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ぷらぷらと本屋を回ったとき、この本が平積みになっているのを発見。でもお金がないから止めておこうと…。
その後不快なことがあり、これは買って帰らないと収まりがつかないとコンビニでお金を下ろしてきたのでした。
が、さっき見かけたであろう場所にいっても見つからずムキになってぐるぐる歩いたけど発見できず。
結局は検索機を使って棚に一冊だけあったこの本を買ったのでした。
あの平積みは幻?!
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白血病で死んでしまった息子と生前交わした約束。それは、死んだ後も自分という存在があり、死後も世界の続きがあると証明するというもの。そしてある日、私は息子の仏壇である光景を目にしたのです。
こちらの本は怖い!というより、二巻の様に不思議な話だったり、優しいような、感動するような話が多い。このシリーズは交互に怖い巻、不思議で感動する話という風に調節しているのだろうか?怖かったのは「関西の女」。家賃が破格の安アパートには何かいわくありげだがそこに出る、女が非常に謎深き。といったところ。何があったのか、語り手が調べていないので、真相は闇のなかだが語り手の男が酔っ払っていることに起因しているようなので、酔っ払った男に何かされたのか?妊娠したなどと言っていたので、恋仲だったのか……。妊娠したが認めてくれずその果てに絶望し死んでしまったなどいろいろ邪推できるがどれも推測の域を出ない。 この幽霊の不気味さが際立つのは同じ部屋に複数人酔っ払いがいた場合全員の袂に同じタイミングで出て、同じ行動を仕掛けてくるというところだった。どのような状態で話しかけ、肩をたたいているのか想像するだけでゾッとする。まさか、分裂しているわけじゃあるまいな?と考えて背筋が寒くなった。
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17編からなるホラー短編集。表題作である『息子の証明』は、白血病で亡くなられた息子さんの話。生前、「お母さん、僕は死んだ後にも心が残るのか、その後の世界があるのかどうか、物を動かして知らせるから、それで証明してみせるよ!」と約束してくれた息子さん。その死後に起こった、不思議な出来事が綴られている。また、その息子さんが生前、日々の想いをネット上に書き綴ったものが、『ワイルズの闘病記』として出版されているらしいので、そちらも機会があれば読んでみたい。