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靖国史観 日本思想を読みなおす 増補(ちくま学芸文庫)

靖国史観 日本思想を読みなおす 増補 みんなのレビュー

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一つの解釈としては面白いが

2015/01/12 17:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:多礼 - この投稿者のレビュー一覧を見る

靖国神社の意味をその成り立ちから考えることで、首相が参拝することの無意味さを訴えようとしている。海外から非難されない行動を訴えているものだと思うが、なんとなくすっきりしない。
一つの解釈としては、面白いが、第2次世界大戦で、多くの人が国を思い、靖国で葬られることを思い戦ったことに対する意味をどうとらえるのか。腑に落ちないところだ。

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2014/08/09 10:32

投稿元:ブクログ

招魂社が西南戦争による多数の官軍戦死者を顕彰するために靖国神社と改称された。そして、それからは「「天皇のために戦えば、身分や出自を問われることなく、国家によって神として祭られる。」靖国は、官軍すなわち「皇軍」において、徴兵制度によって駆り集められた兵士たちをやる気にさせる恰好の装置だった。」のように靖国神社はきわめて政治的に利用されたのである。それにしても、天皇が靖国神社に参拝されない状態を戦没者を肉親に持つ人たちはどのような心持で おられるのでしょうか。

2015/11/28 20:47

投稿元:ブクログ

元は新書だった本らしい。この本の特色は、思想としての靖国神社のバックボーンを、神道ではなく、儒教/朱子学と規定しているところ。著者によると江戸時代の水戸藩で育まれた「国体」思想が、明治維新を経て、戦前に復活したということらしい。
確かにこの「国体」概念というのは、日本独特のものである。日本は戦時中においても、ファシズムとも君主制とも異なっていた(もちろん、共和制でも民主制でもないが)。その中心にあったのは「国体」という不気味な概念だった。
この「国体」とは、「神話の時代から脈々と継がれてきた、天皇を神と仰ぐ国民体制」と言える。いま国民体制と書いて国家と言わなかったのは、普通の国家体制とは違う、カルト宗教的な心的状態を指しているからだ。神と仰がれているのは「脈々と続いてきた天皇の血」であって、個々の今生天皇が間違ったことを言ったりしたりすることもあるが、それはそれで別だ、という変な考え方である。
靖国神社は「国体」のために死んでいった者をまつっているので、維新の際には最終的に勝利を収めた側が官軍であり、「英霊」なのであり、幕府の側で戦った者は排除されている。
この「国体」思想は現在も表だっては復活してきていないようだが、最近の右傾化した言説が濫用する「日本」という言葉に、奇妙なアニミズム的な観念の重みを感じる。
この本は「ん?」と思う箇所もあったが、まあまあ面白かった。ただ、ちょっと靖国神社そのものについての解説は少なかったように思う。

2014/11/28 02:10

投稿元:ブクログ

小島毅『増補 靖国史観』ちくま学芸文庫、読了。天皇中心の日本国家を前提し、内戦の勝者・薩長の立場から近代を捉えるご都合主義の「靖国史観」、これまで外在的批判は多数あったが、本書は「日本思想史を読みなおす」(副題)ことで、思想史的に内在的に批判する。有象無象の議論をこてんぱんにくさす一冊。

靖国神社の思想的根拠は神道ではなく、水戸学派の儒教にある。靖国は「英霊」を祀るというが、英霊という言葉すらそれは大和言葉ではない。「中国や韓国にとやかく言われる以前に、そもそも、この神社創建の由来は偏った日本史の認識にも基づいているのだ」。

。英霊「観」は藤田東湖の死生観に由来する。そしてそれは朱子学の理気二元論に由来する。藤田は天皇のために戦死した人間の「気」を「英霊」と捉えるが、尊皇の賊軍を参照すれば、ここには幾重もの「ねじれ」がはらまれている。天皇が参拝しないのも道理だ。

「国体」観念も神道ではなく水戸学に由来する。万世一系の天皇による祭政一致国家の理想も水戸学に由来するのだ。「モダンな人」たちがいかに笑い飛ばそうと、多くの人の心を捉える靖国。その虚構のねじれた内面を本書はあきらかにする。

“「国体」「英霊」「維新」、そして二〇一四年の文庫化に際して増補された「大義」という、ことばの来歴の方をたどる”本書は、“言葉の使い手ではなくかかれたもの自体の方を主体として哲学を構成しなおしてみせたデリダ的な営為”(与那覇潤・解説)。

2015/05/13 12:07

投稿元:ブクログ

善悪,正逆を問わず慰霊鎮魂する神社とは全く異なる靖国時神社は,皇紀2600年を振りかざすも,実は水戸学から後にしか史をもたないものだとわかりました.

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