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2015/06/04 09:32

投稿元:ブクログ

 あの頃は良かった――、そんな憧憬が日本社会を席巻した。〝昭和〟を懐古するメディア作品の流行である。『ALWAYS 三丁目の夕日』や『東京タワー』、『フラガール』などの映画に加え、『プロジェクトX』といったテレビ番組も一世を風靡していた。こうした一連の現象=「昭和ノスタルジア」を俎上に載せたのが本書である。
 まず、作品の解釈として面白い。上掲の作品の他にも、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』や『20世紀少年』を取り上げている。これらの作品を構成するナラティブ(話の組み立て方)が「敵対性」や「ヘゲモニー」といった観点から分析される。ここで各作品内の構図が浮き彫りになる。
 そしてこの構図は、各作品をめぐる言説(批評や感想など)の様相と対照される。知識人の批評から2ちゃんねるの書き込みまで、幅広い言説を検討している。作品内の仕掛けはさておき、観客はどう見たのかを捉えるのである。
 この二つの分析から、〝昭和〟に向けられた多様な眼差しが剔抉される。この着眼点は斬新である。つまり、分析の手法としても面白い。
 上掲の作品が好きな人、〝昭和〟にそそられる人、言説分析に関心のある人などなど、広範な人が楽しく読める本だと思う。多様な面白さがちりばめられた一冊です。
(ラーニング・アドバイザー/国際 OYAMA)

▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1620633

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