紙の本
まぶしい人生の物語。
2016/12/14 19:47
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投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを”普通の”男子のお話というのなら、私は普通が欲しかったな。普通に恋してフラれて、普通にバカなことして怒られて、そんな10代が欲しかった。小森谷くんたちがまぶしくて仕方なかった。その一方で、まっすぐ、がむしゃらにいれば、行きたい場所にたどりつけるのかな、と勇気づけられたり。
それにしても、自分の人生を小説にしてもらえるなんて、超贅沢。
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だめだめなところもあるけどイケてるところもある小森谷くん。目の前のことに一直線なところ、周り明るくする雰囲気、弱音を吐かない姿。自分も自分の人生をもっと大事にしながら周りにいる人たちと楽しく過ごしていきたいなと思った。
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うーん・・・まぁ、だから、何?って感じw
なんだろう?さらっとししすぎてるのかな?
小森谷君のモテ度が不思議ww
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中村航さんの本はいつもは半身浴しながら読みたい本だけど、小森谷君はちょっと違った。小森谷君はもちろん、とくに土岸くんとか魅力的な登場人物がたくさん出てくるし、中村節が効いている会話も魅力的。が、実話がもとにって言っちゃうと中村さんのお話ってちょっと違うかな~って。「あ~分かる!」ってことや「あ~、こういうしぐさとか男子好きそ~」とか、中村さんの小説に出てくるセリフやしぐさの描写にドキドキしたり、うなずくのはあくまでそれぞれ読者が想像している世界、お話の中に出てくる想像と自分の知ってる何かがシンクロするからワクワクしているような気がする。
もちろん、素敵なお話ですがいつもとはちょっと違うかな。
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「余命2ヶ月」と宣言された青年へのインタビュを元に書かれた小説、と聞くと感動の闘病記と思うのだけど。
主人公の小森谷くんのキャラクタと著者中村航さんの筆と茫漠とした長身の編集者の思惑(?)が合わさって、こんな「普通の男子の物語」になりました。
いや、小森谷くんの半生は、よくあるどこにでもいる男子の割に意外と盛りだくさんだった気もする。
そして余命宣言されたあとの日々より、ダメダメな前半のほうにこそ彼の正しい魂の物語はあるのだろう。
しかし、あれだ。ぜひともこの茫漠とした長身の元編集者の人生を航さんに描いていただきたいものだ。
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子供時代はともかく、病気になってからは特にサラッとしていて、現実感からかなり離れていて、もちろんこれは小説なんだけど、この中の人達も小説を読んでいるかのようなそんな世界だった。
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小森谷くんが生まれてから30歳くらいまでの物語。おバカだったり浮かれポンチだったりシリアスだったり、波瀾万丈が楽しい。実話がベースって事になってるけど、ホントかなぁ?
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中村航さん、大好きです。言葉の選び方やユーモアのセンスと懐かしさ加減がとても好きです。フツーの男子にインタビューして書いた小説となっていますが、これはもしかして中村航さんご自身のことだったらどうしようとドキドキハラハラしながら読みました。
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これは感動した!!泣いた!!
普通の男の半生とのことだったが、
不良、失恋、浪人、失恋、浪人、失恋、留年、失恋、
そして末期癌・・・普通じゃなかったなと・・・
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男子とはアホな生き物だと3分2思った。その楽観的な考え方、行動力、現実主義。見習いたいと思った。なぜ、男子はずっとつるんでいられるのか垣間見た気がした。
なぜ本を読むのか?
自分に置き換えて、自分ならどう考えるのか、自分のまわりの人の考え方のヒントとして考えたくて本を読んでいるのかもしれない。
この作品は馬鹿話が盛りだくさんだが、素直に羨ましく、色々考えて、心暖まる作品だった。
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14/10/11
映画化されてる話題な著者だったのでちょっと新刊でも読んでみようかな、と思って手に取ったんですが。が。つまらなかったです。
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冒頭───
本当に私たちは幸せでした!
三人の少女が、後楽園球場のラストコンサートで普通の女の子に戻った。入れ替わるようにサザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」でデビューした。世界のホームラン王は八百号を超えて、本塁打を打ちまくっていた。
一九七八年、十月二十二日。
おぎゃあ! とかなんとか、普通の赤ん坊が言いそうなことを、彼は普通に言った。
───
スカートめくりをして女子に頬をひっぱたかれたのは、ぼくが十才の春だった。
家の近くの空き地のそばに止まっていた車の中で蠢く人影が無性に気になり、中を覗こうと興味津々で近づいて、目が合った男に「おい、何見てんだよ」と怒鳴られたのは十五才の冬の夜だった。
都電の電車が後ろから来ているというのに、酔った勢いで線路の上をふらふら歩いて、でかい警笛を鳴らされ死にかけたのは、大学生になった十九才の夏だった。
少年から青年にかけて、男は時として悪戯好きなアホになる。
小森谷君もそんな男の子だった。
フラットで簡単な文章で綴られた、小森谷君の生まれてからの物語。
波瀾万丈な人生が面白可笑しく語られます。
根は真面目なのだが、その方向が時として間違った方向に進みがちな小森谷君。
一度決めたことには、前も後ろも後も先も考えず、一心不乱にのめり込んでしまう小森谷君。
小学校、中学校、高校、浪人、大学と、右に行ったり左に行ったり、立ち止まったり、悪友の影響を受けて暴走したりしながら小森谷君は少しずつ大人になっていきます。
失敗も挫折もたくさん味わった上に恋愛下手な小森谷君だけど、彼の心が折れることはありません。
彼はいつも前向きに物事を考え、一所懸命に取り組んでいきます。
その彼の姿勢が微笑ましく、読んでいて勇気づけられます。
がんと宣告されながら、それでも周りの友だちに心配かけないようにと、明るく振る舞う小森谷君。
そんな彼のそばには、本当に自分のことを思ってくれる友だちがたくさんいたのです。
気持ちが暗く落ち込んでいるときなどに読むと、心が温まる爽やかな作品です。
あらためて、中村航作品をもっと読んでみたいと思いました。
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走り続けては守れないもの、守りたい人がいるから築かなければならないもの。仁義がたりない、という言葉は心に刺さりました。大切な人たちに、大切だと思ってくれている人たちのため。しょうがないけれど、幼少から大人になるまでの話が書かれているので、一つ一つのエピソードが短めなのが、個人的に惜しいなあ。
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ダラーとした若者の話かと思いながら、
それでも面白く読んでいた
後半からドキドキ
ラストはけっこう幸せモードでよかったな
《 知らぬ間に 応援してたよ 小森谷くん 》
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これは実話なのか?小森谷君の生まれてから30歳位までの何気ない日々が書かれている。
2014.11.11