投稿元:
レビューを見る
著者自らの体験を交えて、株初心者にも分かりやすい構成内容。株の本に言える事でもあるが、読んでそのまま真似ても同じ結果にはならず。あくまでも参考程度に読んで、投資のヒントの一つとして見るには悪くない。
投稿元:
レビューを見る
株式投資についての基本的な知識や戦略についてかかれた一冊。
サラリーマンの時間的な制約があるなかでもいかに情報を得て資産形成していくかが本書を読んで理解できました。
株式の投資を始めるにあたってのことやPERやPBRやチャートなど基本となる部分について解りやすく書かれていたのでその点では復習にもなり非常に好感が持てました。
会社の業績や配当を重視した長期的視点での投資について自分なりのルールを持ってしっかりと向き合っていくことが資産形成を成功させるコツだと本書を読んで感じました。
投稿元:
レビューを見る
株価が動く要因
・業績(予測含む)
・金利(上昇すると株価は下がる)
・事件要因
・節分天井彼岸底
・夏枯れ相場
経常利益が黒字は良い、当期純利益は副業込みのこと、直近の経常利益が黒字で次年度以降も10%(最低ライン)〜20%(理想)は価値あり、四季報を見よう
PER=現時点での株価÷1株あたりの利益(EPS[ヤフーファイナンス等参照])
倍数は回収年数になる 10倍以下が基準
PBR=株価÷1株あたり株主資本(BPS)
1倍以下が基準
配当利回り3%以上、優待利回り5%以上、合わせて10%は良い
底値:株価が下落した初値が付き、終値では逆に上昇していて、出来高も大きい場合
1ヶ月以上変化がなく出来高もない
上場来最安値や今年最安値といった節目
売り圧力が強い時は、株主優待や配当金が貰える権利日の翌日や最後の売買日、2013年なら25日が最終日で翌日注文
日々の作業
1:その日の株価の終値をチェック
2:銘柄のニュースチェック、アメリカの市況のチェック
3:該当銘柄の1週間か1ヶ月のチャートチェック、新規銘柄発掘作業
売り時
長い上ひげ
移動平均線と株価が近くなったら
下落傾向
・ヘッジファンドの決算
・5月に売り切って株式市場から離れる(ウォール街の格言)
売りのパターン
・利益確定の売り
・配当金5年分の利益を計出来れば売り注文
・3.5%以上の利回りを選択するなら18%弱の値上がりで利益確定
・ロスカット売り
・3回に分けて下値を買い増す(ナンピン)
・最後の買値のマイナス6%〜12%でロスカット
・配当無配や優待廃止は即売り
指値注文は必須
配当金銘柄の狙い方
・3.5%は欲しい
・これなら20%〜25%の下落なら損しない
・有利子負債が0が理想
・業種によっては借金が必須の企業もある
・経常利益の予想が下落以外
・配当性向が高い
・優待も3.5%は欲しい
・10%近いのはかなりお得
NISAは原則損失を出してはいけない
・バリュー投資でじっくりと下値で購入してのキャピタル狙いか
・高配当株のインカムゲイン狙いか
・IPOが狙い
・投資信託は駄目
相場が悪い時
底値を確認してマイナス5%〜10%の株価で指値
低位株
営業利益や上ひげをチェック
例はキムラタン
少額複数購入でナンピン買いはしない
夜間取引はうまく活用できる
逆指値は便利だが使える会社が少ない
REITは国内なら日本リート、国外ならスプリングリート
おすすめ銘柄
中央自動車工業
荻原工業
ウチヤマホールディングス
マースエンジニアリング
全国保証
理想の配当利回りを考えての下落待ち指値をしている
各パーセンテージにきっちり合わせているわけでもない
買ってはいけない銘柄
急騰銘柄
仕手株銘柄(配当も優待もなく業績も株価も振るわないのに急騰するもの)
成��性の感じられない銘柄(四季報を見て経常利益の予想が一時的な理由等ではなく、下がっているもの)
5月、夏休み、年末の最後の損益確定日は株価が下がるか軟調になりやすいので底値を探る展開である
創立周年企業銘柄は狙い目
投稿元:
レビューを見る
「初心忘るべからず」とは世阿弥が『花鏡』での残した言葉だ。『風姿花伝』の中にも初心が出てくるようだ。「初心忘るべからず」には三つの初心がある。是非の初心、時々の初心、老後の初心これらを忘るべからずと言っている。
どうも「初志貫徹」とは似て非なる言葉のようだ。「初志貫徹」は、“最初に決めた夢や目標”や“思い立ったときの気持ち”のような志を忘れずそれをやり通すことだ。初志貫徹の"初志"と世阿弥の言う"是非の初心"が同じ意味なのかもしれないが、世阿弥はそれを貫徹せよとは言っていない。人生の各ステージにはそれぞれの初心があり、それらを忘れずに経験を生かせということのようだ。
最初に思い立った夢や希望に満ち溢れた無邪気な志。是非やり遂げたいと思う気持ち。このような最初に思い描く志がおそらく是非の初心なのだろう。
ある程度、板についてきて習得するのが楽しくて仕方がないとき。初めて挫折を味わうとき。絶頂期の自信に満ち溢れた時期。スランプに陥って迷走する時期。一つのことに打ち込んでいても常に気持ちが移っていく、このようなことがおそらく時々の初心なのだろう。
物事にはもうし尽くしたということがなく、円熟期においても常に新しい何かが待ち受けている。もしくは安定している時にこそ、今までの初心を忘れずにいたほうが良い。このようなことが老後の初心なのだろう。
一般的に言われる「初心忘るべからず」は最初と最後を取り繕った意味としてとらえられているのではないかな?年を重ねるたびにさまざまな「初めて」を経験するが、それらをその都度乗り越えていくこと、そしてそれらを覚えていて応用すること。これが世阿弥のいう「初心忘るべからず」ではないかな?
世阿弥は室町時代の猿楽師で、芸能の奥義を説いた『花鏡』で「初心忘るべからず」という言葉を残したが、芸能に限らず何かの道を極める極意として応用できる。それは生きる道にも当てはまるのじゃないだろうか。
あれ、本の内容が一切出てこないけど、株の本を読みながらこんなことを考えた。
物事を始めるにあたって初心忘るべからずという教訓が身にしみる時が来るだろうけど、ちゃんと初心を決意しないと忘れるも何もないよな。との思いから始まり、脱線しまくった。
株式については初心が大切だと思う。