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集中するにはどうすべきか、について書かれています。あなたが集中できない2つの理由(やろうとしていることが好きでない、集中しなければを思っている)(p101)は面白い指摘でした。
集中は自然にそのような状態になっているべきで、気合いを入れてはいけない様です。更には集中するための心がけや、それを助けるためのグッズも紹介してあり興味もあります。
やはりこの本でも、朝の重要性の述べていますね、朝は誰にも邪魔されずに主体的に行動できる点が良いと思います。私もこれに気づいて、20年位、このような生活を続けています。これだけは続けていきたいものです。
また、90分が集中の丁度良い時間、そしてその後に20分の休憩を入れる、それを21日間続けると習慣になる(p84)、というのは良いアドバイスのように思います。
以下は気になったポイントです。
・集中には2種類あり、一つのことにのみ集中するレベルⅠ以外に、全方位型のレベルⅡがある。この特徴は、1)すべてのことに集中、2)周囲のことがすべて目に入る、耳に入る(p30)
・レベルⅠの集中は、勉強・仕事(合理の世界)のとき、レベルⅡの集中は、芸術・スポーツ・会話(非合理の世界)をするとき(p34、64)
・英語を話せるようになるには、どんどん間違うこと、英語の成績を上げるには、間違わないことが大切(p52)
・勉強は、90分→20分→90分→20分の繰り返しのリズムを体に叩き込むこと(p76)
・20分の休憩時間に次の90分をどう使うかを決めておくと良い。これを21日間継続すると習慣になる(p78、84)
・集中力は特別な生まれつきの才能ではなく、誰にでも備わっている、好きなことには誰しも集中する(p96)
・人は、wantの物事ならば、自然と集中するが、mustの物事は嫌々なので、なかなか集中できない(p100)
・会社を好きになるか、好きになれないならば辞めるしかない。嫌いなものを好きなものに変えていくのが集中のスタートライン(p104)
・すぐにかたづけられる仕事をこなしていくと、いつのまにか集中状態に入っていく(p115)
・英語の勉強は、英単語かは始めるのが鉄則、長文問題をとくことで成績を上げようとすることが時間効率が悪くなる(p130)
・できないことが悪いのではない、できないし好きでもないのに、その分野にしがみついていることが悪い(p165)
・成功する人の特徴は、いち早く自分の才能がどこにあるのかを見極めて、その分野に集中して努力できるということ(p167)
・成功する分野を見つけるには、どの分野なら、自分は絶対に成功できないか、を知ること(p172)
・成功するために必要なのは、「あなただけの成功法則」を発見すること、成功は、特殊解の世界のものだと知ることが成功への第一歩(p186)
・目標は具体的である必要がある、具体的なアクションプランになっていなければ、何もしないのと同じ(p217)
・集中できる人は、細かい目標設定が、すでにできている人(p222)
・集中するためには、周囲に「やるぞ」と宣言すればいい(p229)
・いつも危機感を抱きながら生きていたら、それだけで集中できるようになる(p234)
2015年6月13日作成