電子書籍
作文から離れていた大人に
2015/02/01 22:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:39610000 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか大人になると、仕事上文章を書くことはあっても、自分の体験などを「作文」することは必然的に少なくなる。
そんな時に、ラジオで著者自身がこの本を紹介していたのをきっかけに読んでみました。
小学生向けの授業なので内容は平易ですが、教え方もまたうまい。
「作文」という、おそらくは大多数の子供が嫌がる内容なのに、子供をひきつけ、子供たちから素晴らしい文章を引き出すことに成功している。
そういう意味ではなかなか奥が深い。まずは子供目線で「作文の仕方」として読み、次に大人目線で「教え方・引きつけ方」として読むと二度楽しめるかも。
投稿元:
レビューを見る
子供たちの作文集が、面白かった。
書き方も抗議形式なので、読みやすい。
読書から離れてたので、リハビリになります。
あと、文を書く側からしても、書いた文を見る親としても参考になった。
容易すぎるのが難点。
投稿元:
レビューを見る
五感で感じたことを書く、◯◯はえらい、村上春樹の意味不明な比喩などなど、子供向きの講義ベースでとてもわかりやすかった
上の子には一応読ませたが自分で学んで教えていったほうがよかったかも
子供たちが作文で困っていたらまた読もう
投稿元:
レビューを見る
推薦される作家がすべてすべて男性作家ばかりなんですけど?
これ2014年6月発行だよ?笑
すげえよ。この時代にこの感覚。ほんとすげえ!
投稿元:
レビューを見る
書くことで自分と向き合う。
小学生向けの特別授業を書籍化したものです。単純な文章術ではなく、書くことの大切さを説いています。
五感を通じて自身が感じたことはどんなことでも他人とは違う唯一のものであり、そこに自分というものが存在します。偽らず飾らずに正直に書くことが大事です。
つらいことも、悲しいことも、書くことで自然と冷静になることができ、自分と向き合うことができます。文章がすべてを受入れてくれます。励ましてくれます。
まだ素直で純粋な小学生のお子様にすすめてみるのもよいかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
人は何か書こうとする時、考えたことや思ったことの内容を確認するものです。
ペンで手紙を書く時、直前でペンが止まってしまうのもそのせいでしょう。
書く覚悟のようなものが、その瞬間につかくられるんですね。
書くという作業には、手と一緒に頭と心が動き、考え考え進んでいく同時作業の実感が伴います。その際、頭は物事を筋道立てて理解することに、
一方、心は頭での理解をそのまま受け入れられるかどうか判断することに働いています。
人は書くことでやさしさをはぐくみ、ネガティブな感情を抑制していると言えるのかもしれません。