベトナム戦争の物資支給で、港湾設備が整い、
必要なものを必要なときに必要なだけ届けるという考え方は飛躍的に進歩した。
物流の進歩は、人間が傷つけあってきた歴史と等しく、愚かな歴史であるといわざるをえない。
皮肉にも、進歩を記してきた物流の歴史書の多くが、
貿易センタービルに所蔵されていたがために、同時多発テロで消滅した。
物流には、ヒト、モノ、カネ、情報の流通性を高め、人々をしあわせにするという社会的な使命もあるのですが、
とはいえ、なんとも悲しく皮肉なお話です。

2008/06/17 10:48

投稿元:ブクログ

船会社、港湾を管理する市、港で働く沖仲士(おきなかし)、荷物を頼む顧客。あとは鉄道やトラックなど
全ての参加者が変革することになってしまったコンテナシステムの登場のお話。
荷役コストの削減によって経済が全世界的規模になった原因のひとつではと著者。
おもしろかったです。

2012/01/24 20:32

投稿元:ブクログ

最初の航海
埠頭
トラック野郎
システム
ニューヨーク対ニュージャージー
労働組合
規格
飛躍
ベトナム
港湾
浮沈
巨大化
荷主
コンテナの未来

2011/02/13 00:31

投稿元:ブクログ

コンテナに特化した、標準化の経緯を示した内容。標準化団体によって決められた規格は意味をなすわけではなく、実用に伴って、アップデートされ有用な規格となる。エンドユーザーを意識した規格を規定するか、ユーザーの使用方法まで指定できるほどの規格を提示できるか、いずれかの戦略で進めないとビジネスでの成功は実現できない。
コンテナの規格は試行錯誤の上、成功した結果の一つであると言える。

2015/12/08 22:59

投稿元:ブクログ

2015/12/08

ビル・ゲイツが2013年おすすめの本で紹介されてた

2016/11/19 ひろゆきもオススメしてた

2013/07/28 20:34

投稿元:ブクログ

特定の規格サイズにした上で、流通の規模と効率を追求して行く姿は、インターネットのパケットの概念に通じる。港がサーバーか。

ベトナム戦争とシンガポール独立との関係性はサイドストーリーとして面白い。

2013/05/24 09:32

投稿元:ブクログ

第二次世界大戦後、我々の生活を劇的に変えたものは何だろうか?
第一に電化製品の普及、そしてITを挙げる人が多いだろう。
しかし、忘れていけないものがある。それは輸送産業、物流の革命である。
この本は、今や当たり前となっているコンテナリーゼーションの基盤を作った一人の男性の生涯をもとに、コンテナリーゼーションの過去・現在・未来を描いている。
このコンテナリーゼーションは、港湾事業を変貌さて、国内物流(鉄道・トラック)にさえも影響をあたえ、港としても運命をもかえた。そしてグローバルサプライチェーンを生み出し、様々な生産国の中間財・最終商品を届けるようになった。この勢いはとどまることを知らないどころか、ますます加速されていくであろう。
現在、一番の問題となっているのは、マラッカ海峡を通過できる巨大コンテナ船の実現である。それが可能となったとき、おそらく、港や海運業の流れも変わってくるだろう。
この本を読んだら、ぜひコンテナ船が入出航している港に行って、そこにあるコンテナを見てほしい。なぜそれがそこにあるのか。その理解はたやすくできるはずである。

2012/10/04 19:35

投稿元:ブクログ

コンテナの普及がいかに輸送費の低下を実現し、貿易の増加を通じて世界全体の経済に影響与えたかを示す。

コンテナが普及する以前は、多くの場合、運賃は政府が設定する貿易障壁よりもずっと強力な障壁となっていた。

今や消費人の近くに立地することがあまり意味をなさず、世界のウラ側からでも物を運ぶことができる。

発明の経済効果を生み出すのは、発明そのものではなく、それを実用化するイノベーションである。もっと厳密には、組織や制度の変革である。

第二次世界大戦後間もない時期の運送業は非常に労働集約型の産業であった。海上貨物運送にかかる経費の60%から75%は船が海にいる間ではな波止場
立場にいる間に発生していた。

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