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これってシリーズ第二作目だったんだ。
なかなか面白かった。短編なせいかちょっと簡単にことが進みすぎる気もする。
二人の恋はなんだかんだと成就するかと思ったのに残念。でもきっとそれがまたお話としてはぶれてなくて良いんだろうな
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シリーズ第二弾。
惹かれあう結寿と道三郎ですが、結寿に縁談が持ちあがります。
障害をクリアできないまま、着々と縁談は進んでいき…。
現実的な選択をせざるを得ない結寿ですが、つのる未練にどう向き合っていくのか。切ないですね。
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8篇の短編ですが全体的に、結寿と道三郎の悲恋のお話。前作は全然ハマらなかったんですが、今作は楽しめました☆ちゃんと江戸言葉で話していて、江戸の情緒、四季も素敵でした✨結局、道三郎とは結ばれず、他家へ嫁いでしまった結寿ですが、この辺もこの時代ならでは…の事情が詳しく書かれていて、駆け落ちしてまで貫くことが出来ないのがもどかしかったです…続編もいつか読みたいなぁ。
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結寿と道三郎のまなならぬ恋。二人は、別々の道を歩むことに…。切ない。
「狸穴あいあい坂」シリーズの二作目。
犬猿の仲の町方と火盗改めにあって、
隠密廻り同心の道三郎と、火盗改めのお役に付く家の娘、結寿との
「ロミオとジュリエット」のような恋も、
お互いの想いが伝わり、いい感じに仕上がって来ていたのだが…。
結寿に縁談が持ちこまれ、あれよあれよという間に、決まってしまった。
ままならぬ仲とはいえ、二人は何とか、結ばれるのではと思っていたが、
切ない。
結寿が聡明で、しっかり者とはいえ、
武家の娘という、個人の気持ちなど、二の次、三の次にされる社会で、
どうにも仕方ない事態になってしまった。
収録されている短編には、
ハッピーだけでは終わらない、苦味や悲しみが色濃く描かれた作品が多く、
突き放された感じがしないでもない。
だが、余計、この二人の行く末が気になって、気になって。