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電子書籍
ふったらどしゃぶりのスピンオフ
2018/05/07 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分と整を閉じ込めていた檻がなくなり、何をしていいのかわからなくなっている和章の、ところどころに出てくる心情描写が良いですね。
同じように夜の庭のように閉じたところを歩いていた柊と出会い、少しずつ光がさしていくように二人が惹かれあい、すれ違うその過程すべてを半分涙ぐみながら読み進めて、ラストまでたどり着いた今は、本当に穏やかな気持ちになれました。
紙の本
スピード
2017/11/30 23:36
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
整への罪悪感にがんじがらめになっている和章が柊と交流し、恋愛感情を意識するあたりの描写が良いですね。
柊の前向きさも。
前作より好きなCPかも。
電子書籍
スピンオフ
2016/07/23 11:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ふったら~」では、意外に普通な人だったんだ、と思った和章でしたが、やはり、少し変わってましたね。
でも、一番、印象に残ったのは、石蕗教授のラストシーンでしょうか。無念を抱えたまま、亡くなってしまうので、、、
イラストは、個人的には、あまり好きではありませんでしたが、このストーリーには、よく合ってると思いました。
紙の本
攻の特異な性格。その男はやめとけ! と言いたくなる
2015/09/12 13:48
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投稿者:hike - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売当時に読み、その時はさして印象に残らなかった作品である。前日譚として「ふったらどしゃぶり」という作品があると知り、そちらを読んだらとても面白かった。メインキャラクターの一人が登場する作品として「ナイトガーデン」を読み返した。彼らの背景について知った上で読むとより理解が深まったが、感動するというよりは心配になった。受よ、そんな相手と生涯を共にすると誓って大丈夫なのか、君のように素直でいい若者なら、もっといい人が見つかるぞ……と。物語としては面白いが、メインカップルの未来を手放しで応援する心境にはなれない小説だった。
電子書籍
魂の救済
2014/07/24 02:25
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
【ふったらどしゃぶり】では、整との関係も和章自身も危うすぎて、最後、二人の関係が終わるときも痛々しさが残っていて、和章の内面を覗くのがちょっと怖くて、一瞬読むのを躊躇しました。でもやはり一穂さん、さすがでした。心に刺さった棘は本当にやっかいですね。何かをされたほうの棘も、してしまったほうの棘も、なかなか抜くことができなくて、いつまでもその場所をジクジクと痛ませる。その痛みが新たな道を進めなくさせてしまう。けれど、「一度はものの数じゃない」。一度失敗しても諦めるな。自分の中にもまだ棘が刺さっているのに、柊の前向きさがとても眩しいです。和章を救ってくれたのが柊でよかった。柊を救ってくれたのが和章でよかった。素敵な小説をありがとうございました。
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