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紙の本

寂れた島の秘密に絡めた裏事情的実情

2015/03/01 22:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

秘宝館とはまた何とも下世話な施設が登場するものだと思ったが、本作の秘宝館は独特のオリジナルであり、この世に1つの大切なモノであり、物語に需要な装置である。寂れた島や、そこに暮らす昔ながらの人々に過疎化というリアルな問題を塗しつつ、やっていることは実に開放的で快楽的というところに官能的な妙味を加えた作品と言える。

老齢の要介護者にイタズラされている(というか襲われている)ヘルパーさんが飛び出す冒頭こそ良い掴みなのだが、その後に続く第一章は少々奇をてらい過ぎた感もある。島に潜む、あるいは島の長が隠し持つ異常性愛というか性癖のようなものを示す意図はあるのだろうが、話が進むに連れて割と善い人達であることが判ってくるので、オープニングとしてはやや浮いている気もする。やたらと老人が出てくることもあって「何だかなぁ」という気分にもなるし、いやらしくはあるのだが中途半端で嫌悪が勝る寝取られのようでもある。ただし、話が進み出すのは第ニ章からである。

小玉作品では時折見られるのだが、主人公と恋仲になるヒロインはいるものの完全にメインとも言い切れず、つまりはサブヒロインのキャラ立ちの良さもあって誰々がメインというよりも島の女達がそれぞれに存在感を持っている中で話が進んでいく。島の中ならではの悩みもあれば、一度離れてから島へ戻ってきた人が新たな未来を描いて再び出て行こうとする動きがある。そんな女性達と心と体を通わせながら、島を、島の人々を思い、当初の目的を違えて島に根を生やそうとする主人公だが、勝手な思い込みから勘違い的に女へ手を出す場面が幾度かあるのを見ると、そんな風に男は見られているのかな?といった一抹の寂しさを感じたりもする。

しかし、焦らしを加えた官能描写は総じて淫猥度が高く、もうたまらないとばかりにおねだりを始める女性の淫らな一面をしっかり表現しているのは女流作家の面目躍如たるところか。とりわけ最初はメインかと思ったら中盤以降はねちっこさ満点な熟年恋愛が花開くヒロインの、官能スイッチが入ってからのじわじわ訪れる淫らギャップが官能面でかなり貢献していた。開発されたオンナの貪婪な振る舞いには(開発したオトコの存在とともに)若さでは太刀打ちできない愛と肉欲の交錯があったように思う。

しかし、秘宝館といい、中盤で出てくるオンナを封印していた海女さん熟女(シングルマザー)による、まるで『北斎漫画』のような慰め方といい、こぅ、何とも言えない大衆エロス的なネタを用いながら、そうしたややお下劣とも言える要素が序盤の老人達の再登場とともに終盤でも形を変えて繰り広げられながら、それでいて秘宝館の生い立ちにも絡めて幻影ではなく生身の自分を見てほしい、愛してほしいという純愛にも似た結末へと纏めていくところは巧みであり、読み進めるに連れて印象が良くなっていく不思議な物語でもあった。

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