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ホラーかなぁ……?
2022/12/03 07:48
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーかというと、?が付きます。かといって、ミステリーか……というとちがうし。不思議な現象が起こるお話ばかりです。綾辻行人さんのミステリー小説とはちょっと違った感じの短編集でした
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途中で口をつぐむような不気味さ
2017/02/08 09:23
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投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
気のせいなのか、本当にあったのかわからないようなハザマの不気味さ。街全体に潜む秘密や排他性のようなものが「インスマウスの影」みたいだな、とおもったら、作中にその題名が現れたので面白かった。この先が気になってしまう。
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一応ジャンルとしてはホラーになるかと思いますが、いわゆるホラーというよりは、ちょっと妖しい話くらいの印象です。
なんかちょっとずつリアルとずれている感じが、気持ち悪くもあり作品の魅力でもあります。全体的にシチュエーションを描き出すのが主で、起こってる事態の結末は知らないよ、というスタンスです。この投げっぱなし感を受け付けない人もいるかも。でも文章は軽妙で読みやすし、夢に見るようなホラーではないので、この雰囲気を気に入る人も多いかも。
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擬音が印象的なホラー短編集。さっと読めます。
様々な怪異現象を経験していくも、それを”忘れている”のがなんだか不気味。
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ここ最近綾辻さんの本買い漁ってるけど、これは全く来なかった。面白さもわからなかった。☆1つでもいいくらい。
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現実世界でのホラーではなく、現実世界とは隔てられた空間での、ちょっぴりゾクッとする、不思議な話。様々な擬音と、主人公がたびたびおそわれる目眩によって、現実と非現実の境界線があやふやになっているような感じ。現実的にはあり得ない話でも、この世界ではあり得る、むしろ常識としてに受け止められている。ズレているのは主人公なのか、周りの人間なのか。こんなことを考えながらも、考え過ぎないようにし、内容をそのままストンと受け止めていくと楽しめる作品。
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綾辻さんの著書を読むのは初めてでした(Anotherはアニメで視聴)。いわゆる怖いホラーというよりも、曖昧でもやっとしていて正体がわからない現象への違和感と、その不気味さみたいなものを感じた。主人公の周りの人物たちがどこか不気味なのも読んでいてヒヤッとする。不気味に感じるのは主人公の眩暈のせいなのか、本当に彼らのどこかがズレているのかはっきりしないところも「ヒョオ~~~~ッ」って背筋がうっすら寒くなりました。お気に入りは「丘の向こう」。
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角川文庫版再読。
読むたびにお気に入り作品がいろいろと変わってしまう一冊なのですが(ま、どれもお気に入りなんですけどね)。今回は「六山の夜」が印象に残りました。時期的にもそんな頃ですし。
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『顔』
目眩で深泥丘病院に入院した作家。ちちちと言う音。病室に表れた顔。胃カメラの検査で映ったものは。
『丘の向こう』
如呂塚線と言う線路に気がついた作家。長年暮らしているのにはじめてきく名前。深泥丘病院の看護師・咲谷と丘の向こうからくる電車を眺めているが。
『長引く雨』
降り続く雨。40年前に河原で撮影された写真。橋の下に映った白い点々。深泥丘病院での死体の話。増水した川で作家がみたものは?
『悪霊憑き』
作家が発見した死体。川を流れてきた死体。顔には赤い線が書かれていた。死体は井上真由美。事件前日に悪霊にとりつかれ霊能者・宝月に徐霊を受けていた。徐霊に立ち会った作家。徐霊の際の青い顔の線。徐霊後に宝月と被害者の発した言葉。
『サムザムシ』
妻の実家の葬式にやって来た作家。歯痛に襲われ地元の歯医者に駆け込み治療を受ける。サムザムシを使った治療。
『開けるな』
父親の実家にあった開けてはいけない扉。妻が買ってきたお土産の中から出てきた鍵。実家の扉をあける悪夢に悩まされる作家。深泥丘病院で石倉医師の診察を受けるが。
『六山の夜』
深泥丘病院の屋上から見えるお盆の送り火。普段は5山だが今年は6山で行われる。6番目の山に表れる文字のなぞ。
『深泥丘魔術団』
深泥丘病院で行われる手品大会。そこで行われる手品。最後の手品で舞台にあげられる作家。箱のなかに入り身体がバラバラにされる。
『声』
夜中に聞こえる叫び声。猿という妻。インフルエンザにかかり薬を服用する作家。その夜、作家が見た叫び声をあげる物の正体。
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ホラーかと思って読み始めたけれど、そこまでホラーではない。本当に「奇談」というかんじ。この不思議な雰囲気がなんだかとても心地よかったので、続編も読もうっと♩
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ずっと浮遊してるような短編集だった
『丘の向こう』〜『悪霊憑き』の流れは、不気味で面白かった
咲谷由伊・・・以前も、この名前を聞いたことがある。
ような気がする
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本格ミステリ作家として有名な綾辻行人のホラー小説。
この作家は、ミステリ作品の中にもホラー寄りのものがあります。
なんとなく怖いみたいな状況が続き、解決もしないので、ただただ悶々とするばかり。
なんなんでしょう、この感じ。
アッと驚くトリックで、得体の知れないものの正体とか明かしちゃってほしいです。
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不気味さがじわじわ来るホラー。
結局正体が最後までよくわからないままで終わるのが余計不気味。
某氏の古本屋さんネタが出てきた時はちょっと嬉しくなってしまった(笑)
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1話1話が短いので気軽に読めるのがいいです。
世界観にどっぷりと浸かれます。
夏、ということで、怪談が読みたくなり手にした一冊です。
怖い、というよりは不思議、という話が多かったです。
(2014/07/10)
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【眠る前のあの時間】
どことなく恩田陸の月の裏側を彷彿とさせる。私の記憶は白濁して、とろりと流れていってしまう。せめて、希望がかけらでもあればと強く望んだが、そんなことも無く、群れの中に苦しさだけが残る。