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うーん。なんだか残念だ。
所詮、芸術家の考えてることは一般人にはわからないということなのだろうか。
成長物語なのはわかるけど、中途半端な挫折が物語をかえって軽く見せてる気がする
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東京芸術大学の剣道部が舞台。何人かの視点で語られる。
最初は剣道のことをなにも知らない唯のことをOBに頼まれて指導する場面から始まる。
芸術を専攻しているだけあって、きっと他の大学の剣道部とは雰囲気も違うんだろうなぁ。
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粟生野壮介、ぱっとしない剣道部主将の誠実さが、予想を少し裏切る形で未来への扉を開いた。高杉唯の絵本「つよがりの、こぞう」も読んでみたい。
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ただのラノベチックな青春小説でも剣道部を描いたスポ根小説でもない。ここには芸術を先攻することを選んだ大学生が必ず直面する、芸術とは何か、自分にとって芸術をすることの意味と価値とが描かれている。
そんなテーマで語った頃が懐かしい。
打ちのめされもがいていた頃が懐かしい。
あの頃の一つひとつの場面が甦ってくる。
内容は★3つだが、懐かしい思い出を呼び覚ましてくれたことに★2つプラスしなけりゃね。
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東京藝術大学・剣道部員たちの青春群像劇。
平凡素朴な主将・粟生野(日本画専攻)が、カリスマ美術商 飴井に契約の条件に剣道初段合格を突き付けられた高杉唯(油絵専攻)の面倒を見ることになるお話。
剣道の描写がとても細かく、映像が浮かんでくるようで懐かしかったです。一番いやな稽古の話では大きく頷きました。確かに掛かり稽古が一番つらかった。
藝大が美校・音校に分かれているとか、学校の雰囲気とかまったく知らない世界だったので面白く読めました。
藝大ならではの絵画・音楽に対する熱意や葛藤、将来への不安も描かれている。
若さ溢れる恋愛模様もあり、苦み成分もあり、まさに青春の物語でした。
「高みを目指すというのは、それだけよけいに壁にぶつかることなんですよ」
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東京藝術大学を舞台にした青春ストーリー。
綾佳ではなく唯とくっ付く事になるのは既定路線としてもしそうなっても状況的にいってハッピーエンドに持っていくのは難しそうと思ってたらまさかの全員バラバラエンドと来たもんだ、いやあやってくれるぜ。
でもまあ必然といえば必然だよなあということで個人的には納得。
お話的には小児病棟でのミニコンサートにおいて綾佳がアンパンマンのマーチで開眼するシーンが白眉。
帯にもあったけどマジアンパンマンのマーチ最強とあらためて思ったことであるよ、いやアンパンマンのマーチって大人でもというか大人だからこそグッとくるんだよね。
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前半のおチャラケ具合も腰が入っていて好ましかったのだが、後半にかけて登場人物それぞれが人生に目覚めていく過程も社会に出る前の学生の葛藤がよく出ていて共感できる。
結末が予定調和的でないのもよい。
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藝大で勤務経験があるので、藝大の描写には、わかるわかると楽しく読みました。
ただ、不倫とかはいらなかったような気がします。
無理やりドラマチックな展開にしたかったのかな?
剣道と芸術と、ちょっと恋愛で十分青春小説として成り立ったのにと感じてしまった。
性的描写があるので、中高生に堂々と紹介できないのが残念。
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想像以上に爽やかな青春小説でした(起きてることは結構えぐいけど)。
基本的な文体や主軸となる登場人物の爽やかさで、さらりと読める。しかしながら、個人的にはそのさらり感が『あれ? それでいいんだっけ。ここもっとつっこもまなくていいの?』とも若干思えてしまう。結果的に絵空事っぽい。
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剣道関連のマンガを探していて出合った本。
東京芸大の剣道部の部員達が繰り広げる恋愛と人生の話。
最初の方は人物設定がよくわからず、また、剣道に関しての説明が多くあまり読み進められなかったが、途中から一気におもしろくなった。
はっきり言って、メインストーリーと剣道はあまり関係なく、剣道部でなくても良かったのではないかと思う。
絵や音楽の才能に恵まれて、もちろん努力も伴った人達が入学する芸大で、周りの人達に影響され、悩みながら進路を決めていくその過程が初々しく真剣で、自分の浅はかな大学時代を少しだけ後悔した。
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藝大の剣道部を舞台にした青春物。さわやかそうで、そうでもない。でも楽し。
2017.3.7
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芸大生が積極的に剣道をやらなければいけない理由はない。
やらなくても得はなくても損はない。
絵や音楽の事だけ没頭していればいいかというと
そうでもない。
大学の卒業後の進路とアーティストとしての蓋然性(確かさ)がぶつかり合う。
お金を得ることと自分のしたい芸術を独りよがりではなくどこまで保てるか。
何かを得るには何かを捨てなければならない。
剣道と芸術の両方取ろうとした彼らの行く先を見てほしい。