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電子書籍
心病んだ人たちの、一生懸命生きた人たちの、レジリエンスの物語。
2023/06/14 13:23
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の病は、目に見えない。
サボっているだけだろう。
弱い人間がなる病気だ。
社会には、まだまだ大きな偏見がある。
農家の次男で自己主張が苦手な由人。専門学校で知り合った恋人からひどい振られ方をした上に、会社は明日どうなるかわからない。会社の先輩のススメで心療内科に行くことに。
絵を描くことが好きで好きで堪らない少女・野乃花は、高校の教師のツテで絵画教室に通えることに。貧しい家庭で育った彼女には夢のような話だった、はずなのに運命が大きく野乃花の人生を予期せぬものにしてしまう。
長女を幼くして亡くした反動で、母に極端な過保護な育てられ方をした正子。
三人が、それぞれの家族、友人、恋人等との関係性の中で心を病み、一時は死を考える。
うつは、時に死に至る病となる。
現代の治療の最先端は、薬中心の一方的な対面治療から、本来その人が持っている回復しようとする人間本来の力、生命力、レジリエンスを、人との関係性の中で引き出して行く方向になっている。
三人の主人公が、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて辿り着いたところ。
心病んだ人たちの、一生懸命生きた人たちの、レジリエンスの物語。
電子書籍
一生懸命生きた人たちの、レジリエンスの物語。
2023/05/02 10:27
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の病は、目に見えない。
サボっているだけだろう。
弱い人間がなる病気だ。
社会には、まだまだ大きな偏見がある。
農家の次男で自己主張が苦手な由人。専門学校で知り合った恋人からひどい振られ方をした上に、会社は明日どうなるかわからない。会社の先輩のススメで心療内科に行くことに。
絵を描くことが好きで好きで堪らない少女・野乃花は、高校の教師のツテで絵画教室に通えることに。貧しい家庭で育った彼女には夢のような話だった、はずなのに運命が大きく野乃花の人生を予期せぬものにしてしまう。
長女を幼くして亡くした反動で、母に極端な過保護な育てられ方をした正子。
三人が、それぞれの家族、友人、恋人等との関係性の中で心を病み、一時は死を考える。
うつは、時に死に至る病となる。
現代の治療の最先端は、薬中心の一方的な対面治療から、本来その人が持っている回復しようとする人間本来の力、生命力、レジリエンスを、人との関係性の中で引き出して行く方向になっている。
三人の主人公が、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて辿り着いたところ。
心病んだ人たちの、一生懸命生きた人たちの、レジリエンスの物語。
紙の本
心病んだ人たちの、一生懸命生きた人たちの、レジリエンスの物語。
2023/04/26 10:45
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の病は、目に見えない。
サボっているだけだろう。
弱い人間がなる病気だ。
社会には、まだまだ大きな偏見がある。
農家の次男で自己主張が苦手な由人。
専門学校で知り合った恋人からひどい振られ方をした上に、会社は明日どうなるかわからない。
会社の先輩のススメで心療内科に行くことに。
絵を描くことが好きで好きで堪らない少女・野乃花は、高校の教師のツテで絵画教室に通えることに。
貧しい家庭で育った彼女には夢のような話だった、はずなのに運命が大きく野乃花の人生を予期せぬものにしてしまう。
長女を幼くして亡くした反動で、母に極端な過保護な育てられ方をした正子。
三人が、それぞれの家族、友人、恋人等との関係性の中で心を病み、一時は死を考える。
うつは、時に死に至る病となる。
現代の治療の最先端は、薬中心の一方的な対面治療から、本来その人が持っている回復しようとする人間本来の力、生命力、レジリエンスを、人との関係性の中で引き出して行く方向になっている。
三人の主人公が、苦しんで苦しんで苦しみ抜いて辿り着いたところ。
心病んだ人たちの、一生懸命生きた人たちの、レジリエンスの物語。
紙の本
クジラに会うまでの野々花の人生がすごすぎる
2021/02/25 22:16
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
由人、野々花、正子、3人の主役たちが湾(おそらく錦江湾)に迷い込んだクジラを見学しているうちにもう一度やり直してみるかという気になってというのがこの話の結末、そこへ行きつくまでの三者三様の物語に惹かれてゆく。由人は恋人ミカに振られてしまう、最後は元の鞘に収まるかと思ったけれど、そんなに世間と窪氏は甘くない。デザイン会社社長・野々花の壮絶すぎる人生、正子が初めて出会えた友人・忍との悲しい別れ。正子が実の子を捨てた野々花に「子どもは優しくされたくて生まれてくるんじゃないんですか」と詰め寄る、野々花は私も子どもだったからと言い訳するが正子は聞かない。そんな正子は親に大切にされていないわけではないけれど、死んだ姉の身代わりにされているのではないかと苦悩している、生きてゆくって本当に辛いことが多いよなあ
紙の本
人間になっていく話
2016/07/26 23:37
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
失恋と激務でうつを発症した会社員の由人。
自分の会社が潰れた女社長の野乃花。
親に恵まれなかった引きこもり少女の正子。
みんな傷付き、人間を止める寸前。湾に迷い込んだクジラを観に行く過程を通して3人がそれぞれ心に折り合いを付けて人間性を取り戻していく。あらすじにある通りただそれだけのストーリーなのに、なぜだかストレートに胸に響きます。
紙の本
「生きるとは何か」について考えさせられる傑作!
2016/02/17 09:03
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、窪美澄氏の代表作「ふがいない僕は空を見た」に続く代表作で、山田風太郎賞を受賞しています。仕事に疲れ、恋にも破れた一人の若者と会社を経営に四苦八苦しながら苦境に立たされる女社長。この二人が「死」を覚悟して、人生の最後に、浅瀬に迷い込んだクジラを見に行きます。その途中、偶然にもやはり人生に悩みを抱える女子高校生に出合います。人生の中で大きな挫折を経験した三人の主人公が語る「生とは」、「死とは」、「人生とは」。読者には「生きるとは何か」ということを改めて考えさせてくれる傑作です。
紙の本
人生いろいろ
2022/06/09 10:37
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋人のミカに振られた由人。彼が勤めるデザイン会社は忙しく休みなく働いていた。そのため身体を壊し、鬱病に罹ってしまった。一方、彼の勤めるデザイン会社の社長・野々花は相次ぐ単価減や仕事のミス等により、倒産寸前であった。会社とともに人生に終止符を打つつもりであった。その覚悟を知った由人は社長が湾に迷い込んで身動きの取れないクジラを見に行く旅に同行する。目的地の途中で彼らは少女と出会う。少女もまた人生にピリオドを打とうとしていたのであった。少女に何があったのか、そして彼らの旅の行方は・・・・・。
生きることの難しさ、過去の後悔等を乗り越えて新たに生きることへの希望を見出そうとする人たち。ちょっと応援したくなりましたね。
紙の本
大海原への旅立ち
2020/01/10 22:47
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
年齢も境遇もバラバラな、3人の男女の旅に心温まります。入り江から抜け出したクジラのように、それぞれが再出発するラストも清々しいです。
電子書籍
現在の疲れ切った人たちの共感を呼ぶ作品
2019/05/06 08:11
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
商品説明の通り、三者三様の苦しい人生が1章ごとに丁寧に描かれ、第4章でようやく三人が迷いクジラのいる湾に向かい、そこでお世話になった家のおばあさんや長男の雅晴の肉親を失った心の傷や迷いクジラの悲哀に触れて、とにかく生きて行こうとよろよろと立ち上がる過程が心に迫ります。たかだか数日クジラ見たからって彼らを取り巻く環境が変わるわけでも、彼らの心の傷が癒されるわけでもないのですが、ほんの少しの休息の後「もうひと頑張りしてみようか」というだけの力を得た感じですね。これで大丈夫というわけじゃなくて、きっとこれからも薬飲んだり、どこかで泣いたり、拒食症になったりとかしながらふらふらと先を生きていくであろう未来が目に浮かんでくるようです。きっとそういうところが現在の疲れ切った人たちの共感を呼ぶんだろうなと思わずにはいられません。
紙の本
まだ続くみたいですね
2015/09/23 13:15
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投稿者:RASCAL - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがに続・終物語、西尾さん本人があってもなくても良かった話というだけに、実にとりとめのない。臥煙遠江さんが初登場、いきなり暦くんと混浴。強いて回収された伏線といえば、花物語で男になっていた忍野扇か、でもこれで説明付いているのかな。いずれにしても全18冊、長い間暦くんたちに振り回された自分としては、感慨深いものがあります、、、って、「接物語」って何だ!ネクストシーズンって何だ!
電子書籍
迷い込んだクジラと見る三人
2021/11/12 22:41
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
三人は、それぞれの事情や過去を持っていて、三人ともそれぞれの苦しみや悲しみを心に抱えている……。一方クジラは、湾に迷い込み、もう命の消える寸前……。象徴してますね……