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※7巻~11巻の感想をまとめてこちらに。
ふたりが結ばれても結ばれなくても、これは恋のはなし──。
最初そう言ってたから、一体どんな衝撃の結末を迎えるんだろう!?って期待してたんだけど…
また超ベタなところに落ち着いたもんだ。笑
二人が出会ってから4年が経ったある日。急転直下、真一は遥に恋して…
以降これまでとは一転して、恋するオッサンのラブコメ漫画と化したw( ̄▽ ̄)
この恋を進展させたくて関係に変化を望む一方で、いつまでも変わらず皆と一緒にいたいと、不変を願う気持ちもどこかにある。
それでいて時の流れと共に変わらないものなんて、やはり何一つないんじゃないだろうか。
だからきっと、みんながあの家を離れてくのも、子どもたちのそれぞれの恋がうまくいかないのも、本当は真一のせいってわけじゃない。(´_`)
なので、杉田くんに対する真一の態度は、あれで良かったんだと思う。
大人だからとか下手な言い訳で、ヘンに大人ぶってみせて杉田くんを子ども扱いしてナメてたら、多分決着なんてつかなかったと思うし。
そこは大人げなくてもいいじゃない?同じ女に恋した男同士の闘い!ってことでさ。
まぁ最終的に勝敗を分けた要因の一つが、経験値の差であることも否めないけど。(^-^;)ゞ
もともとは真一の生い立ちや幼少期の特殊な体験が、遥の人生とダブるところがあって、その同情から始まった関係…みたいなところもあったんだろうから。
けっこうな年の差(21歳差!)恋愛ということもあって、同年代同士の恋人たちほどには、恋の実感ってそんなになかったよな?って印象。
でも恋だけじゃない、あるいはそれ以上の愛とか家族ドラマとか、なんかもっとスケールが大きくて深いものを読ませてもらった気分。
だけど、いちばんシンプルな答えとして…
やっぱりこれは、恋のはなし。
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入院していた母親の突然の帰宅に戸惑いを隠せない遥。その母親が取り乱したとき、遥を守ろうと必死になるけれど、どうにもできない杉田。そして、駆け付けた真一は初めて遥に対する本当の想いを語りだす。恋と呼ぶには幼かった感情と恋とは呼べない同情の気持ちから寄り添ったふたりが辿りついた結末とは…。そう…これは恋のはなし。ついに完結!!!
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10歳の少女と31歳の小説家の、恋のはなし。
ありえんでしょー
犯罪でしょーー
って設定なんですが
そうじゃない。
美しい!
美しいんです。
人に恋をするってこういうことなのね。
人を愛するってこういうことなのね。
そんな感じ。
残念ながらエロ要素は一切なしですよ。
これは恋のはなしなのです。
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途中やきもきさせられましたが完結!
なるほど恋のはなしです。
その顛末はどうぞ本巻で確かめてください!
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ありえない年の差の話なのに、大人の恋の話。「家族」「愛」がきちんと描かれた秀作だと思います。
表紙もふたりの距離がきちんと描かれていて、読み終えて清々しい気持ちになりました。
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主要キャラクター
内海真一 森本遥
大垣薫 里見秀治 杉田真宏 曽野原詩子
31歳の小説家と、10歳の少女の恋物語。全11巻。
年齢差だけでみると単なるロリコンで犯罪行為な設定だけれども、男女の愛よりも、人情味のある繋がりを重視して描かれているので、きれいな展開。
変な出会いで、変な関係の中、正しく生きている感じ?
周りで支える友達も含め、大家族の様に集まりあう姿はうらやましくもある。
でもどこか好きになれない作品。
作り話の中だけならば、禁断の恋は描かれていてもいいと思う。けれどやっぱり、10歳の少女を21歳も年上の男が女として見ると言うには無理があって、その無理を納得させるだけの説得力に欠けていると思う。
遥の小中学生期が作品のほとんどを占めていて、二人の間にある感情が同情と家族愛にしか思えない。遥からすればそれは幼い恋心だったかもしれないけれど、真一さんが遥を女性として愛していると言うのが、あまり見えてこない。
真一さんの女性関係、遥に告白して来た先輩、まーくんに連れ出されて一晩帰って来なかったこと等、もう少しページ数を割いて丁寧に描かれていれば、読み手もハラハラさせられたけれども、どれも案外あっさり解決して強弱に欠ける。
ラストにはがっかり。どう言うわけか二人の間にはもう遥と同じ年くらいの子供が出来ていてと言う展開。年の差の大きいカップルの話が描きたかったと言うのは理解出来るし、キャラクターも悪くないと思うけれど、作品の構成や練り具合がイマイチな印象です。
あと、真一さんの恋愛小説は、実体験と同時進行ではなく、もっともっとおっさんになって、自分の娘が成人した頃に、回顧録的に発表する感じの方がいいんじゃないでしょーかねーと。