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全てのことは考え方次第で、良くも悪くもなります。世の中全て合い反する物から成り立っていると言うことを理解できれば、自ずと道が開けてきます。
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大人になってもスネオは存在する。自分自身の感情の蠢きの中に、スネオが居ないか?そんな観点で、自分と向き合ってみようと思います。
以下、参考になった点、引用、自己解釈含む。
・「私は間違ってない」問題を抱えている人に共通する口癖。間違ってないことを証明するために、周りを勝手に敵に仕上げて「被害者」ぶり、孤立が加速する。そうこうしているうちに、本当は自分にもどこか悪いところがあるのかもしれないという「仮説」を立て、一つ一つの事象に自分の欠点を探し始め、仮説を「検証」するようになる。相手に対して、自分に対しても、怒りの感情が沸き起こり・・・、そしてどんどん落ち込んで行く。負のループに陥る。
・人にはそれぞれの生い立ちの中で作られる価値基準があり、個々の事象を、その価値基準に合うか合わないかで○△×を付ける。相手にも自分の価値基準に合う言動行動を期待して、そこから外れたものだと、勝手に×をつけてしまう。で、期待から外れた時に「もっとこうして欲しい!」というコミュニケを取ることなく、×をつけておきながら、「相手がわかってくれない」と怒る。これを「拗ねる」と言う。拗ねるは、手偏に「幼い」と書く。子供が親の気を引くためにとる行動が拗ねる。子供の「拗ねる」は、相手の注意を引き付ける為に、どんどんエスカレートしていくもの。が、これ、子供だけではない。大人になっても「拗ね」たままの人は非常に多い。自分の感情の中に「スネオ君」がいないだろうか?ここを注意するだけでも、随分と変化が生まれる。
・スネオ君を追い出すには?自分の感情に素直になること。思ったことを、素直に口に出して、伝えること。これ、一方踏み出すには、非常に勇気がいる。その一歩を踏み出せるかは、個々人の「決意」が必用。誰かが、その一歩を踏み出してくれることは無い。自分で決断し、自分の意志で変えないとならない。
・自分が嫌だなという感情を引き起こす出来事は、自分の心の中にある負の感情を映し出す鏡。嫌な感情が沸いた時には、自分の過去の負の感情と向き合うチャンス?なんでこの事象が嫌なのか、過去に遡って、考えてみる。
・自分の嫌な感情に蓋をすると、自然と自分の身の周りに、その嫌な感情が現れるもの。家の中を綺麗にしようと思って、ゴミを家の外に捨てたら、家の周りはゴミだらけになるのと似たようなもの。臭いものに蓋をするのではなく、蓋を外して、臭い物の正体と向き合い、飲み込むことが必用。
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「私は間違ってない」のくだり、よく分かる。
言えないから言わない、けど、分かってほしい。
なんで分かってくれないの、なんで自分ばかり不幸なの、とどんどん拗ねていく。
なら、『思ってることを素直に言えばいいじゃない』
「自分の嫌がっているものは、自分の捨てたもの」
自分に弱さを嫌がって、捨てていた。
その弱さを、好きにならなくてもいいから、嫌わずに受け入れてみる。
目の前の人に言いたいことは、ずっと前に自分が言いたかったこと。
言えなかったから、言うために、今別のその人(事)が目の前に現れている。
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芸能人が心屋さんと対面して泣いているのを見て、期待して読んでみたが、今の私にはあまりピンと来なかった。もしかしたら、そのことを見ないようにしてるだけかもしれないけど。
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自分に重ねて読むことで、涙が出た一冊。特に、自分の中のゴミを外に捨てれば、周りはゴミだらけになる…。自分が捨てたピースを回収していこう、というくだりはとても参考になった。心が楽になる、いい本と出会えたと思う。
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性格改善・心理療法の著者が、ノウハウ本としてではなく、ストーリーを持たせた小説仕立てで、解りやすく優しく教え導いてくれる本。
この手の本は感動そして涙ということになるが、素直に受け入れても洗脳と違って実害はないので、自分のおかれた位置に応じて取り入れていったらいいのだと思う。
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文字が大きく、物語形式で読みやすかったです。
「自分は間違ってる」と言われるのだろうと、覚悟して読みました。
それほどショックもなく、なるほどーと思われる気づきを得ました。
悩んで苦しんでいる多くの人に読んでもらいたいです。
引き寄せの法則と矛盾するような、深く読むとやはり同じなのか?と比較すると少し難しいですが…
巻末にある「本当の問題の解決方法」をじっくりやりたいと思いました。
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仕事で起こりがちな、うまくいかない負のスパイラルのストーリーを通じて、「怒り」との向き合い方、問題が増幅されるプロセスが提示され、自分と照らし読んでいて涙がこぼれた。
「怒り」に素直になって、相手に助けを求めてみる
自分が反応する種を過去から見つけ出し、その時の自分に吐き出す。そして、最後は許す。
解決方法は、私には少しアプローチが違うような気がしていて(この本の主人公とは違う原因を持っているのかもしれない)、他の本も読んでみたいと思う。
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ストーリー仕立てになっていて、他の著書とはょっと違うテイスト(「ダメなん」に少し似てる)ですらすら読めてしまう。自分と重なる部分が多くて、読んでいて思わず涙が溢れてしまった。
自分は何も悪くないのに、仕事も家庭も何もかもがうまくいかなくなっていく過程、無意識で一人で勝手に「拗ねて」孤立していく過程。
「あなたの問題は、あなたがつくり出している」
「あなたのまわりにいる嫌な人こそ、本当のあなたを知るカギとなる」
「強烈な『光』を浴びれば浴びるほど、その反対側に強烈な『影』ができるのは自然の摂理。「光」を追い求めているときは「影」の存在を否定するために、人生全体のバランスが崩れる。そのバランスを取ろうとして、「影」がさらに大きくなる。
問題をいっぱい抱えている人の共通の口癖は「私は間違ってない」で、自分を勝手に「被害者」に仕立てあげ、周りの人を「加害者」=敵にしようとする。
更に「なんで自分ばかりこんな目にあうんだろう」→「もしかしたら自分のここがいけないからかもしれない」→自分の欠点探しと証拠集め→自分責めに発展する。
「助けて」と言える覚悟と勇気。
そして、みせかけの問題はダミーで、本当の問題こそが、「最後の課題」であり、それは、幼い頃に母親に満たしてもらえず、捨ててしまった自分の感情をもう一度拾い集めること。そして、幼過ぎて何も出来なかった頃の「小さな自分」をゆるしてあげること。
①自分が反応し、拗ねているものを探す
②言いたい言葉をまとめる
③その言葉を言えなかった場面を探す
④「当時の相手のイメージ」に不満を吐き出す
⑤当時の相手を「特別に」許す(上から目線で)
⑥嫌っている子どもの頃の自分に不満をぶつける
⑦その頃の自分を許し、抱きしめる
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小説スタイルで、生きやすくなるヒントが書かれている。
自分が主人公にうんうん。わかる。と言いたくなる部分がたくさんあった。
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怒らない方法。怒ることを減らす方法。
怒りは二次的感情。その裏に怒りを引き起こす別の感情がある。
今の怒りは何故それが自分にとって嫌なのかを勇気をもって、相手に正直に伝えることでため込まないようにする。
怒りはもともと寂しかったり、愛されなかったと言う深い悲しみから作られた、認めて欲しいと言う想いであることが多い。
それを怒りの感情のまま目の前の人にぶつけるのではなく、過去として消化することで根本から癒すことができる。
過去の怒り、残っている悔しさを昇華させる。
これは場合よっては怒りではなく、優しさを伝えられなかった後悔が残っている場合もある。
(以下詳細)
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●嫌だと思ったタイミングで素直に言う
人は自分の中の基準で判断する。
思い通り、期待通りにならないと怒る。
そして、怒った時にその感情を言わずに溜め込む。
溜め込んだ怒りのスタンプがいっぱいになった時に爆発する。
勝手にスタンプを貯め始め、不機嫌がつのり、態度で示し始める。これを拗ねてるという。
そして勝手に気づいてくれない周りを憎んで、
寂しくなって、誰も構ってくれない、何もしてくれないと思い込んでしまう。拗ねてしまう。
もっとひどい状態になれば、誰かが気づいてくれると、ときに自分をさらにひどい状況に追い込んでしまう。
素直になって、カッコ悪くても気持ちを素直に言えばいい。
器が小さいとか、弱いとか、情けないとか、怒られるとか、バカだと思われるとか、変な人だと思われるとか、仕事ができないとか、ダメなやつだと思われても言えばいい。
素直な気持ちを伝えた後、相手がどうするかは相手が決めること。勝手に期待して思い通りにしようとしないこと。
思いと行動の差が勇気。
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●怒ることを減らす ー 周りを許す
そもそも何故怒りが生まれるのか。
自分の心の中で嫌がっている、唾棄すべきと思っているものや、性格、人格、行動、弱さが周りの形として目の前に映し出されるから嫌だと感じる。
自覚がないまま、弱い部分を知られないように守り続けると、弱いままで心もどんどん閉じていく。
周りが敵に見え、拗ねていってしまう。
そこで先ずは弱い自分を受け入れる。
弱さは好きになれなくても仕方ない。嫌わなければいい。かっこ悪くても、出来なくても周りは優しくしてくれる。受け入れてくれる。認めてくれる。
方法としては、自分の外に出した"嫌いだと思うピース"を拾って自分の中に戻してあげるイメージをするだけで本当に自分に戻ってくる。
また、幼い頃に嫌いだった人、嫌いだったこと、やられて嫌だったこと、言われて嫌だったこと、やられそうになって怖かったこと、不安だったこと。
でも、言えなかったこと。黙ってしまったこと。飲み込んでしまったこと。もう過去のことで自分の外に出したと思い込んでいること。
それに対して今、はっきり言う。
文句を言う。想いを言う。嫌だったという。罵倒する。
言い終わった後、言い切った時、なんでそれをいったか考える。
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●怒ることを減らす ー 自分を許す
子供の時にやられっぱなしだった自分をどう思っているか。
その時の自分の姿を思い出して怒ってみる。汚い言葉で罵ってみる。
心の中に残っているから、幼い自分に対する想いが生き続けているから、いつまでも同じことで腹がたつ。
同じことを周りに対して今も思ってしまう。
だから、全部吐き出してしまう。
そしたらバカバカしくなったり、幼い自分が可哀想に思えてくる。そうしたら、その子を許してあげる。
当時はそれが自分にとって最良の選択だった。
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●心屋のカウンセリングステップ
1.自分が反応し、拗ねているものを探す。
普段生活していて出会った嫌な出来事、見たくない出来事や嫌だと思った、イラついた他人の言動・行動を書き出す。
2.それらに対して何が気になるのか、何に腹がたつのか、言いたい言葉をまとめる。
3.その言葉を言えなかった過去の場面を探す。
(以降は状況に応じたオプション)
4.当時の相手のイメージに不満を吐き出す
当時、言いたかった相手の姿を思い出し、言いたかった言えなかった言葉を当時の相手にぶつける。
5.当時の相手を特別に許してやる。
6.嫌っている子供の頃の自分に不満をぶつける。文句を言う。
7.その頃の自分を許し、抱きしめる。
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気になっていた著者の本を何冊か購入し、本作が初読み作品となりました。
いわゆる自己啓発本をイメージしていたのですが、わかりやすく心理学の要素を説明する為に、裕子を主人公としたストーリー仕立てになっていました。
サクッと読めるのに内容は深い。
なんとなく「嫌われる勇気」を思い出した。
説明
著者について
心屋仁之助(こころや・じんのすけ)
性格リフォームの匠 個性を生かして性格を変える心理カウンセラー
京都を拠点に、独自スタイル「本当の自分を見つける」カウンセリングを行なうかたわら、東京・京都などでセミナー活動を展開している。
兵庫県生まれ。ある大手企業の管理職として働いていたが、家族の問題をきっかけとし、心理療法を学び始める。
その過程で自身の性格が変容していたことに気づき、心理療法を世に広める必要性に目覚める。
それが原点となり、「性格改善」を専門とした現在のカウンセリング活動をスタート。独自開発のその手法は、開業後わずか2年で毎月のセラピーの予約が取りにくいほどの大盛況。
発行しているメルマガ「たった一言! あなたの性格は変えられる! 」は、3万人を超える読者に支持されている。
著書に12万部突破の『心屋仁之助の「奇跡の言葉」』『心屋仁之助の「奇跡の言葉」2』(以上、小社刊)をはじめ、
『心屋仁之助の「ありのままの自分」に○をつけよう』(三笠書房)、『折れない自信をつくるシンプルな習慣』(朝日新聞出版)、
『がんばっても報われない本当の理由』(PHP研究所)などがあり、累計は230万部を超える。
〈公式ホームページ〉http://www.kokoro-ya.jp/〈公式ブログ「心が風に、なる」〉http://ameblo.jp/kokoro-ya.jp/
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ユングの「シャドウ」的な。スキーマ療法でも読んだような。
幼少期の経験がどれだけ大事か。
それにつまづいたときの対処法を教えてくれる一冊。
・あなたのまわりにいる嫌な人こそ、本当のあなたを知るカギとなる
・自分たちの中にある「その反応する種」を解消しないと問題はいつまでも起こり続ける
・他人と自分を許す勇気
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親として、子どもを「いい子」に整えてしまわないようにと思い出させてくれる一冊だった。
ポジティブにポジティブに育てようとしていたけれど、怒りや悲しみもそのまま吐き出させてやれるような親になりたいと思った。
「ポジティブ」=「生きやすさ」ではないよな。